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はじまりの断捨離 Updating Yourself

新年を迎えた多くの人が考えるのは、今年はどんな新しい取り組みに挑戦しようか、というテーマではないでしょうか。1月という時期は、心機一転、これまで習慣にしていた何かを変えることで、自分の人生のコンパスの針を少しだけ新しい方位へ向け直すのにぴったりのタイミングです。しかし、ここでは少し視点を変えて、新しい何かを取り入れるのではなく、逆に大切だと思っていた何かを捨てるという一年のはじめ方を考えてみたいと思います。

年末の大掃除の時期に、仕事場や自宅で「断捨離」にトライした人も多いかもしれませんが、自分のパーソナルなことになればなるほど、“手放すこと”は難しくなってきます。そんなとき、断捨離の本質とは“何を捨てるか”ではなく“何を人生に残すか”という命題との対峙である、という発想で考えてみてはどうでしょう。そして断捨離の対象を、モノからコトやヒトへと広げて想像してみると、その命題はより強い問いかけとなってあなたの前に立ちはだかります。

断捨離の使者、こんまりが提唱するメソッドの一つに、しまっていたものを一度すべて出してみる、というものがあります。コトやヒトの場合で言えば、紙やパソコンで書き出してみる、という行為になるでしょうか。そうして自分の人生の中にこれからも本当に残していきたいモノやヒトを、丁寧に選んでいく。そんな機会を持つことで、あなたの2021年は想像以上にシンプルなものになるかもしれません。

こんまり曰く、人がモノを捨てられない原因は、“過去に対する執着”と“未来に対する不安”の2つだそうです。この考え方を、日本文化の根底にある禅の思想では「而今(じこん)」と呼んでいます。お正月には、無類のジン好きの人であっても日本酒を嗜むことが多いのではないかと思いますが、日本酒にも、まさに「而今」という名の人気銘柄があり、その裏面ラベルには“過去に囚われず 未来に囚われず 今を ただ精一杯に生きる”という言葉が刻まれています。

2021年、過去や未来にとらわれず、“今この瞬間”の自分の心の声に耳を傾けながら、“はじまりの断捨離”に取り組んでみてはいかがでしょう。

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色々なことを考えようと思いながらもあっという間に過ぎ去っていった年末年始休み。1月は平日の夜や休日の時間に、シンプルなSIPSMITHのジントニックをちびちびと飲みながら、年末年始で考えきれなかったテーマとじっくり向き合うのもよさそうです。SIPSMITHのご購入はこちらからどうぞ。


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