【2024年8月前半相場】サラリーマンでも出来る資産形成
色々と激しすぎた8月前半が終わりました。
7月から続いた株安、ドル安のダブルパンチで大きく資産を減らした人も多いことでしょう。
中には怖くなってNISA枠で買っていた株式を売ってしまう人もいたようです。
このような時こそ、自身のリスク許容度と投資目的、時間軸を改めて確認し、相場の乱高下に振り回されないことが大事になりますね。
それでは8月前半の振り返り。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
2日の雇用統計悪化を受けてFRBの利下げを急速に織り込んだ結果、8月前半は金利低下方向に大きく動きました。
教科書的には金利低下は株式には追い風となりますが、AIの将来性とリセッションへの懸念から株価も下げている状況です。
●株式マーケット観察
-S&P500
8月5日を底にした調整局面でした。
とはいえ、おとなしくしておけば、7月に付けた史上最高値からの下落幅の約半分を取り戻しています。
-市場センチメント
現在は恐怖を指しています。
VIX指数は8月5日に一時的に65まで急上昇しており、これは2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックに次ぐ高さとなります。
暫くは極度の恐怖に触れていましたが8月15日に恐怖へと回復してきました。
●経済指標観察
-米国 雇用統計
前回7月31日のFOMCにてパウエル議長の会見から「雇用にも配慮」というメッセージが出ていたので重要度が上がりました。
結果としては景気後退を懸念させる弱いデータとなり、長期金利は急低下をしました。
特に失業率の上昇が不安視されているようです。
-米国 消費者物価指数(CPI)
CPIもPPIもディスインフレを示すデータを提示しました。9月の利下げはほぼ確定的でしょう。
●気になるニュース
-日本株が歴史的な乱高下
8月5日
8月6日
8月7日
指数で連日これだけの騰落率はなかなかお目にかかれない歴史的な瞬間に立ち会っているのでしょうか。
長らく続いた異次元緩和政策から金利のある”通常”の世界へ移行を進めている日本。
世界で2番目に大きな規模である日本の株式市場ですがまるで新興国市場のようなボラティリティです。
■8月前半にしたこと
●決算精査
●押し目買い
8月初週の株価下落と円高ドル安ダブルパンチを利用して、まだ残っているNISAの成長投資枠にてオールカントリーとナスダック100をいつもの2倍買いました。
来週に積み立て投資枠も自動で買い付けされるので、今月は50万円ほど株を購入する形になります。
ちなみに、レバナスはクレジットカードのポイントや証券口座のポイント(マネックスポイント)で雑に買っているだけです。
●滝行
今年の夏キャンプは南アルプスへ来ました。株式投資の爆益を願って滝行を励行してきました。
■8月後半にやること
●決算精査
8月28日に世界が注目しているエヌビディアの決算が控えています。
また決算発表シーズンも終盤に差し掛かり、中小型グロース企業の決算が多くなってきました。
●ジャクソンホール会合に注目
8月はFOMC(連邦公開市場委員会)がないので、8月23日24日に行われるジャクソンホール会合が金融政策の行方をパウエルFRB議長の口から聞ける重要な機会になります。
恐らく、9月での利下げへの地ならしをするような発言があると思いますので、例年以上に注目度の高いイベントになりそうです。
■まとめ
雇用統計で失業率の上昇(4.1%⇒4.3%)、IMS製造業景気指数など景気悪化を匂わせる経済指標を受けて、金利は低下し同時に株安となっています。
併せて、日銀の利上げも重なったことで円が急騰、約1か月前の7月10日に1ドル161円だったものが一時は141円台、変動率としては約13%まで円高が進み、日本株式マーケットは記録的な暴落を演じる局面もありました。(現在約000円)
企業決算に関してはまずまずの結果です。
もう決算発表シーズンのピークは過ぎましたが、8月後半のエヌビディアの決算には世界が注目しています。
この先、米国景気や選挙同行、地政学リスクなど不確実な要素が多く、いつどうなるのかの予想が非常に難しい局面です。
このような時は、”いつも通り”積み立ては淡々と行い、しばらくは休むも相場です。
夏を楽しむとしましょう。
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