支援者が知っておきたい「セルフケア」
対人支援の仕事をしていると、「セルフケアはだいじ!!」とよく聞きます。そもそも、「セルフケア」って何でしょう?
定義を調べてみると、
とあります。
自分自身が主体的に健康管理を日常的に行うことでストレスに気づき、必要な対処を講じることで、心身の健康だけではなく、ポジティブさやモチベーションにもかかわる、というようなニュアンスだと感じました。
「セルフケア」日常的に、どれくらい時間や資源を確保していますか?
民間企業の調査によると、8割くらいの人がセルフケアが必要だと感じつつも、45.7%の人は、実際に対処まではできていないと回答しています。
個人的な経験ですが、ソーシャルワーカーになって最初の1,2年は、正直セルフケアどころではなかったように思います。だんだんと、職場以外にも仲間ができ、研修会や飲み会で話すこと、スーパービジョンを通して、学びを深めて引き出しを増やすことで、心の体力も少しずつ増えていったように思います。(でもやっぱり、体力も増減もしますね)
仕事以外のリフレッシュを覚えたこともよかったです。
ヨガやボランティア、専門書以外の読書会など、さまざまな場に顔を出してみることで、視野の広がりや、思考の柔軟体操になったと思います。
心だけではなく、身体のアプローチも有効でした。ヨガを習ってよかったのは呼吸法を習得できたことです。よく、支援でも深呼吸しましょう、というような声かけをすることがありましたが、自分自身で身をもって、心と身体のつながりやその感覚を理解することができました。
私は精神保健福祉士ですが、自分自身のメンタルヘルスは、専門職でもなかなかケアが難しいことだなと感じています。
だからこそ、誰かに頼ったり、ケアしあったり、マッサージや美容院などのサービスも使ったり、私たち自身もさまざまなものを社会資源として使いながら自分をメンテナンスしていけたらいいですね。
▼厚生労働省が提供するメンタルヘルスについて学べるサイト
とても有名な厚生労働省のサイトです。セルフケアの基礎から実践まで学べます。また、管理職の方は、職場のメンタルヘルスについても学べるのでぜひ覗いてみてください。(リンクは3つ目に)
▼相談が必要な支援者の方へ
個別の相談がしたい場合の窓口。
▼自分のストレス対処法を探してみよう
過去イベントの開催報告です。
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