「問題」と「課題」の使い分けを意識して、論理的に問題解決できるようになる
こんにちは、スカイディスクの小林です。
先日、弊社SaaS事業部長畑村の記事中で、スカイディスクの価値観として「問題があるのはよいことである」ということが言及されていました。
そこで今回は、チームにメンバーが増えるときに、オンボーディングの一環として聞いてもらっている、「問題」と「課題」の違いの話について、ご紹介します。
前置き
「問題」と「課題」。一見同じような意味を持つ単語に見えます。実際に私も、意識して使い分けるようになる前は、「話し相手が問題と呼びたがりなのか課題と呼びたがりなのか」空気を読んで使い分けるのが社会人!みたいにしか考えていませんでした。
使い分けの理由
この2つの言葉の解釈には色々な意見があり、別にどれが正解で、どれが間違っている、とかはありません、というかどう捉えていただいても結構です。
モノによりますが、辞書で調べても同じようなことが書いてあったりします。
使い分けを意識することで、問題発見能力・問題解決能力を向上させることが目的です。
言葉の定義
問題とは、現状と理想の状態とのギャップであると定義します。つまり、現状把握と理想の状態の定義が重要です。
対して課題とは、理想の状態を実現するための打ち手につながる、超えなければならない具体的な壁のようなものです。故に、解決しても理想の状態に近づかないものは、課題ではありません。
整理すると、次の図のようなイメージです。本来は、数字の順番通りに、課題まで到達する必要があります。
問題はギャップ、課題は問題があって初めて描けるもの。ということで、WHY - HOWといった関係が成り立ち、全く別物であると捉えることができます。
間違えるとどうなるのか
よくあるのが、背景(つまり、1〜3)が全く不明のまま、課題だけ与えられたり、実行してしまったりするシチュエーションです。
ここで、実際に社内で説明するときに使っている例え話をします。
この話のオチは、「想い人の好みは痩せているとか全然関係なく、実はもっと違うポイントだった」ということになります。
つまり、この友達は、問題を正しく設定しなかったために、思い込みから勝手に「減量しなければ!」と全く関係ないアクション(課題になっていない)を実行してしまった、ということです。
まとめ
今回は、「問題」と「課題」の違いと、論理的な問題解決の手法、サボるとどんなことが起こるか、ということをご説明しました。
スカイディスクは社風として「問題がわかっていること」を非常に好意的に捉えており、問題を正しく捉えることを非常に重要視する文化があります。
最後に
「問題」を正しく捉え、論理的に問題を解決する文化に魅力を感じる方、ぜひスカイディスクご検討ください。積極採用中です。