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AIが発展すると中小・個人はブランディングが必要になる


AI時代は商標登録とブランディングが今まで以上に大事になる

先週金曜日、所属しているビジネスコミュニティで30分間のミニセミナーをさせてもらった。
コミュニティの幹部の方から、「商標登録とブランディングのミニセミナーをやってみませんか?」とお声がけがあったのだ。

こういう時、僕の答えは決まっている。「はい」か「イエス」か「喜んで」だ(笑)

僕がこのコミュニティに入ったのは3月。まだ、ほんの数ヶ月。僕のことを知らないメンバーも多い。自分のことを知ってもらえるチャンスだ。断る理由がない。他人の厚意は甘んじて受ける。それがヤマダ流。

せっかくもらった機会。ありきたりの話をするのも勿体ない。なので、最近のトレンド、AIの話に絡めて商標登録とブランディングの話をさせてもらった。僕はAI信者ではないし、ヘビーユーザーでもない。でも、こいつがヤバい存在であることは容易に予測がつく。

そこで一つ。僕なりの仮説を立てた。それが「AIが発展すると中小・個人はブランディングが必要になる」という仮説だ。

AI時代は商品やサービスが均質化する

ChatGPT、Claude、Gemini...。

好もうが好むまいが、今後、AIは発展する。そのインパクトは、「インターネット」を超えると言われている。

AIが発展すると何が起こるか。「商品・サービスの均質化」が起こるのではないか?

AIは過去の莫大な情報を学習している。その莫大な情報に基づいて物事の最適値を教えてくれる。商品の開発においてもそうだろう。そして、誰もがその最適値に向かって商品を作っていく。結果、どこのものも大差がなくなる、均質化するという予想だ。

商品が似たり寄ったりならば、安いものの方がいい。そうなると、安売り合戦、価格競争になる。ただ、残念ながらここは大企業の独壇場で、僕らのような中小・個人には勝ち目がない。

商品の品質や機能で差別化するのも難しい。既にそこは最適値に均質化されている。差をつけようと思えば最適値から外れていくことになるから。

要は、中小・個人は価格での優位性はアピールできず、品質や機能で差別化しにくい時代に見込み客に選んでもらわないといけなくなる。

中小・個人がこういう状況の中で戦っていくツールの一つがブランディングだと思っている。

商品が似たり寄ったりだと自分の商品はたくさんの類似商品の海に沈んでいく。そんな中で自分の商品を見込み客に見つけてもらうための旗がブランドだ。

そして、ブランドを作り伝えていくための方法がブランディング、ブランドを長期的に育てていく上で必要不可欠なのが商標登録。そう考えている。

AI時代に生き残るのはこだわりの強いヲタクかも?!

まぁ、AI時代に生き残っていけるのは「ヲタク」じゃないですか?

「ヲタク」というと馬鹿にする人も多いけれど、彼らはニッチなジャンルのマニアック(狂信的?)な専門家だから。入れ込み具合が半端じゃない。ジャンルがニッチすぎて大企業は入ってこれない。インターネットを使えば商圏はない。日本全国を相手に商売ができる。

これからの中小・個人は、「差別化戦略」じゃなくて、「ヲタク化戦略」だね(笑)