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SWYに参加したからこそ感じた「属性の消滅」

こんにちは。SWY広報部です。
今回は、2023年度SWYの参加者の声をシェアしていきます!
※参加当時:大学院1年生


寄港地の1つ、高知県での1枚

私は、新型コロナウイルスが流行する前からSWYを知っていて、ずっと参加したくて4年間以上プログラムが再開するのを待っていました。

やっと今回念願の乗船が叶って約1ヶ月間、世界中から集まった仲間たちと多様性の環の中で、濃く深い非日常を共にして私が感じたことは、「属性の消滅」です。 もちろんはじめは日本人同士ですらほとんど全員が初めましてな人たちばかりで、 「学生ですか?」「社会人ですか?」 「大学一緒ですね!」 と探り合いながら始まった事前研修では最初、属性に対する共通点に対して喜びを感じていたように思います。


ファシリテーターも含め様々な国から参加するSWY


本プログラムが始まった時もやはり最初はそうで、 「〇〇国の〇〇くん」「〇〇文化の〇〇さん」 という認識からスタートした共同生活でしたが、それが次第に日を追うごとに、見つける共通点が好きな物に変わり、価値観に変わり、そこに生まれるものは喜びから愛へと変わっていきました。

そうしてお互いの中で最初に認識しあっていたような属性はいつの間にか消え去り、一人ひとりの仲間たちを「個」として尊重できるようになった船の中で築かれていく文化は、僕たちの非日常を日常に変え、豊かな毎日に日々彩りを加えてくれたと感じています。

しかしそういった「属性の消滅」とは決して、その背景を忘れ無視するといった意味ではなく、
「個」を尊重した先にその背景にある文化や属性への尊敬が生まれる
ということで、これは、
「〇〇国の〇〇くん」「〇〇文化の〇〇さん」
という認識から
「〇〇くんのいる〇〇国」「〇〇さんの持つ〇〇文化」
という認識に変わったという意味でした。

そして私はこの変化を、一見小さいようでとても大きな変化だと考えています。

世界中に広がる文化文脈を、身近な友人を軸としながら自分事で捉えられるようになるこの変化こそ、本当の意味でグローバルシチズンシップが育まれたということであり、これは昨今騒がれるグローバル化において、僕たちが常に大切にしておくべき、とても重要なマインドセットだと思います。


出航直後の1枚

最後になりますが、この事業を通してまさしく「夢のような」1ヶ月の中で出会った仲間たちと、自分の中に起こった気づきは一生物の財産となりました。この事業に関わった全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました。


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