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《無料》飛行機のファーストクラスやビジネスクラス搭乗にドレスコードはあるのか?

ドレスコードのお話は無料版では書けない話「使える攻略法」を有料版にまとめました。海外に良く行くひとに役に立つリアリティーのあるドレスコードの話、是非お買い求めください。

ケイクスで連載しています。


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それではドレスコードの記事をよみたいひとはこちらへどうぞ

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以上





















































































ここから下は無料のお試しテイスティング記事です。


=======

ブランド店や星付き高級レストランに出入りする際に
何かと話題になるドレスコード。

飛行機のファーストクラスやビジネスクラスに
ドレスコードがあるのか否か
という話が先週ツイッターで話題になっていた。

飛行機に乗るときに
それもファーストクラスやビジネスクラスに
ふさわしい服装があるかどうか
これ今更聞けないよね〜、
かといって知ったかぶりをするのも格好悪い。

ファーストクラスやビジネスクラスに乗るのに
ドレスコードはあるのか?

結論から言うと、
ビジネスクラスやファーストクラスに
適した服装はあります。

ドレスコードが発生するのは
厳密に言えば
機内(航行中)の服装ではなく
搭乗時や降機の際の服装です。

最低限スマートカジュアルくらいで乗っていただきたい。

難しいことはない。
タキシードやドレス着てこいとかじゃないよ。
着たいならご自由にですがスーツで乗れとは言いません。
でも小綺麗な服装で乗ったほうがいいです。

小綺麗とは漠然としすぎているので
底辺ボーダーラインとして、
具体的には男性なら最低限プレスされた襟付きのシャツとチノパン、
ジャケットがあれば尚良し。

女性も同じくシャツにパンツジャケットがあれば素敵。
(マキシ丈ワンピースやスカートなどは諸般の事情でお勧めしません)

靴も裸足にビーサン等のあまりにカジュアルすぎる靴はやめておく
その程度です。

別にビビることのほどでもないでしょ。

どうせ乗ってしまえば
ファーストクラスにはパジャマあるし、
ビジネスクラスでもカーディガンとか貸してくれるし。
ソロシートでフルフラット化した2017年
航行中にはどんな格好してたって裸でない限り
特になんの問題も無い。
機内では楽な服装で過ごした方が快適です。

肝心なのは
「乗り込む時、降りる時に
まともな服装をしておきましょう」
という事なのだ。

では好ましくない服装は?と言うと                   飛行機に乗る前からズルズルとしたパジャマ?かと            おもうようなだらしない服装をしてること。

流行ってるってのもあるんだろうけど            

マキシワンピやパジャマとどこが違うの?っていう
スウェット上下。

あとは毛むくじゃらの足を丸出しの
短パンに裸足ビーサンやサンダル等。

周りの人が見て「え?」っておもうような
だらしないとか、
みすぼらしい格好をしてることです。

ここまで汚らしいとかだらしない、
またはみすぼらしい服装でいっちゃうと
飛行機には乗れてもいろいろな関門
(チェックインカウンターの関所とか)
で引っかかるし、
プライオリティーレーン止められるとか
不愉快な事が待ち受けてます。

実害としてはドレスコードを設けているラウンジからは
つまみ出されるかもね
(エアラインの中にはラウンジにはキッチリ
ドレスコードを決めてるとこもあるので)


空港ラウンジで半ズボンはダメ、豪カンタスが新規定
 http://www.cnn.co.jp/business/35060505.html
 @cnn_co_jp

実は
ラウンジ以外はドレスコードって明文化されてないし、
ちゃんとチケットを持っていれば裸とかでない限り
飛行機から引き摺り降ろされることも無いが
暗黙のドレスコードはちゃんとあるのだよ。

あなたが誰もが顔を知ってる有名人
もしくはVIPで無いのなら
なるべくきちんとした服装で乗りましょうね。

だってさ、
いくらあなたが社会的地位の高い職業についても
年収が7000万円あろうとも
資産が5億円あったとしても
アストンマーチン持ってても
まさかその自分のスペック書いた紙を
おでこに貼っておくわけではないんで

あなたがその場にふさわしい客かどうかを
服装でしか見極める材料がないんだから、
そこは素直にパリッとした格好をしてりゃいいのである。

画像1

ひとつ興味深い傾向として、長年観察して来た結果
乗り慣れてる人ほどある程度見栄えのする服装で飛行機に乗り、
たまーにしか乗らない人ほど、
舞い上がるのかなんなのか
「飛行機ではリラックスした楽な格好で乗らねばならぬ」
という強迫観念に駆られてるのか
何をどの方向に間違ったのか
それほぼパジャマじゃね?みたいなスウェット上下
で乗っちゃったりするのですよ。

近所に犬の散歩に行く服装ではなく、せめて山手線に乗れる程度の服装で乗りましょう。

ひとつ注意したいこと、

「飛行機に乗り慣れた、旅の達人の私」演出に
欠かせないアイテムであると何故か勘違いされてる
スウェット上下に関しては、
いくらジューシークチュールでお値段10万円って言われても、
値段じゃないからね。

値段がたとえ1000円であってもジャケットはジャケット
10万円でもパジャマはパジャマなのだよ。
スウェット上下に10万円の値札つけっぱなしにしとくのか?
って話でしょ、これ
恥ずかしいですね。

いま一度きちんとした服装をするメリットを
よく考えてみてほしい。

服装で周りの印象をコントロールできるなんて
こんな簡単なチャンスを逃すなんて勿体なさすぎるでしょ。

服装をほんのちょっとだけキチっとしてるだけで
丁寧に扱ってもらえ、親切にしてもらえる確率があがるのなら
一般庶民はそれを使わない手は無いのだ。

特に海外に出たら誰もあなたの地位や業績や
肩書きや、年収やいままでの輝かしい経歴なんか知りやしません。

あなたがどんなに素晴らしい人かを判断する材料は
外見(服装や持ち物)しかないことになる。

そうすると何が起こるか。

どうでもいい格好で臨めば
どうでもよく扱われる。

厳しい結果が待ってます。

外見(服や持ち物)以外に判断材料がない場合
自分を大事に扱えと言うサインは
結局身なりや清潔感でしか出せないのだよ。

ここで、無知で愚かなひとは必ずこう言いますね。

「そんなの接客のプロじゃない」
「人を服装で判断するなんてけしからん」

そんな建前なんか糞食らえだ。

そもそも接客するスタッフに見た目だけで中身を当てろなどと       エスパー能力求めるのおかしいよ。

自分が服すらちゃんとできないことを棚に上げて
スタッフにだけ期待がでかいってどういうこと?

生意気なこと言うでない。

だいたい自分がだらしない服装をしているのに何故
きちっとしたサービスを受けられるハズと考えるのか
そっちのほうが不思議ですね。
厚かましいにもほどがある。

サービスするほうだって普通の人間。
「小汚ない」とか「だらしない」客よりも
小綺麗で清潔感のある人がいたら
ちゃんとしてる人のほうに心配りの比率は傾きます。

サービスする側の人間は使われてる立場とはいえ
自分に敬意をはらってくれてる人のほうを
大事にしてしまうのもの。

いい悪いではなくもう無意識下の何かだから
そこには結果しか無いのだよ。

どうでもいい格好でやってくるということは
どうでもいい場所だとおもってるってことを
全身でサインとして発してしまってるってこと。

そんな風におもってるような、「どうでもいい人」に
力一杯良いサービスできるような優秀なスタッフの比率って
残念だけどそんなに多くないんだよね。
(誰でも分け隔てなく全力でサービスするなんて
優秀な人材はひとところに止まってませんし、
もっと別の場所にステップアップして
現場にいなかったりします。)

万遍なく分け隔てなく素晴らしいサービスできるほど
従業員は余裕も無いし、そこまで優秀な人材ばかりが
揃ってるわけがありません。

もっと言えばエスパー能力や透視能力なんか持ってませんのでね。

つべこべ言わずに、あなたが有名でもなんでも無い一般人なら
小綺麗で清潔感のある、ちゃんとした服装でファーストクラスや
ビジネスクラスには乗りましょう。

ナメくさった格好でも丁寧なサービスしてもらえるのは
自分の地位や年収を表記した紙を
おでこに貼っておかなくてもいいくらい世界的な富豪か
万人に顔を知られてる有名人とかセレブとかです。
(残念ながら彼らは自家用ジェットを持ってるんで
一般的なエアラインなんかには乗ってきませんがね)

服装以外でどんな人なのか判断のしようがない一般人は
なるべくパリッと清潔な格好で乗るのが賢いと思う。

ドレスコードなんてもんは
周りの人のためにあるものなのだから。
どんな服を着てたっていいんだっていうレベルに
到達するには
周りの人があなたを見ただけで

「幸せ〜やった〜!会えて嬉しい、一緒に写真撮って
サインください、握手して〜」
みたいなレベルで人気者でないと難しいでしょうね。

それにしてもいつも思うのは
皆さんなんだか知らんがやたらと
「汚らしい格好をしていても、
高級店とかでちゃんと扱われちゃう俺様」
っていうエピソードのこと、
「一杯のかけそば」レベルに好きだよね。

田舎もんが特にこういう話が好きなのよねえって
ちょっと感心してる。
それって何かに許された感じがするのかしら?

都会に許された的な?
都会に受け入れてもらえた的な?

田舎もんって面倒臭いわね。

外見で判断されなかった俺様すげえええ自慢かなんか知らんけど
ずいぶん野暮だよね。って思ってしまう。

小学生のガキじゃあるまいし、
TPOくらいはわかるようになりましょうね。

あとなんか
「雑にするほど慣れてる風」教を信仰してる人たち。

服装がグダグダであればあるほど、
それでも無下にされない俺様って
「まるで常連臭」を醸し出せる
とか思ってるのかもしれんが
そこに漂うのは常連臭ではなく残念臭ですんで
勘違いしないように。

接客する方も人間なんで
バックヤードとかで
「汚い格好の常連気取りな勘違い野郎がきてさー
むちゃくちゃうざいんだよね、
わざと丁寧に扱ってやったら舞い上がっちゃってさ〜
いろいろ買わせちゃったよ、チョロいチョロい」
ぐらいはツイッターに書き込まれないまでも
悪口くらいはきっと言われてるかもね。
(あくまで想像です)

あと

「最初はわざと汚い格好で行って従業員を騙して試し、
そこで邪険に扱われたら
翌日きちんとした格好でいって仇を取る」

こういう話も皆さん「すっとしたーっ」
って感じで大好きよね。
自分何もされてないのに、
仇討ったくらいな爽快感?
あれは何ですかね?

まんが日本むかし話の見すぎ?
鶴の恩返しの「仇返し」バージョンか何かなのかい?

このような性格悪い事は誰も幸せになれんのでやめましょうね。

中身が外見に現れるっていうけど
こうやって意地悪く試す奴って
中身も相当ダメそうなんだが。

そもそもこういう奴は客ですらないと思うので
ほっといていいと思うけど、
自分が礼節にかけてることは棚に上げて
武勇伝みたいに言うからなー。
勘違い甚だしいよね。

あともうひとつおまけに言っておきたいとても大事なこと。

いい悪いではなく現実だから知っておく必要があるんで
書いておく。

残念ながら海外ではアジア人バイアスも無いとは言えないんで
白人が許されてる服装や格好だからといって
同じ格好でいたら扱いが悪くなるとかは
平気で起こりうるのが世界の厳しさでもあるんです。

そこは日本人は名誉白人ではなくアジア人であることを自覚して
ドレスコードで言われてる2ランクアップくらいで
きちっとしといて損することは無いという
その辺のまだまだ厳しい現実も知っといたほうが
世界の中では生きやすいのである。

さてなんでこんな飛行機に乗る際のドレスコードを書こうかと
思ったかというと。
ことの発端は「たのっちさん」のブログである。

人生初のビジネスクラス搭乗記なので、
フィンエアーの人にマナーと楽しみ方を聞いてきた
【ドレスコードあり】
http://tano.blog.jp/20160204/finnair_Business

なんでも招待された旅行でフィンエアに乗る際に
エアライン広報の方から
「ある程度スマートな格好でお乗りくだされ」と
言われたとかなんとか。

自分のブログでも2009年に書いたブログ記事
ジャージで飛行機に乗るようなだらしない人間にはなりたくないなあ。

って記事が未だに検索上位に食い込んでくることからも
わかる通り、

飛行機に何を着て乗るべきなのかってのは
普段飛行機に乗らない人々の永遠の疑問なのかもしれない。

最後に。
サービスする側はどう思ってるのか

例えば乗務員はフライトの度に沢山のジャケットを預かります。

これを日々ビジネスやファーストの搭乗者の数だけ
何度もなんどもしてると
触っただけでどんな服なのかわかるようになりますの。
手触りだけで価値が想像できるというか。
シンプルに言うと
やっぱりいいものは軽いなー。
やわらかいなーみたいなね。

で、そういう素敵な服を着てるひとには
がっかりされないようにちゃんとサービスしなきゃって
身が引き締まる思いを抱いてました。

これが多分どんな服を着て乗るべきなのかの
一つの答えだと思います。

サービスをするのは人である。
って事は忘れてはいけないとおもうのよね。
接客してくれるスタッフからいいサービスを引き出すのも
あなた次第ということです。

わかるひとだけわかって
気がついたひとだけ気がついて
是非いいサービスを受けてほしいなとおもうのであった。

さてここまで書いたらみなさんきっと
興味を持つに違いない
私がどんな服で乗ってるか?ってこと。
これだけ偉そうに言ってるんだから
ロングドレスかなんか着て乗ってんの?とか
思われてるかもしれず。

なので念のため言っておきます。

それは決まってるじゃないか、

緊急時に脱出スライドを安全に滑り降りれて
走って逃げられる格好だよ!



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