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カラオケで嵐縛りが成立した話


今日大学の友人達とカラオケに行った。

昼フリー10:00〜19:00。
3回ほど休憩も挟みつつ、9時間。
みんなそれぞれ守備範囲は違えど、音楽好きであるからか喉は死んだかもしれないが、案外いけた。「人間意外と歌えるもんやな!」なんて言いながら時を過ごした。


先ほど、守備範囲がそれぞれ違うといった。
それを書き連ねてみればこんな感じ。

友人くん: ボカロ、アニメ、洋楽
友人ちゃん: ボカロ、J-POP
私: アニソン、J-POP全般
何度か話しているカレ: 邦ロックメインのJ-POP

これらに自分達世代で流行っている曲で聴いたことがあればノれるといった具合。友人くんに関しては、動画系SNSで流行ってる曲も含む?と言った感じ?。

この状態でスタートし、それぞれが自分の守備範囲で有名そうな曲や守備範囲から一歩出て有名そうな曲で様子見。ちょっとずつコアなところに踏み入れつつ、明るく盛り上がる曲を中心に午前が終了。午前のハイライトとしては、なぜか盛り上がってくれた私が歌ったASCA『RESISTER』(SAOアリシ後半のオープニング)と友人くんが歌ったAimerの『残響散歌』が"アツかった"らしい。


個人的には、友人ちゃんが歌ってくれた、嵐の『Monster』だ。私が嵐好きなことを知っていて「嵐でも歌うかぁ」と言ってくれたことに喜びを隠せずハモってしまったが、これはまだ序の口。

あと、カレも含め友人ちゃんも友人くんも良い声してるので歌が上手く、声フェチとして耳が幸せだった。友人くんとカレが歌うまなのは知っていたけれど、友人ちゃんが「え?バンドやってた?」てくらい上手すぎてびっくりした。メンバー選定の段階から、良い声見分けることに自信を持てた。

しかしこの段階で割と反省点は多かった。


まず、友人ちゃんとカレはほぼ初対面なのでハラハラだった。カラオケの盛り上げ方を大して知りもしないくせに、ジャンルがバラバラの者達を一堂に介させてしまったことを申し訳なく思った。
次に、友人ちゃんと私が採点派なので採点を入れるも、分析採点のつもりで全国採点を入れてしまってアホなことしたなと思った。


その後お昼ごはんとリフレッシュタイム。

「席交代しよー!!」といいつつ、ルーレット回したのに、ほぼ変わらない。なんなら私は席そのまんま。「歌う順も(ルーレット)まわそ!」といいつつ、それも先ほどの1番手が最後に回っただけという微妙さにみんなで笑って後半戦へ。

色々歌って(雑)16:00頃、再び休憩。

「この席、首右にずっと傾けてないといけなくて痛いから席替えしよ」とカレ。もう1度ルーレットをまわすと、良い感じに席がシャッフルされた。(よく見ればもう1人分ずれただけだったけれど。)
ついでに歌う順のルーレットもまわすと、席の位置でいう、三角の2編が飛び出す形のような、"変則型"になってしまった。(説明下手か、自分)

持ち寄ったお菓子(極細ポッキーとムーンライト)を食べた。友人ちゃんがチョコ嫌いなの知ってたのに、ついポッキー買ってきてしまって反省。でもチョコ嫌い現役の友人ちゃんと元チョコ嫌いのカレがそこと、ヨルシカと、ミセスで意気投合してくれて少し空気が和み、安心した。

「今日夜ご飯どーする?」「でも今日恵方巻きあるからねぇ」「あ、そっか!」「ところで、恵方巻きってちゃんと歴史あるんかな?企業戦略に踊らされた"伝統"ちゃうかな?」とかいう話をして、ググってみたら"江戸〜明治頃、大阪発祥"ということを知った。

そして、後半2スタート。

初っ端は、米津玄師縛りだった。

私は「声低すぎて出ない〜〜」「早口やばい〜〜」と嘆きつつ、なんとか『ピースサイン』を歌い切った。


米津縛りが終わったあと、次なに歌うか?次なに縛りにする?笑 となったとき、友人ちゃんが言った。

「1人ジャニーズ縛りでもしよかな」

すぐさま、「え?嵐?」という私。
「いや、嵐ではないな〜」といいつつ、友人ちゃんは入れた。『ワイルドアットハート』を。

!!!!!!!!!!

テンション爆上がりの私。

前半戦の『Monster』のときですら、頑張って抑えていたというのに抑えきれずに、「次は我も嵐を!」と検索をかける。

しかし、どれでも良すぎて決めれない私。

そこで、【検索結果: 嵐】の人気順で"友人くんが好きな番号"にあるものを歌うことにした。

席の位置的に少々無理があり、「好きな番号聞いて!」と友人ちゃんに伝言を頼む私。また伝言ゲームで「3」と返ってきた。画面を見れば3のところには『One Love』。嵐縛りに加えて、松潤縛りまで成立してしまった。

ここまででもルンルンだったのに、「俺も嵐縛りの方がいい?」と悩み出してくれる友人くん。「ちゃんと歌えなかったらごめん…」「いやいやこの空間で嵐が流れてくれることが嬉しいから全然良いよそんなの!」といって画面に現れた彼のチョイスは『Happiness』。素晴らしい。

そして流れに抗えなかったカレも「長期記憶を信じるわ」と言いつつ、昔好きで聴いていたという『Beautiful days』をチョイス。なかなかにコアな方な曲を選んでくれたことに感動した。

ルンルンでノリノリの私。


あまりにノリノリの私をみてもう1曲、『Troublemaker』を入れてくれた友人ちゃん。
それをみて迷いなく『Love so sweet』を入れる私。

「ちょっと厳しい…」と他の曲を入れた友人くんの手によって嵐縛りは終焉を迎えたけれど、私は超満足だった。


みんな嵐が好きなわけではない。
でも、それぞれがこれまで生きてきた中に嵐がいた。歌えるレベルに嵐の曲を誰もが1曲は知っていた。音楽のパーソナライズ化が進むこの時代に、なんてすごいことだろう。嵐の偉大さを思い知った。


私は普段、カラオケで嵐の曲を歌うことはない。
周りの目を気にして…というよりも、私自身、声が高すぎて嵐の声に合わないのだ。ちゃんと歌おうとすると、1曲のうち必ずどこかの部分で私の独特な高さで歌う部分が出てきてしまう。違和感でしかないので、歌える声の人に歌ってもらうことはあっても、ちゃんと原曲で歌えない私は歌わない方がいいと思ってきた。

しかし今日歌うと、私の"独特な嵐"をみんな受け入れてくれた。ノリノリの私のことも引かずに暖かく見守ってくれて、別に好きでもない嵐の曲を歌ってくれた。嬉しすぎた。


自分はなんて良い友人を持ったのだろう。

一昨日も…というか、最近大学の友人らと会うたびにそう思っていたけれど、今回改めてそう感じた。


数年前の自分に言ってあげたい。

「大学に入ったら人生で1番幸せだ!って思えるくらい、良い出会いがたくさんあるよ。」と。




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