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電車に乗って1週間で7カ国12都市に行きました|ヨーロッパ一人旅


Q.1週間で7カ国行くことは可能なのか?

A.はい、可能です!


Jo napot kivanok!
ハンガリー語で「こんにちは」!

先週はパリにいましたが、そこから1週間で7カ国12都市を駆け抜けてきました。(※出発地のフランス、パリを含む)

ヨーロッパにはシェンゲン協定というものがあり、協定の締結国内では国境管理がありません。
つまり、国を越えて人の移動が自由なのです。
日本のパスポートも対象になっています。

初めてのヨーロッパだったので様々な都市を見たいなと思い、ユーレイルパスを使い電車で各都市を巡りました。

・ユーレイルパスとは?

ユーレイルパスとは、ヨーロッパ中を自由に移動できる鉄道のチケットです。

ヨーロッパに住んでいる人以外は、インターレイルというパスを使用します。

1カ国のみから、2カ国以上利用できるもの、期間も様々なチケットがありました。

アプリがあるので、アプリを使用してチケットの管理や座席予約などを行います。

・予定はどう立てる?

予定を立てるのはとても大変でした!

やることとしては、

①旅行の日程を決める
※何日間、旅ができるのか。日本からの移動も含めて考える。
②行きたい国、都市をピックアップする
※日本からはどこの国に行き、どの国から帰るかもポイント。航空券の値段や時間が異なるため。
③旅程を立てる
④宿泊先、予約が必要な列車があれば予約する

といったステップ。

③の段階では、ヨーロッパの都市の地理感覚も知っていないと予定を立てるのは難しいなと感じました。また「実際にどう回るか」がかなり重要です。夜行列車が使えるとスケジュール的に余裕を持てます◎

最初は自分で旅程を立てていたのですがどうもうまくいかず…ChatGPTにヘルプを求めながら旅程を決めました。

こうすることで都市と都市の適切な周り方は掴めるので、実際にその電車に乗ればいいのかをユーレイルのアプリで決めて行きました。

・実際どこの国と都市に行ったの?

1.フランス・パリ

旅のスタート地点はパリから。パリのリヨン駅からスイス方面に向かいました。

2.スイス・オルテン

パリから向かったのはスイスのオルテン。小さな街でした。オルテンにて宿泊し、1日目が終了です。

3.スイス・ベルン

スイスの首都であるベルン。ベルンの語源が熊であることから熊がいました。赤のレンガが特徴的な街です。街には赤色のトラムが走り、赤レンガの赤とトラムの赤と、赤い街でした。

4.スイス・ルツェルン

ピラティス山が見える湖に面した街です。駅周辺は新しい建物が多かったものの伝統的な街並みも見られました。スイスの観光地は2都市行きましたがどちらも観光客が多かったです。

5.イタリア・ミラノ

2日目の夜にスイスからミラノに到着しました。ミラノは観光地が少なく個人的に街はあまり綺麗に思えませんでした。写真はミラノガレリア。PRADAの本店があったりと煌びやかでした。

6.イタリア・ローマ

3日目の朝はミラノからローマに移動です。ローマには昼頃に到着しました。
ローマは見どころが多く、半日ほどのスケジュールはカツカツ。イタリアの首都かつ観光地ということもあり、観光客が多い街でした。新しい地下鉄の整備など工事も多くやっていたので今後より便利になる印象を受けました。

7.イタリア・ベネツィア

4日目の朝にローマからベネツィアに移動。南下したイタリアを北上します。
「リアルディズニーシーじゃん」という幼稚なファーストインプレッションでしたが、洪水している箇所もあり地球温暖化の影響や、街に対しての観光客が多くオーバーツーリズムなのではといった印象も受けました。

イタリアの3都市を2日間で駆け巡り、4日目の夜は夜行列車に乗りイタリアを出てヨーロッパを北上しました。

なおイタリアは各観光地が電車で3-4時間ほどかかるので、ゆっくり行くのがいいと思います。

8.オーストリア・ザルツブルク

夜行列車で着いたのはオーストリアのザルツブルク。モーツァルトが生まれた街です。コンパクトで落ち着いた街でした。すぐ隣がドイツということもあり、食べ物はドイツの影響を受けているように感じました。

9.ドイツ・ミュンヘン

ザルツブルクから2時間ほど移動して向かったのはドイツのミュンヘン。近代的な建物と歴史ある建物が入り混じった街で、観光客も多くいました。観光地がコンパクトになっており、マーケットがやっているので食事もそこで済ませられました。ドイツで食べたソーセージは美味しかった…。

10.チェコ・プラハ

5日目の夜にプラハに到着。夜に到着したこともあり、駅の周辺は若者の溜まり場になっていました。これは治安悪そう…と思ったのですが、ブルタバ川中心の旧市街地はとても綺麗でした。東ヨーロッパということもあり、ヨーロッパとシベリア方面の文化が入り混じった街でした。今回の周遊した都市で一番良かったです。

11.オーストリア・ウィーン

ミュンヘンとプラハを経由してオーストリアに戻って来ました。ハプスブルク家の帝都として栄えた都市ということで宮殿がとにかく多く、煌びやかな街です。地下鉄、トラム、バスと公共交通機関が豊富でした。
個人的ビックリは、スマホのネット回線が3Gだったことでした。。

12.ハンガリー・ブダペスト

最終日の7日目に到着したのがハンガリーの首都ブダペスト。ウィーンからは電車で2時間半ほどです。ドナウ川沿いを中心に旧市街地があります。再び川辺の街に戻って来ました。

地図に路線図を出してみるとこんな感じ。

トータル3,300キロほど、約35時間移動していました。

飛行機で効率的に回るのもいいですが、ヨーロッパは電車を使って各都市(国)を回ることもできるので不思議な感覚でした。それだけ人の行き来が活発なんだと感じることができました。


・ヨーロッパの電車あれこれ


ヨーロッパの駅には改札はなく、駅員さんが見回りに来た際にチケットを提示する仕組みです。
日本の場合は改札のウチとソトという形になりますが、ヨーロッパはそれがなく人が行き交う場所なんだなと感じました。
各都市の駅は基本的に天井が高く、歴史ある建物でした。降り立った時の駅の雰囲気の違いも感じられるのも電車旅の面白さなんだと思います。

電車には充電のコンセントやお手洗いが基本的についているので不自由しません。Wi-fiも電車にはよりますがついていて快適に過ごせました。
夜行列車はシャワーもついていて、追加料金なしで使えました。

ただ列車が発車するホームの番号は、出発の20分ほど前にならないと表示されないので時間に余裕を持って行動する必要がありました。座席指定をしなくても空いている席には座れる仕組みなので、早めに行ったほうが席を確保できます。

国境を越える時は、警察が見回りに来てパスポートを提示する時がありました。全部の国ではなかったですが、2回ほどはパスポートを出した記憶があります。

電車内の治安は良く駅員さんが定期的に見回りしているので、1人でも安心して乗っていられました。

車窓からの景色も美しく、移動自体も楽しめた旅となりました。

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