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小さなワインショップを開くまで〜その②腹くくり編

CA退職しちゃいました

前記事は退職するところまで)

さて、悩んだ末の退職決断。
静かにCA人生を終えたのは、2014年末のことでした。

上空で多くの時間を過ごしていたそれまでとは打って変わり
2015年からは地上での生活に。

不思議と以前のような謎の体調不良は無くなり、
健康な日常生活となりました。

会社を辞めてから特に次の仕事が決まっていた訳でもなく、
プラっプラとワイン講座やイベントを開催してみたり、
知り合いの飲食店をお手伝いしてみたり。

健康的な生活と引き換えに、なんの気無しに毎日が過ぎてゆきました。

うーむ、このままの根無草で
良いはずがなかろう…

起業しちゃいますか?

そんな時にふとしたきっかけで、知人が起業塾を主宰していることを知り、入塾。
そこでは、起業するとはどういうことなのかを学び、
またどんな起業塾でもする"自分の資産の棚卸し"のワークを経験しました。

時間をかけて、自分オリジナルの企画を作ります。
しかしながら完成に近づいても、
その時の自分にはどおーしても、一歩が踏み出せない。

起業塾の先生からはGoが出ていて、
企画は固まって来ているのになぜ実行に移せないのか。

自分ごとながらその答えを探すべく
信頼する友人達に、この企画はどうかとヒアリング的に聞いて回りました。
その中で以前より尊敬する素敵な女性社長に言われたのは、
「どうしてそれがビジネスになるのか分からないな」と。

ここに自分の心の答えがありました。
これから自分が人生の時間を費やす仕事をするのに、
他人様から分かりにくいビジネスをするのは嫌だな、と。

元々の性格、根が単純なこともあり、
他人様から分かりやすいビジネスをしたい。
そう思いました。
人間、腹落ちしないことはできないんですね。

それに、自分には絶対的に経験値や実績が足りない。
さてどうしようか。

店舗ビジネスしちゃいますか?

「さてどうしよう」と自問自答していると、ある日
「ワインショップを開く場所を貸して頂ける」
という貴重なお話を頂戴します。

ソムリエ試験にはCA時代に合格していたものの、
小売業の経験や、ましてや自営業の経験は皆無。

言ってみれば、店舗ビジネとは大方
家賃やらの固定費を支払い、
来るか来ないかも分からないお客様を待ち続けるもの…

一度はそのハードルの高さに恐れおののき、お断りしようと考えました。

……ちょっとまて、いやいや、せっかくのありがたいお話。

もし自分で一から物件を探し契約するとしたら、とても大変なことです。
そこを飛びこえて場所を貸して頂けるというのは、ありがたいお話でもあるのですよね。

何より、
ワインショップのオーナーソムリエ
(=店舗経営)って、

ビジネスとして分かりやすくない!?

そう思い直し知人のワインショップ経営の先輩にお話を聞きに伺わせて頂いたり、
最後に実務の専門家にも相談しみようということで
東京商工会議所の経営相談窓口に通いました。
(商工会議所は、それ以来何かにつけお世話になっています! 
有益なセミナーが無料で受けられたりと、
これから起業したい方にとてもオススメ!)

そして自分が出した答えは、
『大変だけど、やる』

大好きなCAを退職し、自分の残りの人生の時間をかけて取り組む仕事。
大変でも、やると決めたのです。

この日から、ひよっ子起業家としてスタートします。

続きはまた次回。


『ジャケ買いワインのセレクトショップ
Wine and Weekend』

株式会社Wineterior(ワインテリア)
東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-9-103
03-6661-1845
https://wineandweekend.tokyo/

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