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笑顔の秘密

一昔前というとまあ、アレですが、新技術獲得のために、エレキベースのレッスンを受けていました。

さて、先生には、特定の譜例を見せていただいて、まず頭の中で、その、手順を、何回かイメージトレーニングします。

入ったね?さ、弾くぞっ

このかけ声と共にクリックスタート演奏スタート!

少なくとも10分間は弾き続けます。

演奏を続ける間に、ぶれてきたりつまづいたりしますが、そのまま続ける中で立て直します。

先生も一緒に弾きつづけています。

自分はといえば、理解が曖昧な部分が残っていることもあって、そして、わかっているのに身体がそうは動いてくれない部分もあって、譜面をガン見!どんどん、譜面に近づいていき、丸くなり、表情を強ばらせ、歯を食いしばり

うぇぇ
ひけねーーー
肘いてーーー

なんてことになってるのですが

先生は満面の笑みを浮かべて、ニコニコしながら歩き回っています。

その顔をときどき覗きながらもこちらは必死!

なんとか、様になってきました。

一通り弾き終わると、演奏していた時間分の休憩を取ります。

先生になんで、そんなに笑顔なのかきくと

だって、君がドンドンこれからテクニックを習得していくんだもんうれしいし楽しいじゃん!

と、おっしゃるので、その時はそれで納得し、また、それを弾き続けるゆとりがあるから笑顔でいられるんだな!と、思っていました。

でも、それだけではないことがわかってきました。

先生は笑顔

それに比べて、自分は、真剣に、厳しい表情

つまり、顔に沢山ついている表情を作る筋肉をすべて強ばらせ、

歯を食いしばり、

つまり、頭の側面から下顎に繋がる筋肉を強ばらせ、

譜面をガン見し、

つまり、目の周りの筋肉も緊張させ、譜面に近づく頭を支えるために、僧帽筋という大きな筋肉を緊張させ、

先生は歩いているけど、自分は棒立ち

つまり、小手先だけに集中しすぎて、全体をわすれている。

結果として、腕が動かしにくい状態を自ら作り出していたわけです。

弾けるから笑顔なのではなくて、笑顔でいるからこそ弾ける

うーん逆でした。

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