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スウェーデンに来て気づいた日本のこと

スウェーデンに来て6日目。

日本にいたら「当たり前」だと思ってスルーしてしまっていたが、
海外に来るとそれが「当たり前」ではないことに気がついたことがいくつかある。

今回はその一つ、「日本のフルーツは高すぎる」ということについて書こうと思う。

先日、スウェーデンのスーパー「willys」で果物を買ったのだが、これがすごく安くて驚いた。(他のスーパーでも同じような値段設定)

みかん1個:約25円
りんご1個:約60円

特にイチゴやブドウがすごく安い。(買ったら詳細を追記する)

因みに、今日、スウェーデン在住の中国人のおばあちゃんに聞いたのだが、中国の果物はさらに安いらしい...!彼女曰く、中国は広大な土地、人がおり、果物を大量に生産できるかららしい。彼女のおじいちゃん、おばあちゃんも果実の木を持っていたという。

一方、日本では普通、こんなに安く果物を手に入れれない。なんせ、メロンに何千円も出すほどなのだから。

日本の果物が高い理由を軽く調べてみると、
(パッと調べただけだから、根拠までは取っていない)

・市場に出るまでの工数が多い
・高品質水準の選定(少しでも傷が付いていたら捨てられる)
・人件費がかかる
・人材不足(生産者の高齢化)
・JAの政策(戦後発足した体制が今でも維持されている)

また、日本の一般的なスーパーでは、りんごやみかんがバラ売りされていることはあまりないかと思う。

スウェーデンなど海外では、果物は量り売りが基本らしいから、1個からでも買える。これは、一人暮らしの人や、ちょっと果物を食べたいときなどには有難い!

日本は1人世帯が増えているので、バラ売りの果物の需要は確実に高いと思う。


農林水産省は、毎日200gの果物を摂ることを国民に推奨している。

しかし、現状は、平均96.7g/日(2018年厚生労働省)。目標の半分以下だ。

まぁこれほど果物が高ければそうなるだろうなと思う。

一方、2011年のデータ (『FAOSTAT』より)だが、欧州の平均が249g/日。因みに、スウェーデンは321g/日。

日本でも果物が安く手に入る日は来るのだろうか...?

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