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夢遊病者は自覚なし【体験談 1403文字】


ひーさんの記事が面白くて
私もコメントしてみた。
そういえば、夢遊病だった時期が
あったなぁって……。
その頃の事を、ちょこっと
記事にしてみました。


夢遊病の状態になったのは
鬱が酷く睡眠薬を、変えた時期だった。

鬱で、夜眠れないので
自分に合う薬を試していた。

医者に「睡眠薬を飲んだらスマホ禁止」と強く言われていた。
ちゃんと守って、
睡眠薬を飲んだら
布団で薬が効くのをまっている。

う〜全然眠ねない。
悪い事ばかり考えてしまう。
なんて、悩んでるうちに
一瞬で、睡眠状態におちる。
なので、ああ…そろそろ寝そう。
みたいな感覚はない。

強制的にテレビを消された感じ。

気がつくと、処方された
薬が切れる時間に目を覚ます。

上記が私の状態。
しかし、私の知らない所で
私の体は勝手に動き、
そして子供達と会話をしていたらしい。


【証言1】
明日はバイトだから、7時に起こして
と私に頼みに来た。
私は「わかった。7時ね」
と言ってメモをして
スマホを触っていたので
安心して、息子はねむりについた。

翌朝、すごい剣幕で怒っている息子。
「どうしたの?」
と聞くと
「起こしてくれるっていったじゃん!」
と、怒りを通り越して涙目。

困惑する私。記憶がない。
メモもない。スマホに
目覚ましセットもしていなかった。

【証言2】
夜中に「外郎売り」の練習をする私。
流石に、ずっと繰り返される
ブグバクブグバグに痺れを切らした
娘が、「お経みたいだから怖い」
と言って静かになったようだった。


【証言3】
ガタゴトと夜中に寝室から
物音がする。
気になって見に来た二人が
見たのは、本棚の並び替え。
あっちに持ってたり、
こっちに持って行ったり。

部屋の電気もバッチリ
ついていたそうだ。


【証言4】
冷蔵庫を整理し始める私。
なんで、こんな時間に
始めるんだと不思議だったが
特に気にしなかったようだ。

満足したのか、
そのまま寝室に、戻っていったらしい。

【証言5】
青い鳥に投稿。
「あしたはアップルパイです」
「好きなジュース募集」
実際に、投稿していた。
フォロワーさんたちから
回答があったり
「寝なさい(笑)」と
コメントされていた。 

家族以外にも被害が
拡大していった。


その他にも細かい事が重なり
子供達は、私が寝る前に
ベランダや、外に出ないように
鍵をかけ、確認していた。

普通に起きているような状態なので
「目がさめちゃった?」
と聴くと
「うん」
と答えるらしい。

本当に記憶がない。
むしろ、子供達がいなかったら
気づかなかった。

ベランダから、落ちていたり
薬の過剰摂取をしていたかもしれない。

流石にそれはまずいので、
予約を前倒しにしてもらい
睡眠薬を変えてもらった。

まだ時たま、何かする事が
あるらしいが、掃除をしたり
歌を歌うことはなくなったようで
ほっとしている。

確かに、パジャマが寝たときと
違うことがあったが
元からこれを着ていると
思っていたので気にしていなかった(笑)

脳の一部だけ強制的に
眠らせても、普段動かない分
体力が余っているので
体が勝手に行動を起す。


薬は自分の体質にあったものを、
見つけるのが大変。
でも、根気強く試していった。

朝の疲労感は、
夢遊病だったからか。
そう思ったら、確かに
体に見覚えのない内出血が
あった事も、切り傷があるのも
納得した。
まっすぐ歩けないので、
ドアに打つかったりしていたようだ。
普通、痛さで起きると思うのだが……。
薬ってすごいですね。

ひーさん
大した体験談ではないですが
少しは、楽しく読んで
いただけたでしょうか?(笑)


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