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SIPSMITHを飲みながら読みたい本

本コーナーでは、ニュースレター編集部がSwan Labをより深く楽しむためのさまざまなコンテンツをコラム形式でお届けしていきます。

まとまって落ち着いた時間を過ごす方も多い年末年始。今年ラストの配信となる今回は、「SIPSMITHを飲みながら、年末年始に読みたい本・5選」をご紹介します。自己と対話するきっかけを生んでくれる作品や、壮大なスケールに触れることで自分を見つめ直したくなる作品を中心にセレクトしてみました。皆さんが2021年の「シンプルでこだわりのある生き方」を考えるための、よいヒントとなれば幸いです。

「陰翳礼讃」 谷崎潤一郎
グローバル時代に生きる私たちですが、年末年始は日本という国を感じる瞬間が多いような気もします。そんな瞬間を、日本的な感性とは何か、私たちはどのような文化の上で今を生きているのかといった、普段は意識しない”当たり前”について考えるきっかけにしてみませんか。コロナによって閉じられていた国境が再び開かれていく中で、“日本に生きる私たち”という感覚を大切にしながら未来を考えていくためのヒントをきっと与えてくれます。

「旅をする木」 星野道夫
簡単に旅行ができない今。美しい言葉で語られるアラスカの圧倒的な空と広大な大地に想像を巡らせてみるのはどうでしょう。星野道夫の魅力は、平易でありながら情景がありありと思い浮かぶ美しい文章表現。そして目の前で起きている小さな現象を行ったり来たりする、圧倒的な時間軸とスケール感。新鮮な視点をもたらしてくれ、旅やアウトドアには関心がない方にもおすすめできる、星野道夫の魅力が詰まった一冊です。

「宇宙船地球号操縦マニュアル」 バックミンスター・フラー
COVID-19で未曾有の現実の中を生きている私たちが、世界について改めて考え直す上でのヒントを与えてくれそうな一冊。知の巨人バックミンスター・フラーが描いた壮大なスケール感のコンセプトが、わかりやすく記述されている入門書です。薄い文庫本の中にこれだけの示唆的な物語とメッセージを刻んだバックミンスター・フラーの偉大さに改めて衝撃を受け、読み直すたびに学びや発見を獲得することができます。

「モモ」 ミヒャエル・エンデ
エンデの作品では、映画化によって「ネバーエンディング・ストーリー(終わりなき物語)」が有名ですが、彼の思想がより詰まった作品がこちら。「時間銀行」という特異な設定世界でのフィクションですが、実はエンデが本当に描きたかったのは、“時間”ではなく“お金”についてだった、と生前のインタビューで語っています。世界がパンデミックからもとの状態へと回復に向かう今、資本主義やお金と自分自身の関係に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

「星の王子さま」 サン=テグジュペリ
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」という一節が有名な本作。短いのであっという間に読めてしまう作品ですが、今改めて読み返してみると、一つひとつのエピソードがとても深く心に響いてきます。冒頭の一節の前には、「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない」という言葉が来ます。このシンプルな物語を通して、“ものごとを心で見る時間”を作ってみると、自分にとって”いちばんたいせつなこと”が見えてくるかもしれません。

年末年始はジントニックを
今年の思い出を、親しい友人と語り合ったり、一人でゆっくり振り返ってみたり(あるいは上記で紹介した本を読んでみたり)。そんな時間のお供におすすめしたいのは、やっぱりジントニック。SIPSMITHのこだわりがシンプルに詰め込まれた王道のロンドンドライジンを楽しみたい方は通常のジントニックを。ジンらしいジュニパーベリーの味をしっかり堪能したいこだわり派はVJOPのジントニックを。自分好みのトニックウォーターとのバランスを探していくのも楽しいものですが、少しドライに飲みたいという人は、ソーダで割っても美味しく飲めます。自分にぴったりのこだわりの飲み方を見つけることができれば、シンプルなジントニックを飲む体験が、より意味深いものになるかもしれません。SIPSMITHのご購入はこちらからどうぞ。

それでは、よい年末年始をお過ごしください! 


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