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旅と旅行

旅行は記録に残り、旅は記憶に残る。

偶然知り合ったおじ様がこんなことを言っていた。
僕は旅が好きなんだ、と。

ふと旅行に行ったときのことを思い返してみると
この言葉の意味が少しだけ理解できた気がした。

卒業旅行、新婚旅行、家族旅行。。
「旅行」に行くときは大抵自分以外の「誰か」と一緒にいて、その誰かと時間を共有していく。
「どこにいくか」は、さほど問題ではない。
友達との旅行で結局1番覚えているのは、少し飲み過ぎて爆笑しながら、宿まで千鳥足で向かうあの帰り道だったりする。くだらないことでもたくさん話して笑うこと、時間や感情などの大切な何かを共有すること、そしていっぱい写真を撮ること、これが旅行なのかも。

旅について考える。一人旅、ぶらり旅、、、、
これくらいしか思いつかないけれど、
なんか旅って孤独で自由なのかもしれない。
孤独楽勝民からしたらすごい楽しい。
自分の好きなように、自分の好きなことを、自分のタイミングでできるのが旅の醍醐味で、朝9:00に出発しようと思って寝ても朝起きたら気分じゃないときってあるじゃん、そんなとき、「よし、予定変更」って気軽にできるのが旅だ。
登場人物が自分1人だからこそ、ある意味すごく柔軟な時間になる、とも言えるかも。例えば居酒屋で隣に座った人と勝手に仲良くなる、とか路地裏に隠れていた猫を愛でる、とか登場人物を追加したりもできる。そしてそういうことって意外と忘れず覚えていたりもする。
そんな偶然の出会いや巡り合わせが比較的起きやすいのが旅なのかも。

旅と旅行について考えた。
結局私はどちらも好きだけど、記録と記憶の違いは少しだけわかったかもしれない。
友達と話してて、あのときどこ行ったんだっけって写真を見返すあの現象も、ぶらぶら歩いてて見つけたすごく自分好みの喫茶店はずっと覚えてる理由もこの違いが関係してきそうだ。

そしてあともう一つ、おじ様が言っていた。

いつもと違う道を通って帰ること、これも旅だよ

少しずつ旅行も行きやすくなってきた世の中ですが、なかなか遠くまでは行けなかったり、でも行きたかったり。
旅なら今日の帰り道にでもできそうです。

と言いつつ、私は2人での旅ができないものか、とちょっと考えています。旅行と旅のいいとこ取りをしようなんて結局一兎も得ずかもしれませんが、欲張って生きていきたいのでね、。

とりあえず今日は少し違う道で家まで帰ろうと思います。
みなさんも是非素敵な旅を!

寒いので気をつけてください。

それではまた。


mar.

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