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伊勢真一監督のドキュメンタリー映画「風のかたち」を観て 水曜3限⑨

6月15日水曜3限の「マス・コミュニケーション」の第9回は、伊勢真一監督のドキュメンタリー映画「風のかたちー小児がんと仲間たちの10年ー」を観ました。
<ドキュメンタリー映画「風のかたち」(伊勢真一監督、2009年)を観ました。これまでの授業で「こどもホスピス」について考えてきましたが、そのことを踏まえて、どう受け止めたでしょうか。この映画を紹介するコラムを書いてください。書き方は自由ですが、読者に読んでもらうことを前提に工夫してください。>

【社会人】
◆今回の映画を観て何かを感じたかと言えば、正直なところ個人的な意見だがモヤモヤが残った。
ドキュメンタリーなので緻密な取材と綿密な打ち合わせにより撮影されているとは思うが、内容的に視聴者に何を訴えているのかがはっきり分からなかった。
小児がんを患っている子ども達は大勢いて、あのようなコミュニティがある事は認知出来た。
しかし何かを問題提起して何かを考えさせるのか、と思うと疑問が残る。

映画では赤ちゃんの泣き声で始まり、6歳で急性骨髄性白血病を患い24歳で完治した吉田みどりさんが夢だった子どもを授かり笑顔の彼女と、赤ちゃんの泣き声でエンディングとなっていた。
がん自体、不死の病ではなくなってきている。
完治して患者の将来の夢を現実のものにしようと日々、奮闘している医師達の活動も良く分かる。

ドキュメンタリーは現実をありのまま報道することにあるが、それはそれでいいとは思う。
しかし映画となるとまた別で、監督は「こう言う考えのもとで制作している」が、貴方達の意見はどうかと問う方が分かりやすくて、スッキリする。

ドキュメンタリー映画は、あくまでも中立な立ち位置で報道しなければならないものであろうか。

【1年】
◆みなさんは自分自身に弱みを持っていますか。また、それを強さに変えたことはありますか。人間誰しも弱みというのは人それぞれ違いますがきっとあると思います。弱みを強みに変えるのは簡単なことではありません。今回はそんな小児がんを患った子供たちが希望を持って生きていくのを収めた映画「風のかたち」を紹介します。この映画は、小児がんを経験した子どもたちに、自然との触れ合いや元患者のボランティアとの交流の機会を与えようという思いで開催されたサマーキャンプを10年間記録したドキュメンタリー映画です。本作は、単なる難病を扱ったドキュメンタリーという枠にとどまらず、命の尊さや生きる意味、未来への希望の映像化として、閉塞的な現代の社会全体に大きなメッセージを送っている作品となっています。私は、この映画を鑑賞して自分の抱えている悩みがとてもちっぽけなんだと感じました。この映画に出演している子供たちは重い病に患い、辛い治療に耐え苦しんでいるのにもかかわらず、ポジディプに生きようとするその姿にとても感動しました。そしてこの映画では、小児がんはもう不治の病ではなく、治る病気ということを主張しています。時代は今も変わり続けています。この映画を少しでも多くの人に見てもらいたいと切実に思いました。そして、今、小児がんを患っている子供たちの生きる希望になって欲しいです。みなさんもぜひご覧になってみてください。

◆聖路加病院の細谷先生はすごい良い人だと思いました。自分の病院で働くだけでもすごく大変なことなのに、自分の実家の方も手をかけているところが素敵だと思います。こういう優しくて頼りになる先生がいることで、小児がんを持っている子供たちもその家族も少しは気分が楽になると思います。また、キャンプを開いて、同じ病気を持っている人たちが話し合える場を作ることは、子供ホスピスと似ている部分があるなと思いました。

◆欠席してしまい分からないです。ごめんなさい。

◆映画「風のかたち 小児がんと仲間たちの10年」は、2009年に伊勢真一監督によって制作されたヒューマンドキュメンタリー映画である。小児がんと診断され、闘病生活を送る子どもたちと、細谷亮太医師の十年間がカメラに収められていた。病棟での闘病生活とキャンプの場面があり、映画名に通じているものなのか場面の切り替え時は自然の映像が流れていた。映画の中で、闘病しているまたはしていた人たちが集まり、小児がんと向き合う姿は第三者から伝えられるものではないのでとてもまっすぐで、小児がんへの偏見、差別、いじめやそれによって引き起こされる悩みや課題などを痛感した。昔は治らないと言われていた病だったが、今では医療の進歩により、子どもを授かることができた人もおり、小児がんについて知るとともにとても励まされる映画だった。

◆風のかたちは、小児ガンと闘う子どもたちと医療関係者の方々のドキュメンタリー映画です。小児ガンの子どもたち、その家族と寄り添い一緒に小児ガンと闘う医師の細谷先生の「子どもは死んじゃいけない人たちだからね」と言う言葉がとても印象に残っています。小児ガンは必ずしも良くならないなんてことはなく、病気を克服しようとする子どもたちの強さ、社会の病気に対する偏見を見返そうとする子どもたちの現状を伝えています。
この映画を通じて、命の尊さ、ありがたさ、生きる意味を考えさせられ、小児がんと闘う子どもたちの願いを知ることが出来ました。
小児ガンという言葉だけを知っていても、そのものを知ることで見えてくる世界があり、しっかりと知り、行動することが大切だと受け止めました。

◆ドキュメンタリー映画「風の子たち」を読んでみて、病気と闘う多くの子供たちに素晴らしい夢があってとても印象に残った。がんや白血病は治らないというイメージが私にはありましたが、周りの大人たちもあきらめずに子供たちの夢と病気に向き合っていて感動する作品だなと思った。ドキュメンタリー映画だからこそリアルを感じられたし、子供たちは病気を通して目標や夢を見つけ出していて、その強く生きる子供たちにあらためて命の大切さを感じた。子供たちの素直な心や、感性、強さを感じて、とても心に響く映画だなと思った。

◆映画「風のかたち」
小児がんと闘う子どもと家族、そして医師。それはこの映画の主人公たちである。「闘病する子どもたちの笑顔は輝いている」「命は尊い」そう思わされた映画であった。がんと闘うのは決して楽ではなく、辛くないわけがない。そんな状況下でも笑顔を見せる子どもたちに視聴者である私達が元気をもらえた。だが闘病の末、尊い命が奪われてしまう現実もある。生きたくても生きれない子がいる。忘れてはいけないと強く思う。
私たちにできること。それは紛れもなく、支援である。同じ世の中を生きる身として、助け合う必要がある。未だ知らない人の多い、子どもホスピス。闘病する子どもが、子どもらしく自由に遊べる場であり、看護師や保育士の資格を持つスタッフもいる為、万が一にも対応できる。そんな子どもホスピスをもっと全国に建設する為には寄付が必要となる。
みんなの手で、多くの笑顔を。

◆この映画は生きることの楽しさや難しさ大切さを学べる映画だと思いました。子供ホスピスも同じだけどその家族だけでは難しことも皆で助け合い手を取り合って生きていく人のすばらしさが見れる映画です。

◆「風のかたち」を紹介します。
SMSサマーキャンプを通して病気を克服し、社会の小児がんに対する偏見や差別を跳ね返そうともがく患者と医師の物語です。
聖路加国際病院の小児科医師であり今回のサマーキャンプのリーダーでもある細谷亮太医師の「命を救ってもらったお返しのつもりで私は、困ってる人や弱い人を助ける仕事をしたい・・・」と夢を語っていた少女は看護師になり、「子どもが欲しい・・・」と切実に吐露していた骨髄移植体験者が無事、母親になる姿を記録することが出来ました。「学校の先生になり、小児がんや難病のことを子どもたちに知って欲しい・・・」という願いを胸に他界してしまった仲間もいます。家族や仲間たちの心の中に、その子の想いは生き続けていることも記録しました。これらの体験談を聞いて、治らない病気とされていた"がん"という存在がもはや小児がんでは10人に8人が治るものであることに衝撃を受け、これまでのがんに対する偏見が覆されました。子どもたちの生きている強さを感じ、同時に同じ年頃の私も生きる意味を思い知らされました。
現代では自殺者が増えているけれど、この映画をみて命の尊さと生への渇望を身に沁みて感じました。ぜひ今の私たちが見るべき映画だと思います。

◆人の役に立ちたいから「お医者さんになりたい!」「看護師さんになりたい!」「院内学級の先生になりたい!」と夢を語る子供たちをみて感動した。小児がんを患っているこどもたちも、結婚したい、子どもがほしいといってその夢をかなえる子どもたちもいる。私もそんな子どもたちを見習いたい。

◆「風のかたち~小児がんと仲間たちの10年」
この映画は、小児がんを患った子供たちと医療関係者・ボランティアの活動を10年間記録した、ドキュメンタリー映画だ。この映画は、聖路加国際病院副院長の細谷医師と、済生会横浜市東部病院小児医療センター長の月本医師、あけぼの小児クリニック院長の石本医師によって計画されたSMSサマーキャンプを軸として記録した映画になる。毎日病と戦っている子供たちに、自然と触れ合い、元患者との交流をする機会を与えるものがサマーキャンプだ。命の尊さ、生きる意味の大切さを教えてくれる作品となっている。

◆病気の子どもたちやそのご家族が安心して少しでも楽しく笑顔で過ごせる場所が大切だと改めて感じました。日々病気と向き合うことは身体にたくさんの負担がかかることはもちろん、精神面においてもきついものだと思います。だから、少しでも笑顔を取り戻せる、気持ちが安らぐ場所が必要だと思いました 「小児がんについて」
がんという病気の中でも、小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いとされています。しかし、成人のがんに比べて化学療法や放射線治療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。医療の進歩により、現在では7割~8割が治るようになってきています。しかし、10人のうちの2人~3人は完治していないことになります。
「サマーキャンプでの子どもたち」
小児がんの当事者、医療関係者、前にがんを患った人たちが参加しているキャンプは緑豊かな自然の中で行われていました。そこにカメラを向け、小児がんと闘う子どもたちの苦悩や夢が語られています。その中には、子どもたちの切実な思いがありました。
病気や障害に対する差別や偏見が当事者そしてそのご家族や周りの人たちをどのくらい苦しませているのか。そのことを忘れないでおきたいです。

◆「風のかたち」
この映画を見て私は病気になるということは病気と闘うことだけではなく、周りの人とも戦うことなのだと感じた。ただでさえまだ体が小さいのにがんと闘うというのは辛いことなのに、周りの友達にも理解してもらえないといじめとも闘わなければならない。そんな辛いことを乗り越えて生きようとする子供を見ていると自分はなんてちっぽけなことで悩んでいるんだと気づく。また医者は患者を救うことが全てではないということもこの映画を通してわかる。避けられない死もある中で本人やご家族のケアをどうするかも医者に必要な力である。細谷先生はそれを体現している人であり、とても素晴らしいお方であるので、ぜひこの映画を観たことがない人は観てみてほしいと思う。

◆今回の授業で映画をみて子供の大切さを知りました。小児がんとは不治の病やまいではなく、治る病気だと知りました。みんな病気に対してみんな笑って過ごしているけど本当は辛いんだと心に染みました。生きる力や生活においてみんなそれぞれの苦労があってこそ今に至るので、私は今後辛い人や悩んでる人がいたら助けて協力し合いたいと思います。障害のあるひとなど相談して生きる大切さを学びたいです。

◆今回の授業動画を見て、子供ホスピスは生きるのに苦労している人が大勢だと思います。
そんなときに生きる勇気を与えてくれる場所なので世の中の子供たちを助けてくれるいい場所だと思いました。

◆小児がんの子どもたちを10年間追い続けたドキュメンタリー映画「風のかたち」。この映画は、小児がんの子どもたちと子どもたちと一緒に戦い続ける医師たちの映画だ。小児がんはもう不治の病ではない。現在2万5千人いるという小児がんの子どもたちの10人のうち7人から8人ほどが治っている。
聖路加国際病院副院長の細谷亮太医師が企画しているサマーキャンプには、小児がんを患っている子どもたちとすでに完治している小児がん体験者などが参加している。この映画を見て命の大切さを改めて痛感した。映画を見て一番心に残ったシーンが小児がんの男の子がキャンプの途中で具合が悪くなり、病院に戻らなくてはいけないシーンだ。男の子は帰り際にスタッフの人に「来年絶対に来ますから!」と何度も伝えていた。スタッフの人も「絶対に来てね!」と手を握りながら伝えていた。これを見て病気の人は明日が来るかも分からないなか必死に生きているんだなと思った。私はよく「明日学校行きたくないな」と思うことがあったけど、こんなことを考えてる自分がとても恥ずかしいし、毎日必死に病気と闘っている方たちに失礼だと思った。今元気でもいつ日常がなくなってしまうか分からないから、毎日を大切に生きていこうと思った。

【2年】
◆早速私自身の「風のかたち」を視聴した率直な感想を偽りなく述べると、不気味、或いは恐ろしいという風に感じられます。
辿々しい喋り方や、抗がん剤の副作用で髪の抜けた彼ら彼女ら、子供の泣き声が響く院内に努めて笑顔を浮かべる人々。
もしも自分が同じ立場だったら、もしも自分の子供が同じ立場だったらとどうしたって不安を抱えてしまうような嘘偽りの無い現実を映したものでした。
しかし、現状その立場に立つ子供らの恐怖といえば、私達以上の、きっと計り知れぬものでしょう。
劇中には治療可能な子供達がインタビューに答え、病気が治った後どうしたいか等将来の展望を語り、治療可能であっても老後まで通院せねばならないと通告され少し沈んだ顔を見せる少女がいました。
子供達を支援する集会で自身の病状や辛かったことを語る少年がいました。
未だ2割の子供は治療不可能というのを聞き、劇中に1度も出てきてはいませんが助かる見込みのない子供達の心中はどのようなものでしょうか。
そんな彼らを心身両面から支える「こどもホスピス」の重要性はこの映画を通しよく理解できるかと考えます。

◆〇ドキュメンタリー映画「風のかたち」を見て
この映画は、小児がんの子どもたちに焦点を当てた映画となっています。この映画で、小児がんについてや小児がんの子どもたちの現状、その子たちの10年後を知ることができました。小児がんは、少し前までは「治らない病気」「負け戦」などと言われており、がんになってしまった子供も医師も死へのカウントダウを突き付けられる日々を過ごしていましたが、最近ではもう「10のうち7人が治る」段階まで来たということ。とはいっても、まだ残りの3人の命を救うことは難しいのが現状。これに至っては、医学に進歩に期待するしかないと思う。この映画で子供たちがよく言っていたことは、「病名を聞いてもわからない」ということでした。比較的、幼いときになってしまう小児がん。それ故に、子供たちは病名を聞いでもわからない。でも、「がん」という言葉はなんとなく聞いたことがある。だけどその「がん」は「治らない」と教えられていたり、イメージがあったりなど、まだ子供というのに「死」というものを目の前に提示されてしまう。しかし、医学の進歩により治るということを知り、実際にも完治することができとても嬉しく思いました。またこの映画は、小児がんの子どもについて語られた映画であることから、小児がんについて知ることができた。それは、小児がんは治ったとしても長期的な通院が行わるという事だ。それは、再発性がありいつなるか分からないということや、女性であれば子ども宿すため母体が健康であるか、生まれてきた子どもの健康状態などをみるためだそうだ。このように、たとえ治ったとしても病院に通わないといけないということを知れた。
また、この映画とこどもホスピスを見たことで思ったこととしては、「子どもが子どもらしく生きる場を失ってはならない」ということでした。この映画で子供たちの多くが言っていたことは、「学校で小児がんがきっかけでいじめを受けた」ということでした。そのせいで、学校に行かなくなることがあったといことでした。これは、おうちにいるということが悪いわけではないですが、やはり学校やその他の社会的成長の場所に行けなくなるというのはあまりいいとは言えないと思います。だからこそ、子どもが子どもとしてちゃんと成長できるという場がたくさんあるというのがいいと思いました。そのため、子どもホスピスやサマーキャンプといった自分と似た境遇の子どもたちがいるという場は、もっと増えるべきであり広まる意義があると思いました。

◆純粋で美しい心。生きることに対して真っ直ぐで、受け入れ難い現実を受け入れその中で生き抜く。年齢が違くても、共通点があるだけで仲間意識が生まれる。私にはこれらはありません。生きることに真っ直ぐになれたことはありません。正直、いつか寿命が尽きる。いつか歳をとってそれから...と考えています。きっと誰もがそうだと思います。この子供たちもほとんどはそんな未来を想像して生活していて、そしたら突然小児がんだと診断されて。そんな受け入れ難い現実に対し、むしろ病気になったから周りの人の優しさや暖かみを感じた。と言っている子もいました。私がその状況に置かれた時にそんな言葉が出るかと考えましたが、映画の中に出てくる患者たちはみな前を向いていました。キャンプを全力で楽しみ、仲間意識を持ち、共に病気と戦い、そして今度は自分がそんな状況にある人たちを助ける立場になりたいと。私はどこかで弱く儚い存在だと勘違いしていましたが、私よりもずっと、誰よりも彼らは強くたくましい存在なのだと気付かされました。

◆風のかたちは伊勢誠氏が監督した2009年に放映されたドキュメンタリー映画だ。
小児がんについて密着取材され制作された本作ははっきり言って映画としては最低だ。
切り貼りしただけの映像と音声、ナレーションは聞き取りづらく映像作品としてはホームビデオ並みだ。
いくら崇高なテーマがあれどあれでは自分から見る人間はごくわずかだろう。
怖いもの見たさで見たい人はぜひ見てみるとよいだろう。

【3年】
◆小児がんは既に不治の病ではない。このフレーズが映画では印象的であった。この物語は「小児がん」というテーマを念頭に置いているのだが、それは悲劇の物語ではなく、未来に希望を抱き前向きに生きていく患者達を映した物語である。毎年、小児科の医師である細谷氏は自らがリーダーとしてサマーキャンプを主催している。そこには病気を克服し、小児がんに対する社会からの強い風当たりを跳ね返そうと戦う子供達がいた。
小児がん患者を未来への明るい希望として描いたこのドキュメンタリーは私たちに「生とは何か」を訴えかけ、ストレス社会と呼ばれる現代を生き抜くメッセージを伝えてくれるはずだ。

◆こどもの病気について深く考えてみよう。
私たちは重い病気は治らないもの、死んでしまうものと決めつけてしまってはいないだろうか。実はもうそのような時代ではないのである。そして、病気と戦うこどもたちは決して暗い気持ちだけではないのである。
そのことを「風のかたち」という映画が教えてくれた。
この映画は病気をかかえたこどもたちの様子を描いた映画である。病気と戦いながら、それでも前向きに考え、乗り越えていくこどもたちが描かれている。そして、病気に対する偏見やいじめと戦いながら、それでも悲観的に捉えず強く生きていく姿には胸を締め付けられた。
私たちは病気に対して一定の捉え方しかできていないと思う。この映画を1度見て欲しい。病気に対する考えが変わるだろう。

◆この映画を見ることで、病気と戦っている子供達の生き方を知ることができます。
たとえ病気と戦っていても、それぞれなりたい職業や夢などを持ってそれに向かって努力していました。
病気であるからといって夢を諦めるのではなく、より一層新しい夢を見つけている人達がとても素晴らしいことだと思いました。

◆この映画は小児がんを患った子供たちの姿を映した映画である。10人のうち8人は治るようになった現代だが、その過程はかなり苦しいものであるし、2割の子供たちは助からない思い病気である。その辛さを乗り越え子供たちがキャンプをしたりする光景が印象的だった。

◆子供たちが病気を通じて成長し、人生に目標を見つけるのに生きている姿に感動しました。
細谷先生の子供への愛情、姿勢のすばらしさと先生に出会えた子供達の幸せを感じました。
人は自分の目標に向かって努力している時の姿が一番美しいと思っている。

◆今回の映画で小児がんの深刻さについて初めて知りました。
子供たちが話している中でそれぞれが抱える不安や症状など、話を聞いている中でとても可哀想と考えていました。キャンプによってこれからの治療や生活を頑張ろうと考えられるような楽しい時間を過ごすことができ、こどもホスピスの動画を思い出しました。授業を通じて映画と子どもホスピスの二つの動画を見て、自分自身は受動的な性格なのでこのような活動をする方々に対してとてもすごいと思い、このような活動が病気にかかってしまっている子どもたちへのとても大きな希望になっていることを知ることができ、このような活動をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと感じました。

◆子供は死んじゃいけない人たちだから、人の役に立ちたいこの言葉をどれだけの人が言えるのかなと思います。
重い病気を抱えている子や、病気を体験した子供たちが弱さを強さにかえていく姿に、勇気をもらえる人が出てくるなと思うし、明日とも全力で生きようと思えるあしたの活力になる映画です。
笑ってるけど、きっと不安だと思う。今を精いっぱい生きてるんだなとすごく思った。笑っていてもその笑顔は本当の笑顔じゃないかもしれないというのをこの映画から感じてほしいです。

◆ドキュメンタリー映画「風のかたち」を観て、「こどもホスピス」の必要性を再度確認することができました。映像でのキャンプは白血病での病にかかった人たちにとって、心の拠り所となっており「また帰ってきたい」といったコメントをしてる人を観てキャンプのような永続的でないものだけでなく、こどもホスピスのような永続的に運営している場所が必要だと思いました。

◆この映画でも子供ホスピスにおいても共通して言えることは、病気と向き合って、受け入れて人生を楽しむ力に変えていることだと考えました。実際に子供のころの夢を叶える例が映画中にありましたが、そのようにポジティブな捉え方をできると人生を充実して送れるということを学びました。
また、医療の発達によって助かる命が増えることはとても喜ばしいことであると思いますが、同時にこどもホスピスのような成長と学びを育む環境を整える必要があると思いました。
この映画は小児がんなど病気と戦っている子供がその病気と共に成長していくものです。いじめを受けたり、夢が持てなかったりした子供が同じような境遇の子供たちと合宿という形で同じ時間を過ごすことで病気を受け入れて、人生を変える内容です。実際にママになりたいという夢を持った少女は成長して一児の子を持つという夢を叶えた例がありました。

◆「風のかたち」は、小児がんと闘う子どもたちのお話です。映画内では子どもたちが同じ病で苦しむ人達とサマーキャンプに行き、普段は体験出来ない事を体験するという内容です。そこで子ども達は自分と同じ経験をしてきた人達と話して過去ふりかえってみたり、ともに遊ぶことで今まではして来れなかった事をしています。

◆小児がんを経験した子どもたちのサマーキャンプを10年間、記録したドキュメンタリー映画である。初め見る前までは泣かせるための演習が多いのではないかと思ったが実際には、子供のリアルな本音や表情が事細かに写されており涙なしにはいられなかった。つらい治療に耐えながらはじけるような笑顔を見せてくれた子供がでていたり、車椅子などの重症の子供達が将来の夢を語る姿は特に印象的であった。この映画は子供たちの笑顔や本音を通して偏見や差別を感じなくなる様なそんな作品である。

◆こどもホスピスは闘病者と家族を精神的な面で支え、日常という当たり前でありながらもかけがえのない時間を提供する素晴らしい場所である、と私は今までのフィードバックで書いてきた。この映画見た後でも勿論その考えは変わっていないが、今までとりあげられてきた前向きな家族の姿を見て本来は深刻な状況であることを少しずつ忘れてしまっていた。一年ごと行われるキャンプファイヤーで、闘病同士が「来年も参加しよう」と言っていること、昨年には居た子が参加できていない事実を今回の映画で見て、明るく振る舞っているだけで本当は死への恐怖がすぐ隣にあることを、改めて思い出した。闘病者が心休める場所としてホスピスは必要な場所だが、関係者や携わっている人々とその存在を知った私たちは忘れてはいけない事実があることを心に留めておかなければならないと思った。

◆今回の映画を見て、難病で苦しむ子供は。必ずしも癌が原因ではないことはよく分かった。悪性リンパ腫瘍であったり、白血病だったり、自分はこれから長く生きられないんだろうなとか、もう助からないんだなと気持ちの面から落ち込んでいる子は少なくなかった。だからこそ、今回見た夏のキャンプは、皆の落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせるにはとてもいい機会だなと思う。この機会を提供した人は、今回のキャンプに体の状況的もろもろ考え、難しいと判断した子たちのことを考えると、来させてあげたかったとコメントを残していた。やはり、難病にかかったり、入院生活が続くと、自分から何かしたいとか、能動的に何かやってみたいと考える機会が少なくなってしまうかなと思ったので、外に連れ出してくれる人たちだったり、いつもと違う生活を提供してくれる人たちが身近にいるんだと分かるだけで、少なからず気持ちは安心すると思う。

◆この「風のかたち」という映画は小児がんの子どもたちが病気と闘うドキュメンタリー映画です。
小児がんを患っていることで差別や偏見を受けたりと生きづらい日々を送っている中、子どもたちには夢がありました。その夢に向かって病気と闘い、強く生きていく子どもたちの姿から力を貰うことが出来る作品です。きっとこの映画を見ることで病気の有無に関わらず命の大切さ、生きる希望や力を貰うことが出来るはずです、、!

◆今回の「風のかたち」を見て、障害者または病気を患っている人達の意見と思いを分かち合うことが出来ました。普段、世の中では病気を患っている人と患っていない人で差別化が起きています。そして、病気を患っている人達同士が分かち合うために年一回行われる、キャンプが行われました。これにより、病気を患っている人達にしか分からないことを共有することが出来ます。その光景を見て、自分たちには考えることの出来ない辛さや、障害者や病気を患っている人達にしか分からないことを改めて聞くことが出来ました。

◆これまでの授業や今回の映画を通じて今現在病気によって多くの子供たちが苦しめられながらも戦っている事。そして、それを支えるべく多くの大人がこどもホスピスのように子供たちやその周囲の人々の力になれるよう活動している事を知ることが出来ました。自分自身が持病を持っており、現在も治療中のため、映画に出てきた子供たちのコメントには深く共感することができたし、ボランティア等でこういった子供たちを支えられるような活動をしていきたいなとも思いました。

◆聖路加病院小児科医の細谷先生はとても優秀な先生と思います。聖路加病院の仕事も大変なのに、山形の実家の病院も関係しています。医者が患者に寄り添う様子が、すべての患者を救うことではないことが悲しい。ましてや小児科は大変です。しかし、このような誠実な医者がいて、家族を含めて患者に関わるすべての人を救うことができると思います。

◆小児がんを患ってしまう子どもは、1万人に1人と言われている。こんなにも低い確率で病気を患ってしまった子どもたちにも、多くの子どもたちと同じように夢がある。「命を救ってもらったお返しに、困っている人を助けたい」という思いで看護師を目指す子、「子供が欲しい」と母親を目指す子など様々である。中には、その夢は叶わずに旅立ってしまう子もいる。このような小児がん患者や体験者を扱ったドキュメンタリー映画である。

◆細谷先生は立派で切実だと思った。聖路病院の仕事も大変なのに、山形の実家の病院まで関わっていて、それでも全ての患者を救うことが出来るかと言ったらそうではない所が切ないと思った。

◆ドキュメンタリー映画「風のかたち」は、病気を患っている子供たちが年に一回夏に行われるキャンプに参加し、交流を通して他では得ることのできない心の慰めや共感を感じられる姿と病気と闘う強さを私たちに伝えてくれる映画になっています。私は映画の中で、病気と闘う子供たちの強さはもちろんのこと、家族の思いが印象に残りました。病気を持つ子の妹とお母さんへのインタビューで、妹がお姉ちゃんに帰ってきて欲しくないと言っていました。その理由は、親を独り占めできるチャンスだからです。親が病気を患っている子に多く手を掛けてしまうのは事実だと思うのでその兄弟(姉妹)は寂しい思いをしている子も多く存在してしまいます。その為、インタビューを受けたこの妹さんはほんしんでは思っていないかもしれませんが、親の目が自分だけに向く為嬉しい時間なのだと感じました。このような機会があることで、家族の中の愛情や信頼ももっと深めることが出来ると思うので、家族にとって必要な時間となると思います。

◆「風のかたち」 伊勢真一監督 2009年
今日でも続く小児癌ですが、それはもう不治の病ではなくなりつつあります。以前は難しい治療でしたが、今や10人に7、8人は完治する病になりました。その小児癌を経験している方々が集まるキャンプファイヤー企画にカメラが密着したお話しです。治療の中での入院生活や病室で感じられなかった、風や景色、体験ができることを目的とした集まりで細谷先生が先だって企画しています。細谷先生が初めて受け持った小児がん患者は「あやちゃん」。
突然の呼吸不全と心停止に聴診器を当て続けましたが、亡くなった事実は変わらなく、涙が流れたそうです。首にかけた聴診器が重く感じられ、その後の患者が亡くなるたび、涙を流しました。
今や10人に7、8人は完治する病になりましたが、それは逆に2,3人はなくなっていることを意味します。
七歳で小児がんになり治療と再発を繰り返しているたまちゃんが亡くなりました。たまちゃんはキャンプの常連でした。ご両親とたまちゃんの弟は、亡くなったことをネガティブに考えず、たまちゃんが日々成長していくと理解しているそうです。
キャンプファイヤーの締めくくりは、毎回参加できなかった人への思いを黙とうして締めくくられます。
「風は確実に吹き続ける。速度を落としたりいい色を吹かしたり。」
本作ではところどころに吹き抜ける風の描写があると度々感じます。
また、キャンプファイヤーの炎はあったかい心と説明する場面がありますが、炎を維持させるためには空気が必要で、風が強くても弱くても消えてしまう。これらの何気ない恩恵を忘れないことも重要なポイントになるのではないかと考えました。
キャンプは三浦半島、阿蘇、北海道と様々なところで行われています。
そこで参加者から語られた、今まで大きな夢などなかったが病気になり、自分と向き合ったことで、なりたいこと、やりたい夢を明確に語っている人が多いことが印象的でした。
患者にとって病気は大きな体験で、病気になったからこそ周りをみれたという感想が多いと思いました。
また鈴木美穂さんは病気が完治した10年後看護師になりました。
主治医の細谷先生と改めて対面してキャンプで同じことを共有しても感じ方は人それぞれ違うと話していたことが心に残っています。
「全国の25000人が未だ闘病中である。」
「臨終の子、ありがとう、春のみぞれ」細谷先生が作った詩。
お遍路をともにしているのはいままで小児がんに倒れた子供たち。
この作品を通して「風」が何を意味しているのかは明かされないままでしたが、風は誰にも分け隔てなくとおり、誰にでも穏やかな風が吹くものと感じた。時には台風のような強風に見舞われ、耐えきれないことがあっても、いつかその風は遠くへ去り暖かい風が吹き出すということを伝えたかったのかと考えました。

【4年】
◆この映画は、小児がん医療の最前線に関わりながら、
キャンプをはじめ積極的に啓蒙活動に取り組んでいる、細谷亮太(ほそや・りょうた)医師という方が企画したものである。
映画の内容としては、小児がんと闘う子供や仲間たちがサマーキャンプに参加し、その様子の記録を撮ったものである。
この映画には、小児がんの患者や体験者の存在を一人でも多くの人に知ってもらい理解してもらいたいという願いがあるのだと思う。
内容としては大きく以下の3つから成り立っている。
一つ目は、SMSサマーキャンプの紹介である。
二つ目は、聖路加国際病院の病院のリーダーである細谷亮太医師の
医療現場の小児科病棟での入院患者たちの日々や、細谷医師の仕事振り、
インタビューの紹介である。
三つ目は、それぞれの現場から主人公たちの家、仕事場、学校、街での日々や、
それぞれの居場所でのインタビューの紹介である。
この映画は、小児がんについて、話を脚色することなく、現実をありのままに観てもらうことを目的としており、そうすることで小児がんと闘う子供や仲間たちに寄り添い、病気について理解してもらうということを目的としていると思う。

◆がんと聞くと私は治らない病気というイメージを持っていました。しかし小児がんは治る病気であり、実際に過去に辛い闘病生活を送って今がある子どもたちがたくさんいるということをこの映画が教えてくれました。これは、小児がん患者や、過去にそれを経験した方たちが悲劇ではなく再生という表現で、私たちに生きる意味や命の尊さ、大切さを伝えてくれるメッセージに感じました。

◆小児がんと闘うこどもたちのサマーキャンプ
病気と闘う子どもたちが病気を克服し、社会の小児がんに対する偏見や差別を跳ね返そうともがく様子を制作者や医師がナレーションをするドキュメンタリー映画。
小児がんとは
小児がんはもう不治の病ではなく治療をすれば治せる病気である。小児がんは0~14歳の子どもにみられるがんの総称で、厳密には「小児がん」という特定の病気はありません。主なものとして、白血病(血液のがん)、脳腫瘍、悪性リンパ腫、胚細胞腫瘍、神経芽腫がある。このうち白血病が38%と小児がんで最も多く、次いで脳腫瘍16%、リンパ腫9%、胚細胞腫瘍8%、神経芽腫7%となっている。
リーダーを務める細谷先生たち医療従事者
聖路加国際病院の副院長であり今作のサマーキャンプのリーダー的存在である人。作中では細谷医師と患者とのかかわりや仕事ぶりなどが記録されている。ほかにも石本先生や月本先生などが登場する。
サマーキャンプに参加したこどもたちはどう育っていったか
分が経験したことをいかして看護の道へ進んだ人やスポーツに励んだ人や進みたい企業に就職した人がいた。こどもが欲しいと切に願う人の願いも叶えられることが出来た。しかしながら中には病気が進行してしまい天国にいった人もいた。

(以上、45人)

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