スズセ

野良のマンガ描き、絵描き土方

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  • 21分アイスティー実践

最近の記事

21分アイスティーでいろいろな紅茶を抽出してみる その1

こちらの記事がツイートで回ってきて、冬の間しか飲まないせいでティーバッグが余って困りがちな私はグングン興味を引かれて実際に淹れてみた。 余っていたのはドンキかどこかで買った100パック500円しないくらいの安いセイロンだったんだけど、これがびっくりおいしかった。 こちらのセイロンは雑な淹れ方をすると渋みがいっぱい出てしまうので、ロイヤルミルクティーにするのが主でストレートあんまり向かないなーと思ってたんだけど、ゆっくり揺らさないようにすればとても甘いおいしい紅茶が出るんだ

    • 絵が上手くなるという事

      昔の中国だったかの逸話にあるらしい話。 絵が上手くなりたくて当代一と言われる絵師に弟子入りした人が「絵の基礎は丸である、描いてみなさい」って言われて描いたんだけど手が震えて震えてガタガタなものしか描けず、絵師は綺麗な丸を描いてみせて、「これが描けるようになりなさい」ってお手本渡して、弟子は一年間練習して綺麗な丸が描けるようになって、これで絵を教われると思ったら、絵師は弟子が最初に描いたガタガタの丸の絵を出して「これが描けるようになりなさい」って申し渡した。 彼はもう一年最

      • 毎日描いたら褒めてくれるのいいよね

        じいちゃんが、毎日日記を書く人だった。厳密に言うと翌日や翌々日に書いてる事もあったので、日記じゃないのかもしれないけど。確か24の時から欠かさず書いていたと言っていた。 そんな毎日書く事って何だろう? って昔は不思議だった。 限界田舎に住んでいたので、天気と、9年通い慣れて飽き果てた通学路と、複式なせいで二年同じことをやる退屈な授業と、内容は変わるけどしょせん箱の中の出来事なテレビ番組と、何一つ変わらない毎日で本当に倦んでいた。 だから、毎日変わりない何かを書きとめる事

        • 向こう側の隣人

          ツイッターで、確か最初はフォローをされたんだと思う。 昔は割とこまめにフォロバをしていたのだけど、botはフォローしたくなかったので、少し中身を眺めて向こう側が何者なのかを判断してからフォローしていた。 その人は、私とは全く別の主義を持っていて、興味関心のある事も正義のある場所も恐らく環境もほとんど噛みあわないだろうタイプの人だった。でも人だったのでフォロバした。 別にいいねをするでもなく。お互いに何のやりとりもなく。ただお互いのツイートを眺めていたであろう半年くらいた

        21分アイスティーでいろいろな紅茶を抽出してみる その1

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        • 21分アイスティー実践
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        記事

          ステインレス

          私の愛すべき友人達には武勇伝のように認識されている私の結婚だが、元はといえば「基本的にルーズで腰が重いくせに軽佻浮薄で、大事な事を先送りにしてしまい直前にバタバタする」悪癖ゆえに、「結婚したい人がいます」から何の進展の話もせず半年くらいたってからの一報が「一週間後に嫁ぎに行きますわ」だったので、「えっ?? あと一週間で引っ越しするの……?」と不穏な空気をまき散らしてしまったせいである。 今思い出してもすみません。 ちょっとはマシな人間になった気がしていたけどそんなことはな

          ステインレス

          エロマンガのすゝめ

          2歳の時から絵を描くのが好きだったので、小学生の頃にはだいぶ描けていた方の人間だった。 しかも意識的にかわいい少女漫画的女の子を描こうとしていたので、周りの大人は無邪気に「大人になったらマンガ家さんになるんけ?」と聞いてきて、田舎ってもっと都会的じゃない?ってくらい限界の田舎に住んでいてマンガ本なんて目にしたこともない頃の私は、それがどんな職業かも分からず、とりあえず「うん」と答えていた。 そのうち、実はテレビで見るタイプのアレはマンガではなくアニメと言って別のものだとい

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          月の光のエトセトラ

          私は元々思ったことを文章にするのがあまり得意ではないのだけど、先にnoteを始めた友人に勧められおだてられたので、立つときについ「よっこらせ」と口をついちゃうような気軽さで特に何の役にも立たない事を書き連ねていこうと思う。 その友人に、昔私が書いた「月のお酒の話を覚えているよ」、と言われてふと思い出した話。 私は普段マンガ描き(仕事としては一本しか描いていないのでマンガ家というと語弊がある)をしているのだけど、学生時代には文章が苦手なくせに文芸部にいたので、月に一度発行す

          月の光のエトセトラ