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人権が守られる子育てや教育とは?性教育で助産師さんが教えてくれたこと

学校ソーシャルワークで入っている私立中学校で、助産師さんによる性教育の講演会が開催されました。そこで、私、豊福もスクールソーシャルワーカーとして生徒と一緒に参加してきました。

講演をしてくれたのは、陽かり助産院の光橋助産師

お話の内容は盛り沢山だったので、今回のnoteでは、豊福アンテナがキャッチしたワードを列挙しながら、感じたことを綴っていきます。

まず、キャッチしたワードはこちら⇩(太字が光橋助産師の言葉です) 

・思春期は女性ホルモンのジェットコースター 
・性と生殖に関する健康と権利
・産ませてもらう じゃなく 産む! 自らの意思で産む!
・信じることが必要:自分には産む力がある、まわりの人を信じる。
・妊娠出産にはつらいこともある:それを潔く認める 
・そして「自分には回復していく力がある」ということ信じる

お産は、安心安全の環境であるがままの自分を出せる。ポジティブな気持ち、ネガティブな気持ちを存分に出せる。全部受け止めて、黒子のように助産師が寄り添ってくれる。
女性は自ら産む能力を持っている。

例えば近くにいてくれる人がこんな言葉を言う人だったら、勇気もでない。

「お前の為を思って言っているんだ」
「もっと辛抱しろ!わがまま言うな!」
「なんてダメなやつ」
「他の人はできるのに君はなぜできない?」
「これっていつまで続くの?」

これらの言葉は、育児をするときに言われて傷ついたママや、
親からこのような言葉を言われ続け、学校に行く力が尽き果てたり、生きる気力がなくなったりした子ども達もたくさんいたな、と思い返します。

人権が守られるとは、この3つが保障されること。
例えば助産の場面では具体的に以下のような事
①安心 同意をとる、勝手にさわらない
②自信 あなたはよくがんばっていますよ
③自由 寝てもいい 立ってもいい 泣いてもいい 
    産み方の自由を尊重する

これを子育ての家庭環境に例えるとどういうことだろう…
これを教育分野で具体的に考えるとどういうことだろう…
と、置き換えて言葉にしていくと色んな事が見えてきます。

これを考えるワークをしてもいいですね。
支配関係ではない家族コミュニティーでこれが成立していたら、世知辛い世の中に辟易するようなことがあっても充電できるエスケープゾーンになります。

・これらの3つがその人を尊重するという事
・産婆は絶対に妊婦さんを一人にさせない。産む人が「私はひとりじゃない」と思えることが産む力になることを知ってるから。

「育児とは、子どもの成長を信じて見守る。」
ということに尽きるかもしれません。

愛情という名でそれらしくコーティングした鎖をかけた支配関係。
親と子は体格の差、経済的な関係性から簡単に支配関係に陥ってしまう。
そのことを自覚しながら、目の前の子どもにかける言葉を選んでいきたいです。

と、言いつつ、、、
さっき、わが子に成績と提出物のことで激怒してしまいました。。。

言うは易く行うは難し!!
あぁ、日々修行だけど、せっかく与えてもらった子どもとの日々!
この世界で出会えたことをお互い喜びながら暮らしていける関係を維持したいものです。

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実は、私立中学校の性教育開催は、弊社が光橋助産師さんをお繋ぎさせていただいたことがきっかけです。

株式会社ソーシャルワーク福岡では、各施設の方針や特徴に合わせた研修実施や講師の紹介等も行っております。
 
光橋助産師さんのお話は本当に感動するものばかりで、詳しく触れたいですが、ニュアンスが違ってはいけないので、今回は控えます。性教育等の講演のご依頼は直接光橋助産師さんにお問い合わせくださいね。

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新年度に向けて、保育ソーシャルワーク学校ソーシャルワーク導入のお問い合わせが増えております。それぞれの園や学校の想いを丁寧に聴きとりしています。お受けできる数も限られていますので、気になっている方はお早めにお問い合わせください。

お問い合わせ先

株式会社ソーシャルワーク福岡 
メール:info@sw-f.jp


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