見出し画像

「悲劇の猿山洗礼」

展示用_edited

【ドライブ】


20歳の時
友達の葛西君の車を使い
日光猿山までドライブしてきた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

このとき葛西君の提案で
俺の住んでる所から日光まで
約100㎞の道のりだから
一般道で行くことになった。

このことを言われた時
俺の感覚で100㎞の道のりは
すごく遠いと感じたから
高速道路で行こうと提案した。

しかし葛西君は
「100㎞位の道のりだったら
一般道で十分いけるよ」
そう言って聞かなかった。

俺は
少し不安を感じたけど
葛西君の言う通り
一般道で行くことを了解する。

そして当日
一般道でテクテク向かうと
途中で案の定渋滞にはまり
全然車が動かない。
オロオロ((;д;`≡´;д;))オロオロ

俺は
こんな調子で一般道で行き
今日中にたどり着けるのか
心配になってきてしまう。

画像1

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【猿山到着】


その後朝から出かけたのに
2時間くらいかかっても
まだ半分の距離しかたどり着けず
今日中に行けるか心配になった。

そして渋滞で疲れてしまったので
途中で早めの昼食をとり
少し休憩をする。
ε-(・д・`;)フゥ…

しかし昼食後出発すると
渋滞がなくなってて
一般道で時速80㎞くらい出し
スイスイ走っていけた。

そのまま走り続けること2時間
やっと日光に到着し
猿山まで無事に来ることができた!
(∩´∀`)∩わ~い♪

そのまま日光の山道を登っていくと
途中また車の渋滞にはまり
トロトロ運転になってしまう。

この時突然
わきからサルが飛び出してきて
ボンネットに乗っかり
餌を欲しがってきた。

なので我々は
持ってきたお菓子を猿に手渡すと
お菓子だけ速攻とっていき
一瞬でどこかに消えてしまう。

画像2

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【悲劇の始まり】


その後もしばらく走り続けると
脇からサルがウジャウジャ出てきて
渋滞中の自動車たちに向かい
ボンネットに乗りまくってた。

この光景を見た葛西君は
「ボンネットが傷だらけになる処か
ボンネットへこむな」と
腹をくくったようだった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ

すると我々の車に
1匹の巨大なサルが近づいてきて
2人で「まさかあのサルが
ボンネットに乗るの⁈」と思った。

その瞬間!
想像通り巨大なサルが「ドスン」と
ボンネットに飛び乗ってきて
こちらを見て餌をねだってる。

この時我々は
「ボンネットが傷ついた!」と
ビックリしてしまい愕然とした。

我々がそんな事を思い固まってると
巨大なサルが飛び跳ね始めて
ボンネットをボコボコに潰していき
修理じゃ直せない状態になる。

このとき葛西君は
「やめろやめろやめろ!」と叫び
自動車が壊れていくのを
見てるしかなかった。
ギャアァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ

画像3

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【安全確認】


そしてボンネットがベコベコに潰され
もう葛西君が涙目になってしまい
「これが猿山の洗礼か…」と
なげいてしまってた。

そこで俺は
そもそもなんでサル山に
自動車で行こうと思ったのか
葛西君に聞いてみた。

すると葛西君は
「テレビでサル山見たとき
みんな車で来てたから
安全だと思った」と答えてた。
( *゚Д゚))フムフム

でも葛西君が思った事は
俺も同じように感じてて
サルに車を壊されるなんて
全く想定外だった。

しかしよくよく考えてみると
車で来てる所を放送してた時
サルが車に乗りまくってて
餌をねだってた気がする。

この事を我々は
全く計算に入れてなくて
「そりゃサルが車に乗れば
こわれるわな」と今気が付いた。

なぜテレビでサルが車に乗ってる時
車が壊れる事想像できなかったのか
いまさらながらに悔いてしまったが
時すでに遅かった。
ショボ──(´・ω・`)──ン

画像4

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【修理代】


そして我々は
ボンネットが少し開いた状態で
しばらく走ってると
やっと駐車場にたどり着く。

ここで葛西君に
ボンネットの交換代金を
試しに聞いてみることにした。
ヒソヒソ(*・ω-)(-ω・*)ヒソヒソ

すると交換代金は
「たぶん6万円くらいかかり
1週間車を預けることになる」
そう言って落ち込んでしまってた。

駐車場に到着して
これからサルと触れ合う本番なのに
ここで元気を出してくれなければ
俺もしらけてしまう。

なので俺は
「ボンネットの修理代半分出すよ」
そういって葛西君のショックを
和らげてみた。

この話を聞いた葛西君は
「マジか!」と喜んでくれ
やっと少し元気を取り戻してくれた。
(∩´∀`)∩ワーイ

その後我々は
自動車からやっと降りて
売店でサルの餌を買い
サルと楽しく触れ合う事にした。

画像5

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【後悔】


その後我々は
人懐っこくて餌だけ持ってく
サルと楽しく過ごせ
キャピキャピ楽しめた。

そして日が暮れる頃
肌寒くなってきたので
家に帰ることにする。

駐車場に向かうと
ベコベコにへこんだ車があり
その車を見たら楽しい時間から
絶望感に一気に引き込まれた。

でももうどうしょもないので
あきらめて修理しかなく
もうサル山になんて来ないと
2人で誓ったのだった。

帰り道は
もう気分が落ち込んでたので
高速道路を使い
一気に地元まで戻ってくる。

この時かかった時間は
たったの1時間半ほどで
2人して「初めから
高速使えばよかった」と反省した。

今回葛西君は
自分の判断が全部裏目に出てしまい
もうこんな悲劇絶対ヤダ!と
激しく後悔してた。


画像6



サポートしてくれたら 明日食べる もやしを買う事ができます((+_+)) よろしくお願いします( ゚Д゚)