画家の家系から、突然音楽家が生まれた理由

★祖父・鈴木亜夫の代表作「薔薇」



まだnoteを初めて間もないのですが、今日、「自己紹介」を書いていないことに気づきました。

今日から少しずつ、自己紹介していきたいと思います。

★手っ取り早い自己紹介は→ こちら (下の方)です(笑)


さて、私は現在、ピアノ教室を各地で経営していますが、もともと音大卒で、プロの作曲家・ピアニスト。つまり「音楽家」なのです。

そう人に話すと、決まって、次のような答えが返ってきます。

「へえ〜、音楽家なんて、すごいね!きっとご両親も、音楽家なんでしょう?」

ところがどっこい、それが、違うんです。


私の家系をちょっと説明しますと、

○祖父=著名な洋画家(若い頃は、港区にある「芝学園」の美術の先生)

○祖母=小学校教員(麹町小学校に勤務中、祖父と出会う)

○父=写真家(のちに写真店を開き、会社経営も行う)

○母=画家(現代美術)

と、「音楽家」は、ひとりもいないんです。


「でも、画家とか写真家とか、やっぱり、芸術一家じゃない?」

まあ、そう言われれば、そうかもしれませんね。でも、ビジュアル系の芸術と、音楽は、大きく違うんです。

それは、

「目に見える」「目に見えない」

の差です。

大人なら、その共通項を、発見することはできるかもしれません。「音楽も『音色』っていう言葉があるくらいだから、絵とつながっているのよね」みたいに。

でも、小さい子どもには、それは無理なお話。絵と音楽は、あくまで別モノです。


では、なぜ、画家・写真家の家系から、突然、音楽家が生まれたのでしょうか?

これを、「突然変異」として、片付けて良いものなのでしょうか?

実は、私自身、最近までそう思っていました。つまり「トンビがタカを産んだのだ」と。


でも、たくさんの子どもを教えてきて、ある、重大な真実に気づきました。

これは、ショッキングな真実でもあります。


実は、両親、祖父母とも「タカ」だったのかもしれない・・・


という真実。

つまり「音楽の才能が、あったのかもしれない」

ということです。


音楽の才能があったのかもしれないけど、何らかの理由で開花しなかった。

例えば、いい先生との出会いがなかった、とか、良い音楽を聴く機会がなかった、とか。

でも、良い絵や、写真には、出会う機会があった。


このように、人生を変えるのは、才能プラス、

「出会い」

言い換えれば、

「ご縁」

だということに、気づいたのです。


だとすれば、どんなご縁でさえ(それが仮に「腐れ縁」であったとしても)、

「感謝感謝」

なのです。


だから、私の仕事は、

「いい先生に、出会える機会を増やすこと」

「良い音楽に触れる機会を、増やすこと」

です。





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オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp