【読書感想文】童話マトリックスによる習慣術

自己分析の一環として、「分類」するやり方にずっと関心を持ってきました。

会社の研修で実施したソーシャルスタイル診断に始まり、ストレングスファインダーやビッグファイブ、エニアグラムなど、定期的に診断を受けて、自分の思考の癖や価値観を確認して生活に生かそうとしていました。

人を何種類かに分類するなんて、そもそもが賛否ありそうだけど、あくまで自分の表出した一面として、言語化できていなかった癖や思い込みを自覚できることで、生きやすくなる側面も少なからずありました。

自分と違う診断結果を読むと、合わないなと悩んでいたあの人の価値観が覗き見できるようなこともあり、そうかこういう人もいるんだなと、いい意味で距離を取って付き合えるようにもなりました。

ところが、「自己分析」の範疇では自分そのものの性格や価値観はわかるけど、実際の「行動」に結びつくにはもっといろいろな要素があると思っていました。
やりたいこと、やりたくないこと、やったほうがいいと思っていること、やらない方がいいと思っていること。

同じ「やる」でも、やりたいからやっているのか、やった方がいいと思うからやっているのか、
はたまたやらない方がいいと思っているのについやってしまうのか。
「やらない」にも同じだけのパターンがあると思います。

このパターンの組み合わせもそれぞれあって、「やりたいけどやらない方がいいと思うのでやらない(衝動買いとか)」
「やりたいと思ってないしやらない方がいいと思っているのについやってしまう(夜更かしとか)」
「やった方がいいと思っているのにやりたくないのでやらない(英語の勉強※私の場合)」
とか。

行動するしないの裏には、いくらでも複雑な事情(感情、思考、環境…)があるから、自分の性格や価値観だけでは説明がつかないと思うのです。

そんなことを考えていたちょうどその時、読んでみたのが、

性格4タイプ別 習慣術(古川武士氏)

簡単にいうと、やる気の源と実行パターンの組み合わせで分類し、それぞれに合った方法で習慣化(行動を続ける)しましょうという作戦。
やる気の源は、「楽しいこと(キリギリス)」なのか、「やらなくてはいけないこと(アリ)」なのか。
実行パターンは「コツコツ(かめ)」なのか、「一気に(うさぎ)」なのか。

2×2で4パターンに分類しています。
私はうさぎ×キリギリスでした。

もちろん、アリの一面もかめの一面も自覚しています。
でも、やっぱり「楽しいこと」「やりたいこと」が一番の原動力だし、やれることは一気にやるタイプ。根っこはうさギリスだな〜と納得。

さっき、行動の裏にはいくつもの事情があって…と考えたことを書きましたが、
「やらない方がいいかもしれないけど、とにかくやりたいからやる!」というのは、キリギリス的考え方。
「やった方がいいから、やりたくなくてもやる(やらないとかえって不安だしストレス)」というのはアリ的考え方。
少し、系統立てて考えられるようになりました。

あと、一度やりたいと思って始めたのに、数ヶ月経ったらぱったりやらなくなって、また数ヶ月後思い出したかのように始める…
というのが私の三日坊主パターンなのですが、
これはうさぎが出てきているのかな〜と。

やりたいことは集中してやるんだけど、一気にエネルギーを注ぐので長続きしない。
最初からほどほどにしておけばいいとか単純なものでもなくて、それが自分の心地よいパターンだなと認識。

ちなみに、かめギリスな夫は、毎晩ちょっとずつゲームを進めて、ちゃんとクリアする。
私はクリアする前に飽きちゃう(笑)その分むやみに夜更かししたりしません。

普通に考えて、うさぎもキリギリスも童話的には負け組なので、持ち前の力としては弱いんだと思うけど、
それを自覚したうえで、
一気に進められるところはやっちゃう!自分で飴と鞭を使い分けて最初の一歩にこじつける!
そうしたら、先延ばし癖も少しはコントロールできて、三日坊主の自己嫌悪からも逃れられるのかもと思いました。

私は知識から入るのが得意なので、こうやって自己分析と銘打ってパターンを知り、少しずつ行動を良くしていきたいなと思っています。
数年後、また自己診断したら変わっているかもしれないし。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?