77(介護福祉士&精神手帳2級)

摂食障害の当事者。診断から20年、回復を求め病院と自然療法を行ったり来たり。介護施設に…

77(介護福祉士&精神手帳2級)

摂食障害の当事者。診断から20年、回復を求め病院と自然療法を行ったり来たり。介護施設にて5年勤務し介護福祉士取得。仕事遍歴30年。 創作と事実は分けて書くつもりです。

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材料費0円。杉の葉を拾ってお香を作ってみた。

北国の宿命。 自分の冬季うつ病への恐れ。 長く続く冬をいかに愉しくストレスをためずに乗り切るかは毎年の課題です。 暖房費や灯油代など、特別出費が増えてしまうのは、あきらか。むやみな出費は控えたいけど、ただでさえ辛い季節をガマンだけで乗り切るのは、精神衛生上よろしくない。 そんな農村地帯在住者の(笑) ある一冬を、身近にある生活用品を使い材料費0円で乗り切ってみた1つのアイデアとレポートです。 お子様でもできるカンタンな手作りに挑戦してみたい方、ものづくりが好きな方、自然や植

    • カサブランカのママ

      卒業後、紆余曲折ありつつ花屋で働いていたことがありました。 その店には数週間に一度、たいていは夕方に来てくださる女性がいました。 買うのはいつも、いちばん上等のカサブランカのみ。 その方のために、 毎週毎週カサブランカを仕入れていたあのお店で働けたことが、 私にとっての誇りです。

      • サイン

        一線を超えた世界に 帰ろうとしてしまう 危うさを わかっていない 命は守ろうとして なんらかの形で知らせてくれる 休みましょう 降りましょうと

        • 平らな道

          平らな道で転ぶ人 平らな道に転ぶ人 平らな道が転ぶ人

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        • うた
          5本
        • 病気や障害のこと
          15本
        • 自然と共に
          9本
        • 過去の闘病記
          1本
        • セルフケア
          0本

        記事

          冬の道

          凍てつく道 大怪我しない 安全な歩き方は 滑りながら 歩くこと 少しずつドーピングしながら 生きること

          介護の後悔と、踏み越えた先で気づいたこと。

          「我と来て遊べや親のない雀」 暑中見舞いの取り組みで、ちょっと頑張らせてしまった利用者さんのハガキにそう書いてあった。 なんで気づいてあげられなかったんだろう。 そんな私だったのだと気づいたのは、 自分がベットの上で生活せざるを得なくなってからでした。 以下は創作です。 ――――――――――――――――――☆ サトウさんは どんなわたしでも いつも褒めてくれた 歯を食いしばって 褒めた日もあったはず 失われていく記憶 変わり続ける状態 でもね、目を瞑って見ている

          介護の後悔と、踏み越えた先で気づいたこと。

          自己紹介

          この記事に出会ってくださり、 そして読んでみようとしてくださっていることに、 まずありがとうございます。 わたしは摂食障害になって20年。ずっと過食嘔吐をしながら、生きてきました。 ここでお話するのは、なんでもない私が摂食障害者をなんとかしようと、治療してきた失敗談と言えそうです。(治っていないのですから) 気分を害される方、あるいは何かヒントを得ていただける方、様々な受け取り方をされると思います。失敗ばかりであまりに救われないの私のために、あるいはどこか、いつかの誰かに

          また不調です、はい来ましたね。

          ハンディキャップをもっている私は、シロクマがハワイに住んでいるような感覚で日常生活を送っています。 特に季節の変わり目は、斜め45度から来るような想定外の不調のオンパレード。 「自分の心地よさ」を求めて、「まだマシ」の積み重ねをやっていくより仕方ありません。 そんな不調をどう乗り切っているか、私は実際やっていることをリスト化して書いています。とはいえ、どこまでセルフケアでなんとかなっているのか、どこまでが限界なのか自分で判断できないところもあるので、専門の医療機関や支援者の方

          また不調です、はい来ましたね。

          外出恐怖とセルフケアの上書き

          用事があったり、やりたいことがあったりすると、 当然自分のコンフォートゾーンから出て活動することになる。 でも、この1年間治療をメインに考えて、自宅や自宅から20キロ以内をベースに、できるセルフケアや活動をスローペース、マイペース、低刺激で生活してきたので、「外出」が苦手になってしまった。 だからお出かけするととにかく、とても疲れる。消耗する。 脳の芯から疲れて思考回路がメルトダウンするし、悪寒がしたり、体も頭もどうしようもなくなる。 20代は一処にとまっているのが苦手で旅

          外出恐怖とセルフケアの上書き

          全員悪人だった頃、一月のある日の感情

          私は何を考えてる? 私は何を感じている? わからない わからなくなっている 日常生活に、自己防衛のために自己構築したルーティンに、自分の鬱の霧をかき消すために聴いていた人の声やアニメに、再開し始めた人との交流の波に、何かを消し去られているような感覚を持つ自分。 これは発達障害から来ているのか、 それとも摂食障害からきているのか、 私には私を感知する感覚がとても乏しいと感じる。 とくに、人の中にいるとその感覚を顕著に感じていて、その心もとなさや恐ろしさに知らぬ間に身構えてしま

          全員悪人だった頃、一月のある日の感情

          欲求回避にアニメと自然

          昨年末は過食嘔吐が止まらなくて心身絶不調だったことを以前の記事で書いたけど、大晦日近くになって、ようやくひとつ見つかったうまい回避法が、「アマゾンプライムでアニメを見ながら、杉の葉をむしること」だった。 妹から「るろうに剣心」が今また放送されていると教えてもらったのがきっかけだったのたけれども、 るろうに剣心は、摂食になる前に見ていたアニメ。 懐かしさと共に、人の心のあり方がスッと心に入ってきた。 摂食になる前の子供の頃の自分の感覚に無意識的に戻ったのか、あの何が何でも食べ

          困った時の相談先

          去年の11月から12月は、本当に底つき状態だった。 原因は、離婚した妹家族が越してくるという家族構成の変化。 妹とは仲が良く、小さな姪っ子たちのことも考えると、妹の判断は賢明だと思ったし、大人たちだけの家に子供が来るのは、“太陽たちがやってくる”ような嬉しさもあり、welcome!な気持ちが、そう告げられた時の第一印象だった。 越してくるとわかってから、なんとなくの心の準備はしていたつもりだったけど、 もともと変化に弱い私は、毎日押し寄せてくる些細な変化に順応するのに時間が

          2/8 好調は儚い

          早起きしたり、体をこまめに動かしたり、呼吸器系を楽にするマッサージやツボ押しをしたり、いつも通り里山で自然チャージしながら意識的に好調をキープしていたけど、今週に入ってからまたダメになってきたと感じる。 2日連続の過食嘔吐。 手仕事をしていたらナタで左手を負傷。縫うほどじゃなかったけど仕事がしにくくなった。 特に水仕事。直接水に触れる水仕事は私にとってヒーリングだったのだと気づく。 車のタイヤも何故かパンク。 急な予定変更に弱い。父がタイヤをすぐに交換してくれた。ありがたかっ

          2024/1/21 金継ぎを始める

          思い返すと子供の頃から“不注意”だったと思う。 このnoteの執筆名「早川リリー」は私が小学生の頃不注意でリードを外して散歩をしていて、自分の目の前で道路に飛び出して車に撥ねられて死んでしまった犬の名前からとった。 あの時のリリーの最後の「キャン」という最後の鳴き声を今でも鮮明に覚えている。跳ねられた衝撃で頭部から血を流しながらも最後に私と目を合わせて死んでいった。その日はショックで半日泣いて過ごしたことも・・・。 その後も不注意は続いて、初めてアルバイトをしたホームセンタ

          まずは、許す。丸とハートをつける。

          長年、草の活動をされ自然療法にも詳しいKさんとのカウンセリングから奇跡的に症状止まって6日目。 正直止まっている50%止めてる50%という感じ。 Kさんのおかげで楽さや軽さ、温かさが心の中にいてくれる時間も長くなったけど、そのKさんの存在が心の中になくなってしまうのが嫌で、吐いたらまた、そう在りたい自分ややりたいこと、行きたい所から離れてしまう気がして、常に考えに考えてる。 あいつが(欲求)がやってきそうになったら、うまく切り交わす方法を常に考えて実行している。 散歩とか、手

          まずは、許す。丸とハートをつける。

          今年も障害・自然と共に、明るい方へ

          夕食は母が作ったドライカレーだった。 作ってもらってありがたいけどカレーは私にとってトリガーフード。 だから私なりに少し食べ方を工夫する。家族とは同じ食べ方はできない。 そういうことは結構多い。 まず、ご飯の量を減らしてをお粥に。盛り付けも、カレーの器と分ける。 今まで散々食べ吐きに使ってきたカレーライスと認識しないようにするため。 摂食の離脱なのか、元々消化器が弱いのか、依存症の回復施設にいた頃から胃腸の働きがとても弱いことに気が付いていた。 普通の人と同じ食べ方をすると

          今年も障害・自然と共に、明るい方へ