創業者インタビュー #1

本コーナーでは、ニュースレター編集部がSwan Labをより深く楽しむためのさまざまなコンテンツをコラム形式でお届けしていきます。

今回、先日のオンラインセッションで受けた質問を提げ、創業者のJared Brownにインタビューを敢行。創業者としてのマイルールから、普段はなかなか触れられない私生活までを語ってくれました。彼のジンづくりへの飽くなき探究心は、プライベートにも垣間見えるような気がします。次回のインタビューでは、お酒について深掘りしていくのでお楽しみに。

仕事以外で、情熱を注いでいるものはありますか？
数えられないほどたくさんあります！僕は自分の人生が大好きなんです。仕事以外では、ガーデニングに力を入れていたり、書くことが好きです。もうすぐクリエイティブライティングの修士号を取得するところなんです。あとは、料理も。妻も僕も料理人としての経験があって、二人とも和食が好きなので、家ではよく和食を作っています。ほかには、絵を描くこと。上手くはないんですがしょっちゅう描いています。ほかにも絹織、オートレース、お酒の古本、スキーやセーリング、ハイキングにキャンプ。本当に多趣味なんです。

マイルールを教えてください。
僕のルールは“シンプルにすること”。『小さな王子様』の著者であるサン・テグジュペリの言葉に通ずるものがあります。彼は「完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である」と言っています。僕はどんな時だって、改善する余地があると思うんです。だから、常にもっと良い状態を目指します。

そのルールはジンづくりにも反映されていますか？
はい、ジンの蒸留にも当てはまります。余分なボタニカルは使いませんし、余計な工程もない。最高の風味は、最もシンプルで伝統的なスタイルから生まれると信じています。シンプルな公式の中でこそ、ボタニカルの品質が明らかになりますから。

休日の過ごし方を教えてください。
コロナが流行る前の正月、妻と一緒に日本に行きました。3年連続で行っていたんです。私の師匠が奈良に住んでいて、彼を訪ねに行くのが楽しくて。家にいる時は、映画を見たり、ジグソーパズルをしたりして過ごしています。

お家ではどんなカクテルを作りますか？
我が家では、ほぼ毎日夕食の前にカクテルを一杯飲むんです。最近はギブソンのカクテルを作っています。つまみは、日本でよくカレーに添えられているらっきょうがお気に入りです。マティーニには少し辛口のシェリー酒を入れています。レモンを少しだけお酒の上に絞りますが、グラスに載せたり入れたりはしません。その一絞りの甘い香りだけを感じたくて、苦い香りは好きじゃなくて。

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