「夏の大遅刻」
【宿題】
9歳の時の夏休み前の最終登校日
先生が宿題を想定通り大量に出して
その量にクラスのみんなが阿鼻叫喚し
絶望の淵に落としていった
先生は普段の日の宿題をあまり出さず
その代わり夏休みや冬休みや春休みに
一気に大量の宿題を出すので休み前は
みんな戦々恐々としてた
夏休みに入ってからの俺は当然
宿題なんてギリギリになってから
急いでやり始めるから始業式までに
結局全部終わらせられない
そして学校が始まってから数日間
夏休みの宿題で終わらなかった分を
毎日居残りしてやらされてしまい
やっとの思いで終わらせてた
(;´Д`A ```
しかし夏休みの宿題の中でも
居残りで終わらせられない物があり
それがプール参加とラジオ体操で
これだけはさぼる事が出来なかった
もし終わらせられないと放課後に
校庭を毎日5周するまで帰れず
これを1週間もやらされるから
絶対忘れて行く訳に行かない
でもラジオ体操は朝7時から始まり
学校の登校時間より早いから朝飯前に
ラジオ体操するグラウンドに行くから
毎日眠たくてとてもしんどかった
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
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【ソーリーロッカー】
夏休みに入ると先生からもらった
宿題計画表を作り順調に進んでるか
毎日チェックして登校日に持って行き
提出しないとならない宿題もあった
しかし俺は宿題計画表を作った処で
全然その通りに進む事なんて無く
日々計画が遅れ最終日に近づくにつれ
見るのが怖くなってしまってた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
でもラジオ体操はきっちり参加でき
それは毎朝父親が会社に行く前に
俺を強引に開催場まで連れて行くから
1日も休まずフル参加になる
ラジオ体操の時ボランティアの人が
毎朝6時45分頃にラジオを持って来て
7時からラジオ体操放送に合わせて
みんなで始めてた
このラジオ体操のボランティアは
町内会で決められた近所に住む
大学生のお兄さんが毎日来てくれて
最後にハンコをカードに押してくれた
だけどこのお兄さんが結構寝坊助で
しょっちゅう朝7時過ぎに来るから
俺の父親がいつもラジオを持参し
遅刻の時このラジオで先に始めてる
遅刻日はラジオ体操が終わった後
いつもお兄さんが拡声器で謝るが
この時の髪の毛のボサボサ具合が凄く
ソーリーロッカーとあだ名がついてた
ヽ(゚д゚; )スッ、スマソ
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【大遅刻】
遅刻が多い原因は本人曰く酒好きで
毎日深夜までお酒を飲んでるから
翌朝なかなか起きる事が出来ないと
みんなに言い訳してた
しかししょっちゅう遅刻するから
もうみんなもこれが普通になって
お兄さんがいない時はいつもの様に
俺の父親のラジオで先に始めてた
そうすればラジオ体操が終わる前迄に
いつも間に合ってくるからその後
ハンコを押してもらえる事が出来
ハンコさえもらえれば特に問題ない
しかしある日の日曜日お兄さんが
ラジオ体操第1が終わっても登場せず
絶対欠かせないハンコを押せなくて
仕方ないのでしばらく待つ事にした
でも待てど暮らせどお兄さんが現れず
仕方なく父親が家がすぐ近くなので
「我が家のシャチハタを持って来て
それでハンコ押す」と言い出した
( ゚д゚ )エー
そして家まで歩いて取りに行き
もどってきて子供達を並ばせて
我が家の「鈴木」のシャチハタが
みんなのラジオ体操カードに押される
本来ラジオ体操カードには
「参加」と言うハンコが押されるけど
その中に鈴木と言う字が1つだけあり
とてつもなく恥ずかしかった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ