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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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2022年9月の記事一覧

書記の読書記録#647『3次元コンピュータビジョン計算ハンドブック』

金谷 健一,菅谷 保之,金澤 靖『3次元コンピュータビジョン計算ハンドブック』のレビュー レビューコンピュータビジョンのうち,3次元の画像に対するアルゴリズムが紹介されている。 もくじ第1章 序 論 第I部 コンピュータビジョンの基礎技術 第2章 楕円当てはめ 第3章 基礎行列の計算 第4章 三角測量 第5章 2画像からの3次元復元 第6章 射影変換の計算 第7章 平面三角測量 第8章 平面の3次元復元 第9章 楕円の解析と円の3次元計算 第II部 多画像からの3次元

書記の読書記録#646『頼れる「かかりつけ薬剤師」になる! 処方箋を手にしたら即チェック』

深川 雅史(監修),豊田 雅夫(編集)『頼れる「かかりつけ薬剤師」になる! 処方箋を手にしたら即チェック』のレビュー レビュー事例検討の中には興味深いものもあるが,値段ほどの量はないと感じた。 もくじ1章 事例から薬剤師の役割を考える 1 ヘリコバクター・ピロリの除菌で体調不良!? 2 何となく活気がないのは低血糖??腎機能低下と低血糖? 3 血糖自己測定から見える患者の心理?好きな数字は139?? 4骨粗鬆症に対する活性型ビタミンD製剤投与と採血?最近、喉が渇く!? 5

書記の読書記録#645『新約聖書Ⅰ,Ⅱ(解説:佐藤優)』

『新約聖書Ⅰ,Ⅱ(解説:佐藤優)』のレビュー レビュー新共同訳の新約聖書+佐藤優による簡単な解説,といったスタイルの新書。今やスマホアプリで聖書を読める時代にもなっているが,ビジネス書らしでは新書が有利かもしれない。 もくじ使徒言行録 書簡集 ヨハネの黙示録 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#644『線形代数と群の表現〈1〉 (すうがくぶっくす)』

平井 武『線形代数と群の表現〈1〉 (すうがくぶっくす)』のレビュー レビュー群論と線形代数,さらには表現論の入門までを,多面体群と置換群の具体例から一気に巡る教科書。つまんで使えるところが多く,サブの教科書として用いると便利。 もくじI. 入門:群とその表現,および線形代数 1. 群とは何か  1.1 「群の概念」小史  1.2 群の現代的定義  1.3 簡単な群の例  1.4 バーンサイドによる群の定義 2. 二面体群,多面体群  2.1 群論より{群の生成,同型,直

書記の読書記録#643『実践 コンピュータビジョン』

Jan Erik Solem(訳:相川 愛三)『実践 コンピュータビジョン』のレビュー レビュー画像処理に関する簡潔なコード本であり,一般論を知る分には本書でも十分だろう。変化の早い分野で内容が古くなってしまっているのは致し方ない。 Python 3.xでの解説がGitHubに転がっているので,参考になるかもしれない。 もくじ1章 基本的な画像処理 1.1 PIL 1.1.1 画像のファイル形式変換 1.1.2 サムネイルの作成

書記の読書記録#642『振動工学の基礎 新装版』

岩壺 卓三,松久 寛(編著)『振動工学の基礎 新装版』のレビュー レビュー全体的には小寺・矢野『演習で学ぶ機械力学』と同レベルくらいの易しい解説で,特に回転機械の振動について参考になる。測定技術については軽いまとめのみ。 もくじ機械の振動 振動の基礎知識 1自由度系の振動 多自由度系の振動 連続体の振動 回転機械の振動 自励振動と安定性 非線形系の振動とパラメータ励振系の振動 振動計測とデータ処理 実験モード解析 音響・騒音 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#641『Hirsch・Smale・Devaney 力学系入門 ―微分方程式からカオスまで―』

Morris W.Hirsch Stephen Smale Robert L.Devaney(訳:桐木紳 三波篤郎 谷川清隆 辻井正人)『Hirsch・Smale・Devaney 力学系入門 ―微分方程式からカオスまで―』のレビュー レビュー線形代数と微分方程式の導入を軽く行った後で,力学系の解説が始まる。『ストロガッツ 非線形ダイナミクスとカオス』と比較して読むのがいいと思う。 もくじ第1章 1階微分方程式 1.1 最も単純な例 1.2 ロジスティック方程式 1.3 分

書記の読書記録#640『対応分析の理論と実践: 基礎・応用・展開』

Michael Greenacre(訳:藤本 一男)『対応分析の理論と実践: 基礎・応用・展開』のレビュー レビューマーケティングなどでよく用いられる,対応分析(コレスポンデンス分析とも言う)についての教科書で,実例多めの手法紹介がメイン。全部合わせるとかなりの分量ではある。 もくじ日本語版への序 はじめに 1. 散布図とマップ 2. プロファイルとプロファイル空間 3. 質量と重心 4. χ2距離と慣性 5. χ2 距離をプロットする 6. 次元を縮減する 7. 最適化

書記の読書記録#639『テンソル代数と表現論: 線型代数続論』

池田岳『テンソル代数と表現論: 線型代数続論』のレビュー レビュー長谷川『線型代数』や佐武『線型代数学』の終盤の内容から始まる。 ジョルダン標準形の説明は本書と斉藤『線形代数の世界』を組み合わせてようやくしっくり来そう。双対空間やテンソル代数になるとさらにレベルが上がり,最終的に表現論の基礎にまで至る。 もくじはじめに 第1章 広義固有空間 第2章 ジョルダン標準形 第3章 行列の指数関数とその応用 第4章 テンソル代数 第5章 群の表現論、主に有限群の場合 第6章 対

書記の読書記録#638『バイオメディカル融合3次元画像処理』

小山博史,金太一,中島義和,斎藤季,齊藤延人『バイオメディカル融合3次元画像処理』のレビュー レビュー医用3次元画像についての教科書で,比較的新しい技術を知る基礎にもなる。 もくじはじめに 第1章 医用画像処理の歴史 第2章 画像検査装置と画像データ 第3章 融合3次元医用画像処理の概要 第4章 融合3次元生体モデルの利用分野 第5章 ディジタル医用画像処理の基礎 第6章 融合3次元画像処理における前処理 第7章 医用画像のレジストレーション 第8章 生体構造のセグメンテ

書記の読書記録#637『数の女王』

川添 愛『数の女王』のレビュー レビュー白雪姫の物語に,整数論における特別な整数を盛り込んだ創作。整数論の学習に疲れた頭を休ませるために読んだ。 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#636『医事法入門 第5版』

手嶋 豊『医事法入門 第5版』のレビュー レビュー医学における現行法および論点についての重要な点に絞った解説となっている。法学部向けの教科書ではあるが,医学系からでも得られることは多い。 もくじ第1章 医事法総論 第2章 医療関係者の資格と業務 第3章 医療提供体制 第4章 診療情報の保護 第5章 感染症対策および保健法規 第6章 人の出生に関わる諸問題 第7章 医学研究と医薬品をめぐる問題 第8章 人体組織と遺伝子・性の決定を めぐる問題 第9章 医療事故をめぐる問題

書記の読書記録#635『量子力学(全2巻)』

江沢洋『量子力学(全2巻)』のレビュー レビューあまり紹介で取り上げられることはないが,小出『量子力学』と猪木・川合『量子力学1・2』の間くらいのレベルと思われる。 もくじ1.光の波動性と粒子性  1.1 波動  1.2 干渉  1.3 エネルギー量子  1.4 光子の運動量  問題 2.原子核と電子  2.1 原子核の発見  2.2 原子の安定性  2.3 原子のもつ電子の数  問題 3.過渡期の原子構造論  3.1 原子スペクトル  3.2 ボーアの原子構造論  

書記の読書記録#634『あたらしい人工知能の教科書 プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識』

多田 智史『あたらしい人工知能の教科書 プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識』のレビュー レビュー人工知能について本当に何も知らない人向けには,広く浅い知識の収集のための教科書として使えるかもしれない。ひどいネット記事よりはマシなくらい。 もくじCHAPTER 1 人工知能の過去と現在と未来 CHAPTER 2 ルールベースとその発展型 CHAPTER 3 オートマトンと人工生命プログラム CHAPTER 4 重み付けと最適解探索 CHAPTER 5 重み付けと最適化