偶然の設計 Gift to Me
先週、『STANDART』というコーヒーカルチャー雑誌が自宅に届きました。
昨年の春頃から、コロナの影響でリモートワークの時間が増えたことにより、どこかにミーティングに行ったついでに本屋に立ち寄るという機会が減ったことから、お気に入りの雑誌は定期購読をしてみることにしました。何誌か定期購読を試してみたのですが、一年ほど続けてみて現在でも継続して購読しているのが『STANDART』と『Kinfolk』の2誌です。
この2誌が残った理由のひとつは、普段インターネット上で触れるニュースや記事とは明らかに違う視点を与えてくれることです。例えば『Kinfolk』の最新の号は「青春」という特集で、次のような説明が添えられています。
“個性が形成され、恐るべき新しい文化が生まれる青春時代を人生における大切な時期だと考える人は多いでしょう。Kinfolkの春号は、若者と若い心を持つ大人のためのプレイブックです。”
このような、ライフ全般に関する事象を独特の切り口で丁寧に編んでいるメディアは、日本発ではなかなか見当たらないように思います(ちなみに前の号の特集は「日常と非日常の儀式」というものでした)。『STANDART』もコーヒーにまつわる様々なトピックを、社会的な文脈や世界的なトレンドと関連付けながら、独自の視点で切り取っているユニークな内容になっています。
もう一つの理由は、雑誌が届く頻度です。どちらも、季節に一度ほどのペースで発刊されているので、ちょうど忘れた頃に届くのですが、何とも言えないギフト感を味わうことができます。さらに『STANDART』は、定期購読していると雑誌と一緒に毎回異なるコーヒー豆とオリジナルのポストカードが付いてくるので、それもまたギフト感を増してくれます。
Amazonや書店のオンラインサービスを通して、欲しい本や雑誌が数日で手に入る便利さは、外を自由に移動できない今の時代に多くの救いを与えてくれている面もあります。しかし、家を出ることが少なくなった私たちは、これまで無意識に得ることができていた「偶然の出会い」からは、だいぶ距離を置いて生きているように思えます。
雑誌の定期購読に限らず、自分自身がこだわりを持つ「これと決めた分野」だけでも、忘れた頃に自分に新たな視点を与えてくれるような「偶然の出会い」を、生活の中に組み込んでみるのもよいかもしれません。
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今週は、Community Manager’s Letterの最後に登場した「ウィンブルドンコリンズ」のSIPSMITH公式カクテルレシピをご紹介します。ウィンブルドン名物の苺を使った一杯をぜひお楽しみください。
以下のソーダと苺以外の材料を混ぜ合わせ、ソーダを注ぎ、苺を添えたら完成です。
・シップスミス 50ml
・レモンジュース 15ml
・シロップ 15ml
・ソーダ 適量
・苺 適量
→SIPSMITHのご購入はこちら
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