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フリーランスライターの道しるべ。


はじめまして、すずきです。フリーライターとしてスタートし、フリーランス編集ライター歴10年。その後、企画コンテンツ制作会社を運営し10年となります。

フリーランスライターの名刺をつくって相手に名刺を渡した瞬間から「まだはじめたばかりなんです」なんて、言い訳は通じないんだなと実感し、相手にばれないように(バレていたのかなw)身震いしたことを覚えています。ああ、今日から“プロ”。プロプロプロなんだ!と自身を奮い立たせました。

はじめての仕事。書いた原稿を何度も何度も読み直しました。原稿を送るとき、送信ボタンを押そうとするけど、その手を止めてまた添付ファイルの原稿を読み直すみたいな。(まぁ、いまでも時々、寝不足のまま原稿を書いたときは同じことをしているんですけどねw)


SNSを使って、本当の自分に出会う。はじめて自分の本音を綴ります。


さて。

本来はここから上記のタイトル通り、フリーランスのステップアップ講座として、ライターだけでなく企画提案をして付加価値を加えると、自分がやりたい仕事ができ、その結果、収入が上がり、自分のために使える時間が増えますよ……という、いわゆるノウハウをお伝えしようと思っていました。

途中まで記事を書いて下書き保存していたのですが、ここ、数日。改めて自身を振り返り、ノウハウなんておこがましいかもと思うようになりました。

わたしはいわゆる、出版社、雑誌編集者上がりです(“上がり”とあえて言ってます)。そんな編集者上がりの人間がSNSやWEBが主流で、個人のメディアが力を持つ中で、何をもってノウハウなんてお伝えすることができるのだろうと疑問に思うようになりました(タイトル画像は、自分の思い上がりの戒めに、修正せずにそのまま掲載していますw)

それに、20年という経験がむしろ邪魔をしていて、自分でも気が付かないうちに、建前の世界で生きていて、本音で発信するといいながら、何重にもフィルターをかけているコトにも気がつきました。

相手に寄り添いすぎて、自分の思ったことや感じたこと、自分の考えを発信することを控え続けていたら、それがクセになり、気がついたら、自分でも驚くくらい、何重巻きにもぐるぐるに、ぐるぐるに布?ビニールヒモ?か何かで巻かれ、自分の心が、本音が海の底に沈んでいたということです。


わたしのこと、改めて自己紹介


この章は長いので、簡単にまとめを書いておきます→ 出版社で編集者として5年、フリーライターとして2年、その後企画提案をするフリーランス編集者を約8年。2010年に法人化。得意分野、車関連全般(新車紹介からメンテ、車検といったことから、車のある暮らしの楽しみ方を考えるコト)、犬関連、筋トレ柔軟性アップの講師資格を取得したことから体づくりのこと。各種企業さまの販促ツール制作、雑誌、書籍、WEBサイトの制作の他、商品プロデュース、アドバイザーとして活動。次の章へ

↓以下、お手すきの方のみ、飛ばし読みしてください。

子供の頃から雑誌が好きで、どうしても出版社に入りたくて出版社一択で就職活動しました。第一希望の出版社は見事落選。拾っていただいた出版社は、当時は車関連の専門誌を発行している出版社でした。2つの雑誌の編集者を経験して、5年で独立。

フリーランスライターとしてスタートして、最初は執筆に専念しました。でも2年近く継続したある日、昼夜構わず働き、休日も上手くとれずに、体も心もボロボロになっていました。インプットする時間がなく、アウトプットし続けて、そんなに経験もないのでアウトプットする引き出しを開けても空っぽで、もう出すものがない、かすかす状態。

作家先生や(何かしらの)●●専門家であれば1文字の単価は高くなるのですが、当時の私は●●がない、ただのライター。1文字●円の世界で戦い続けるには限界だったのです。※1文字いくらなのか? その世界の詳細については、ここでついでに書くと地雷を踏みそうなのでまた別の機会に改めて説明します。

どうすればフリーランスライターという道で生計を立てて、休日をとり、好きなドライブを自由に行くことができるのか?

「これを書いて」と言われる仕事だけをしていたら、体力が続かない。

そこでとった手段は、ページごと請け負える体制でした。最初は編集・執筆から。だんだんと企画提案から携われるようになっていきました。

ジャンルはブライダル、主婦系マガジン、女性の生き方マガジン、男性のライフスタイルマガジンなどジャンル問わず。それに加えて、自分が好きと思えた分野である【車全般】【犬】【体づくり】の知識も深めていきました。

フリーランス編集者になって7年後。とある出版社から、女性向けに“車のフリーマガジン”をつくるので、ゼロから企画、編集をやってもらえないかという依頼が。

この依頼のおかげで、ふたつの目標が同時に叶いました。

まず、すべて自分で考えで内容を決めてよい編集長としてやれることです。そして、車の専門誌と、女性誌をやった経験から、この2つの要素をミックスさせたマガジンがつくりたい!!という考えがあったので、それもトライできる依頼だったのです。

女性向け、車のマガジン。

初の試みで、他に参考になるものがないので、このマガジンに集中しなければと思い、新しい仕事を引き受けるのを辞めて、年間で取材が発生していたレギュラーのお仕事も理由を話して辞めさせていただきました。

不器用なので、このマガジンに集中することにしたのです。

立場はフリーランスなのだから今思えば、適材適所お仕事を振り分ければよかったのですが、若さと、不器用さと、なんだったのでしょう。ひとことでいえば、要領が悪かったんですよね(笑)

3年半。無我夢中。

(フリーペーパーのつくりかたについてはまた別の機会に)

いろいろ言いたくことがたくさんありますが、いろんな学びある3年半が過ぎ、オトナの事情で休刊。休刊になったときは魂が口から出て腑抜けになり、いわゆる、燃え尽き症候群になり、フリーランスでありながら、一カ月間、家で大の字になってふて寝してました。

一カ月後。。。ふいにがばっと起き出して、一心不乱につくったのが、私が倒れない限り続く媒体と会社づくりでした。法人化にはまったく興味が無かったのですが、媒体をつくるにはクライアント様が必要という、雑誌編集者上がりにありがちで、頭でっかちな発想しかなかったので勢いで法人化にしました。(のちに法人化については結果オーライでした)

休刊を機に生まれたのが、女性の車生活を応援するサイト「カーユニウーマン+とんがりガールズ」です。そして、2018年にリニューアルして現在はbeecar(ビーカー)として運営しています。

●最初のサイト「カーユニウーマン」は立ち上げる前に営業活動をし、スポンサーの資金でオープンしました。こちらの営業についてはまた別のコラムで紹介します。

●とんがりガールズについても別のコラムで紹介します。このとんがりガールズサイトでは、いろんなことを学びました。いろんな思いがありつつ、現在はクローズドしています。


WEBサイトでは、ほぼ稼いでいません。ではなんの仕事で稼いでいるの?


車全般と、車のある暮らしをどう楽しむか? それが私の得意分野であり、20年経ったいまは、専門分野に(自分で勝手に)昇格したので、各種メーカーさまの販促ツールの制作をしたり、雑誌やWEBで執筆したり、また編集業も専門なので、各種メディア等で、企画編集をやっています。

そのほか、用品のプロデュースや、アドバイザーをしています。

たとえば車×犬なら、はじめての愛犬とのドライブの仕方、愛犬といっしょに楽しむためのドライブスポットといったように、車と愛犬がいる人々の暮らしに役立つコンテンツづくりやアドバイスをしています。

車×女性、車×ファション、車×サーファー、車×●●。

つまり、車が主役ではなく、車を持っている人のライフスタイルが主役で、モノコトづくりをしています。

そのほか、まったく車以外のジャンルで、冊子、フリーペーパー、雑誌、WEB制作(WEBはコンテンツのみ)もしています。

それが、生業です。


で、結局、noteで何をつづるの? フリーランスライターの道しるべはどうするの?って話。


結論から先に言うと、ノウハウではなく本音をつづることにしました。自分にとってはちゃんと自分の考えを文字に変換する練習です。これはSNSで活躍する20代の方々に教えられました。

フリーランスになって10年くらい経ってから、フリーランスになり立ての方々から定期的に相談され、その件数は増えていきました。相談内容はさまざまです。

「開業届って?」「青色にしたほうがいい?」ってことから請求書や発注書のつくりかたとか(笑) 「書けないときはどうすればいい?」「文章力のアップ方法は?」「単価をあげる交渉をしていいの?」「コラム連載をとるにはどうしたらいいの?」などなど。本当にフリーランスの悩みは尽きません。

なので、もっと多くの方にわたしが得たことで役立てることがあればと思い、noteを使うことにしたのですが、、、公開の場で書こうとすると、書こうとすると(2度目)、無意識でフィルターをかけてしまうのです。

建前が出ちゃう。一言でいえば「きれいごと、かっこつけるコト」が治らないw もはや、病気レベルです。

これまでTwitterもインスタもフェイスブックも自分自身を発信することは、取り組んでこなかった。SNS運営のお仕事を受けて発信するばかり。これではかっこつけ病は治りませんよね。

フィルターのかかっていない、わたしの想いや考え方、リアルな体験をお伝えすることで、その結果、道しるべにつながったらうれしいです。


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