「それ欲しかった!」を生み出す「悩み」の見つけかた
ビジネスはお困りごとを解決するもの。
ビジネスを学んでいると、「お客さんの悩みに売れ」みたいな話はもう耳タコかと思います。
「お客さんの悩みに売れ」って、たしかにそうなんだが、過去のすずは言う。
と。
自信を持って売れる商品がつくれなかったころ、「お客さんの悩みなんてどうやってわかるんだよ??」と思っていました。
で、この頃の私みたいに、「それ以前」でつまずいている人の多いこと。
てなわけで、どうもすずです。
今回は久々の全体公開記事ですが、
というテーマで書いてみようと思います。
ではレッツゴ。
悩みは行動にあり
いきなり結論を言ってもいいですか。笑
「悩みの見つけかた」、それは、「行動にあり」。
文字通り、「悩み」って、行動ありきだと思うんですね。
あなたの日常を思い出してみてください。
「あ〜、困ったなあ…」とか「面倒くさいなあ〜」とか。
「悩み」と呼べる感情を抱いたときって、「なにかしようとしたとき」じゃないですか?
それって言い換えると「行動したとき」だと思うんですけど、じゃあ逆に、「なにもしようとしなければ」?
「あ〜、困ったなあ…」
「面倒くさいなあ〜」
こういった感情は生まれないですよね。
やれ「ペルソナを決めろ」だ、「市場リサーチして市場の声を聞け」だと聞きますが、
それをしたところで、「お客さんになってくれる人が、日々どんな行動をしているか?」がわからなければ、本当の「悩み」の部分にアプローチするものは作れないと思うんですね。
「行動」から悩みを掘り起こす
仮にペルソナを設定してあったとして、その人の日常生活のスケジュールや、本当はどんなことがしたいと思っているのか?というところを把握する。
これができないと、「それ欲しかった!」と言われる商品やサービスって、作れないし、届けられないと思うんですが…
具体的にどうやって把握したらいいか?というと、
やっぱり、「行動から掘り起こす」しかないと思うんです。
お客さんは、
【行動】:普段の生活で、どんな行動をしているか?
【理想】:その行動のなかで
何をしようとしているか?
何をしたいと思っているか?
【現実】:でも……そのとき、「面倒くさい」「億劫だ」「できない」と、【煩わしさ】を感じるのはどんな場面・タイミングか?
【煩わしい】と思う瞬間が「悩み」のタネです。
たとえば、
【行動】普段、料理をつくっていて
【理想】料理をつくるという行動のなかで
大皿でドーン!と出すんじゃなくて、飲食店みたいにしっかり配膳してご飯を出したいなあ
たまには揚げ物も食べたいよなあ
今日はちょっと手の込んだ料理を作ろうかな!
【現実】でも……
炒めるときに油がはねるのがいやだなあ
下ごしらえ面倒くさいなあ
油のにおいがつくから揚げ物はしたくないなあ
食べたあとの食器を洗うの面倒くさいなあ
とくに、油汚れを落とすのだるいなあ
みたいな。
こうなると、【現実】の部分に、「じゃあこういうのはどう?」と提案できるんじゃないでしょうか。
いまの例で言うなら、
炒めるときに油がはねるのがいやだなあ
→油はねを抑制するグッズの紹介
→油をはねにくくする調理方法
下ごしらえ面倒くさいなあ
→たった5分で下ごしらえができる時短テク
油のにおいがつくから揚げ物はしたくないなあ
→油を使わずに揚げられる調理器具の紹介
→揚げなくても美味しく食べられる食材の紹介
食べたあとの食器を洗うの面倒くさいなあ
→食洗機の導入を提案
→一発で汚れが落ちる時短洗剤の開発
とくに、油汚れを落とすのだるいなあ
→洗う前にスプレーするだけで油がスッキリ落ちる洗剤の開発
→油汚れを落としやすくするコツを紹介
といった感じで、「それならこうすればいいんじゃない?」という提案を考えていけば、商品につなげていくための"材料"が浮かび上がってきます。
その提案を列挙した上で、「じゃあ自分だったらどれができるかな〜」と考えていけば、ひとつくらいは解決できる悩みがありそうじゃないですか?
お客さん起点か、自分起点か。
ビジネスを勉強していると、プロダクトアウトとマーケットインという考え方に出会うかと思います。
これ、私は
だと思ってるんですが………
人の悩みを解決するときに、その方法を分類区別ジャンル分けすんなって話です。Habitです。
そんな定義があるから、初心者ほど混乱する。
そうじゃなくて、
と、両方の視点からアプローチする。
お客さんの声を聞いて、お客さんのニーズに寄せようとするから商品がつくれない。悩みが解決できない。売れない。
自分起点で作ろうとするから、ニッチすぎてお客さんの悩みとマッチしづらい。悩みが解決できない。売れない。
「どちらか」で戦おうとするから「それ欲しかった!」と言ってもらえない。
ココを理解して設計していかないと、お困りごとは解決しません。
でも、コレ理解するのって、ひとりじゃなかなかに難しいと思うんですよね。
ということで、「誰でもサクッと作って売れる!すず流・商品設計術」というテーマで、「商品設計術」についてお伝えするnoteを、いま書いてます。
ちなみにメルマガもリニューアル中。
どちらも近日公開しますのでお楽しみに🫶
ではまた!
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