swu

どうせまた夜は明けるよ、大丈夫。

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どうせまた夜は明けるよ、大丈夫。

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[ʃ iː / síː]

深い海の中にいるんだ 深くてまだほんのり夕陽が差し込む蒼色の中 沈んでいく僕らを無数のプランクトンが眺めている ここは陸じゃあないから僕らの吐く息は泡となってゆらゆらと上昇するだけだ それを見てプランクトンたちは楽しそうに笑った 彼女の頬には光が伝ったが 見えるはずもない ここは海なのだから そんなことを知る由もないプランクトンたちは 右へ左へ、前へ上へと 同じ方を向いて漂う 僕らだけが、下へ、下へと堕ちてゆく 僕だけが知っている 彼女の笑顔も嗚咽も

    • 雨の日は気分がいい

      "太陽の花" そう名付けられた花が今、私の頭上いっぱいに咲き紊れている。 その表面をポタリ、ポタリと跳ねる透明が、雲の隙間から僅かに溢れる光に透かされてキラキラしていた。 頭には最近の流行りとは程遠い好きな曲を浮かべながら、帰路を辿ってみる。 私の頭上だけがあまりにキラキラしているものだから、ずっと上を眺めながらつい鼻歌を歌ってしまう。 街の真ん中でさえ人が少なくて、どこもかしこもパチパチという音で溢れているものだから、私がか細く鼻歌を歌っても誰も気づかないんだもの

      • 自分で自分の体を愛せないから、この体ごと、誰かが愛してくれたらいいのに。

        • =

          好きという思いと、なぜ私はあの子にはなれないのだろうかという嫉妬心とが、ぐちゃぐちゃに混ざりあっている。もうどうしようもないくらいに。

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        [ʃ iː / síː]

          ﹏﹏﹏﹏

          あのバンドの曲を聴かなくなったのは、どうしたって泣いてしまうから。もう泣きたくない。そう思っていたから。変わらなければならない社会に訴えるべきことを、もう思い出したくなくて、「よく頑張ったね」だなんて歌って欲しくなくて、どうでもよくなりたくて、プレイリストからそっと消していた。なのに、なのにまた出逢ってしまった。あーぁ、嫌だなぁ。思い出しちゃった笑。どうでもいいはずだったのに、ニュースはまだ騒ぎ続けるしさぁ。 ねぇ、いつになったら本当の意味で「どうでもいい」と思える日が来る

          ﹏﹏﹏﹏

          願わくば

          今になっても尚同じことをしている私たちはやっぱり似ていたのかも知れません。伝え損ねたことが沢山あったのも、届くと確証もないのにこの場を使って思い残しを伝えようとしていることも、私たちのはじまりの時と同じように、ここであなたに思い耽ることも。 けれどこれで本当にさようなら。 それでも巡り巡っていつかどこかで私の端切れがあなたに届いたなら。 願わくば、勿忘草を抱えたあなたの門出が良いものとなるように。 ありがとう。

          願わくば

          かえしうた

          返歌のように、今でも私の言葉にお返事をくれていること、ちゃんと知っています。 きっとあの頃と同じあなたの言葉で、あなたの綴り方で、そこにはきっとちゃんとあなたの声が、息遣いが灯っていること。ちゃんと知っています。 "好きですよ、とても。 えぇ、とても好きです。" 叶うことなら抱きしめたいのです。 もう一度あなたに真っ直ぐな言葉を届けて、しっかりとあの日のお返事をしたいのです。 あの日は少し、強く引き剥がしてしまいましたから。 もう少し待てば治るような治りかけの瘡蓋を、無

          かえしうた

          今年もあの花が咲くから、またあなたを想ってしまう。

          今年もあの花が咲くから、またあなたを想ってしまう。

          あなたを殆ど何も知らないまま終わってしまったことが、何よりも大きな後悔かもしれない。

          あなたを殆ど何も知らないまま終わってしまったことが、何よりも大きな後悔かもしれない。

          君はもうなんとも思っていないこと、私は分かっているんです。多分。何も無いと知っているんですよ。なのにまだ思い出してしまう。朝が来るとあの日もこんな朝だったとか、1年前の今日にこんな話をしたなとか、貰ったもの、あげたものにこんな思い出が詰まってるなとか、まだ思い続けてしまうんです。けれど君はきっと気にしちゃいないな。 もしも僕らに続きがあったのなら、。 まぁ、ほんとうのことなんて何も知らないのだけれど。 だって僕じゃ頼りなかったからね。何も知らずに終わっちゃったから。

          もうあの人の拘りに囚われることも無ければ、あの言葉を聞くこともない。それが少し寂しい。

          もうあの人の拘りに囚われることも無ければ、あの言葉を聞くこともない。それが少し寂しい。

          本当は、勘違いでもいいから好きでいて欲しかったよ。あなたに。

          本当は、勘違いでもいいから好きでいて欲しかったよ。あなたに。

          1度、全てを真っ白に。そんな勇気があったら良かった。

          1度、全てを真っ白に。そんな勇気があったら良かった。

          自分の欠点を愛せるように、人からの気持ちを愛せるように、あなたがくれたものにいつか見合えるように。

          自分の欠点を愛せるように、人からの気持ちを愛せるように、あなたがくれたものにいつか見合えるように。

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          最近の私のInstagramが可愛いから見て欲しくなった。 今日はそれだけ。

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          いきるということ。

          人が、死んだ。 つい数日前までは生きていたんだ。 3つ先にあるクラスの、同じ歳の子。交通事故だったそう。 ここには、いなくなってしまった。 あまりに呆気なかった。 私はあの子のことをよくしらないけれど、涙が止まらなくなった。 だってこんなにも人があたたかいから。 冷たくなってしまったあの子を、周りがこんなにもあたたかく想って泣くから。 きっとその涙には簡単に消えてしまう命に対しての・事故を起こした人間への憎らしさも、一緒に過ごした中で勝ち取った記憶を思い還す気持ちもあったの

          いきるということ。