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8.どう生きたいのか? 「要望書」を書いて医師に渡す

■箇条書きで具体的に
 やはり。
 カフェでマスターとお薬手帳の使い方談議で盛り上がっていると、マスターが事務室から何か書類を持ってきた。

 「きのう、医療者に渡す『要望書』の話をしたでしょう。そこで、私が主治医に出した要望書のひとつを持ってきましたよ」 見たいと伝えていたので、もしかしたら持ってきてくれればと期待していた。翌日にもう見られるとは、なんともうれしい。お礼を伝えつつ、1枚の用紙を受け取った。
 治療の全体的な方針や具体的に治療を受けるにあたっての希望などが、箇条書きで書かれていた。さらに、カフェを経営していてこの場を大切にしていることや、お客さんや友人たちと関わることが自身の生活にとって大きな意味があること、自分自身の健康観や人生観などが端的につづられていた。

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読売新聞ヨミドクターでは読みやすさが定評。その連載内容を含め、今日からできるアイデアが満載。もしかしたら、あなたの人生が、生き方が変わるかもしれません。

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