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私は、ラーメンのスープは甘口醤油味が好きだと気づいた。

今日もカップラーメンを昼に食べた。
と言うと貧しい食事をしているようなイメージを持たれてしまうが、私は両親と暮らしていて、休日は両親と昼食は摂らずに、自分で好きなものを食べることが多い。そして、好きなものはラーメンだ。店で食べても手頃な価格であるのが低収入の私には嬉しい。また、カップラーメンも店のと同じくらい好きで、特に趣味の登山のときに、山頂で食べるのは楽しい。基本お一人様なのだが、もし、両親と三人でカップラーメンを一緒に食べていたら、なんとなく貧乏くさい気がして私は悲しい思いになるかも知れない。じゃあ、ひとりで食べるカップラーメンは貧乏くさくないのか、というと貧乏くさいとは思わない。それが低所得者の私の感覚だ。ラーメンという大衆のグルメの魅力に私は取り憑かれているのだろう。今日もカップラーメンを選ぶ楽しみを持って近所のスーパーマーケットに行った。色々種類がある中、私が今日選んだのは、「播州ラーメン」兵庫のラーメンだ。

播州ラーメン

日本にはどこに行ってもご当地ラーメンというのがあるようで、今日選んだのは兵庫のラーメンなのだが、美味かった。何が美味かったと言うと、スープだ。

甘口醤油味のスープ

このスープ、甘いのだ。しかも適度の甘さで、クセになる美味しさだった。私の家の近所に丸源ラーメンというチェーン店があり「肉そば」を売りにしているが、私はその肉そばを何度もリピートしていて、その理由はその甘いスープにある。
今日は前日の天気予報では雨だったので、山に登る予定はなく、遅くまで布団の中でむにゃむにゃとやってしまった。起床時間は十一時近かった。私はこういうだらしない生活を律するためにも山に登る。少し遠出するときは朝早く起きて、車で家を出る。前日にスーパーマーケットでカップラーメンを買い、当日は山への途中のコンビニでおにぎりをふたつ買い、目的の山に向かう。次回の登山はこの播州ラーメンを持って行こう。いや、そのときの気分によるが、この播州ラーメンは有力候補として頭に入れておこう。
私のように、低所得者で、いい趣味が見つからないという人には、山に登りカップラーメンを食べることを勧める。山の上でお湯を沸かしてカップラーメンを作る時間は極上だ。そう書いた私は言っているそばから、それって貧乏くさくないか?と思ったが、やってみるとそうでもない。自然の中で湯を沸かし温かいものを食べるというのは本当に贅沢なのだ。山に自分の力で登り、食べる。それは、金持ちも貧乏人も同じ歓びである。金持ちがヘリコプターで山頂に降りてもそれは登山の楽しみではない。私はそんな誰もが平等に持てるロマンを感じながら、登山計画を立てる。スーパーマーケットでカップラーメンを選ぶところから、楽しみは始まっているのだ。

いや、登山の話に内容がシフトしてしまった。今回は播州ラーメンのスープの甘さが私の気に入ったということを中心に書くつもりだった。ただ、家に籠もってラーメンを食べたりしているイメージよりは山の上でラーメンを食べているイメージの方が印象がいいと思ったために山のことを書いたのかも知れない。山の上で湯を沸かす道具は登山用品店に売っているので、登山をしたことのない人は店の人に聞いてみて欲しい。ちなみに私は普段、標高五百メートルの低山に何度も登っていて、その山頂で食べるラーメンとおにぎりを楽しみに、急な登山道をハアハア言いながら登っている。
カネのかからない趣味とカネのかからない食事で極上の時間を過ごせるのは幸せなことだと思う。

ごちそうさま

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