聴く力は、伝える力
あなたも、日常において、「うーん。そう伝えたかったわけじゃないんだけどな…」などと思った経験はないでしょうか?
この壁には、どんな人でもぶつかることがあると思います。
そして、この壁にぶち当たるのには、大きな理由があります。
ですが、それはとてもシンプルに解決できてしまうのです。
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そんなわけで今日は、「聴く力は伝える力」というテーマでお話していきます。
今日私が話すのは、「びっくりするようなウラ技」とかではなく、今を含め、これからの時代を生き抜いていくために持ち合わせておいたほうがいいことです。
私は普段ビジネス系の発信をしていますが、これはビジネスとか関係なく、人として、身につけておくべき力だと思います。
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「伝えたいことが伝わらない」大きな理由。
さて、これにはいくつか理由があるんですが、なかでも重要なのが、「聴く力」が不足しているということ。
今日はこれにフォーカスしてお話をすすめます。
聴く力が不足しているというのは、伝えるための土台がグラグラってことです。
家を建てるのにも土台って大切ですよね。地震や台風などの災害に強い家にするには、柱だけでなく土台からしっかり作る必要があります。
これは家だけではありません。どんなことにも言えることです。
なので、「伝える力」にも当然同じことが言えます。
伝えるための土台をつくる。
そのために、「聴く力」が必要になってくるのです。
しかし、ほとんどの人が「聴く力」の必要性どころか、「伝えるための土台づくり」の重要さを知らず、すっ飛ばしてしまっているのです。
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「聴く力」は、思うように伝えるための土台になる。
と、こんなことを言っているインフルエンサーをよく見かけますが…
はてさて、私たちは、本当に相手の気持ちがわかるのでしょうか?
何も考えず普通に文章を書いたとして、あなたの考えていることと、読み手の考えていることが一致するなんてのは、実はめったにありません。
だけど、読み手の考えていることがわかる人もいます。
それこそが、「聴く力」を持っている人。
「聴く力」がある人って、本当に「相手のことを思って」文章を書けるのです。
なぜでしょうか?
答えはシンプルです。
普段から、「相手の心の声を聴いている」から。
これができる人は、無意識でも心に響くような文が書けるようになるし、話せるようにもなります。
「相手の心の声を聴く」とは簡単に言いますが、これ、できてない人がほとんどです。
人間って、自分自身が一番かわいい生き物。
だから、どうしても自分の心の声を優先してしまいます。
「相手の声、ちゃんときいてるよ!」と思ってても、実はできていないことがほとんどなんです。
相手が話してる最中でも、「あーそれは違うよ」とか「そういえばアレ忘れてたな」とか、心のなかで相づちを打ったり、考えごとをしたり。よくあると思います。
「心のなかで」相手の話を遮ってしまうのは、「ちゃんと聴いている」とは言えないのです。
しかし、ウラを返せば、
「聴く力=伝えるための土台」ということ。
つまり、聴く力が身につけば、思うように伝えられるようになるってことです。
…これはもう、「聴く力」を鍛えるしかありませんね。
では、どうやって鍛えましょうか?
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「聴く力」の鍛え方
聴く力を鍛える方法はたったひとつです。
とってもかんたんな方法。
日常から、いますぐにでも実践できる方法。
それは…
「前のめりになって相手の話を聴く」こと。
…ん??どゆこと??
と思うでしょうから、もっと砕いてわかりやすく。
たとえば。
といった感じ。
感覚的に一言で言うと、相槌のバリエーションを豊かにするって感じですかね。
その話題に合った相槌をうつ。
相手の話をちゃんと聞いて、さらに話題を引き出す。
これって、本当に話を聞いていないとできないことなんですよね。
逆に、テキトーに話を聞いている人のことを想像してみてください。
テキトーなタイミングで、テキトーな相槌をうっているはずです。
さっきの会話で、テキトーな相槌にしてみると、
こんな感じ。
どうでしょう?
会話、続かないですよね。
この会話、見ててちょっと苦しくないですか?笑
テキトーな相槌って、相手の話す気力を削ぎ落とします。
だから、興味のない話ばっかりする人がいたとして、その人の話を聞きたくない!って場合には、テキトーな相槌してもいいと思います(笑)
…と、こんな感じで、日々の会話の中で「聴く力」のトレーニングができるんです。
これが当たり前にできている人もいれば、できていない人もいます。
当たり前にできている人は、「人の気持ちがわかって、思いやりのある人だなあ」と思われているはず。
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さて、今日は「聴く力は伝える力」というテーマでお話してきましだが、このふたつの力は表裏一体だ、ということをなんとなくでも感じていただけたでしょうか?
伝えたいことが伝わらない。
ならばまず、聴く力を鍛えてみましょ。
では今日はこのへんで。
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