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モテるようになるには

あ「皆さん、お疲れ様です。お悩み回収系ラジオ︎相談は回る、パーソナリティの綾部(あべ)です」

レ「お疲れ様です。秋山(レン)です」

あ「この番組では、回収してきた様々なお悩みについて2人で解決策を考えていきます」

レ「現在進行形の悩みから解決済みの悩みまでなんでも回収しますので、何かありましたら是非お寄せください」

あ「はい、では、まず読んだ本の紹介をしたいと思いますが…なんだかんだ時間を使ってしまうので1人ずつ交代にします」

レ「はい。では、今週はあべちゃんですね」

あ「はい、ずっと気になっててようやく読み始めた『薬屋のひとりごと』です」

レ「無料の試し読みで最初のほうだけ読んだことある」

あ「絵が綺麗だよね」

レ「後宮を舞台にしてるものってドロドロしてるイメージがあるけど、これはかなり平和だよね。最初だけ?」

あ「私もまだそんなに読んでないけど、みんな優しくて仲良くて、うまくいき過ぎてる感じではある。良いんだけど、ちょっと物足りないというか緊張感がないのは否めない」

レ「ドロドロしてるの嫌いだよね?」

あ「そうなんだけど、なぜか後宮ものは暗くてもバチバチしててもドロドロしてても好きなんだよね。『大奥』とか『テンペスト』とか『武則天』とか」

レ「『源氏物語』が好きなら不思議はないか」

あ「これが現代の会社とか家庭でドロドロしてる話だと耐えられないんだけど」

レ「どういうところが好きなの?」

あ「豪華な衣装と宮廷の生活かな。美しい人たちが豪華な衣装を纏っているだけで絵になるし、宮中の装飾とかイベントも好き。演奏とか踊りとか」

レ「なるほど。じゃあ、小説より漫画や映像のほうがいいね」

あ「そう!あんまりドラマとか映画を見ないけど、後宮ものは実写がいい」

レ「登場人物が多いから絵だと見分けがつきにくくなるしね」

あ「あとね、1人の男子に対して可愛い女子がたくさんっていう設定が昔から好きなんだよ。『いちご100%』とか『ラブひな』みたいな」

レ「そういえば、バチェロレッテよりバチェラーのほうが好きって言ってたね」

あ「あれを宮中の設定でやってくれたら面白いのにっていつも思う。みんな豪華な衣装を着て髪を盛り盛りにして、グループデートで歌合をやったり、伝統舞踊や古楽器の演奏を披露したり…」

レ「…えー、もっと聞きたいのは山々なんですが、時間です」

あ「うわ、主人公の猫猫の話を一切せずに終わってしまった!」

レ「これでも少し時間を伸ばしたんだけどね」

あ「すみません、お悩みにいきます」

【お悩み】モテたいです。どうすればいいですか。

レ「うーん、難しいね…」

あ「ふっふっふっ、これはね、私は完璧な回答を持ってますよ」

レ「モテるための方法を知ってるってこと?」

あ「そう。これをやったらほぼ100%モテます」

レ「えっ、そんな方法が!?」

あ「これを否定する人はいないと思うよ。誰もが「確かに…」って言うはず」

レ「その方法とは…?」

あ「それは、紅一点になることです!」

レ「……」

あ「えっ!?うそ!?合ってるでしょ!?」

レ「えっ…いや…うん…たぶん…?」

あ「そんなっ!レンちゃんに「その通り!」って言ってもらわないと説得力がなくなる!」

レ「私が同意したところで何の説得力もないと思うけど…」

あ「高専の時、女子1人でモテモテの経験をしたレンちゃんの言葉なら説得力がある」

レ「私の時は女子が6人いた」

あ「40人中6人ならグループ分けしたら紅一点だよ。それに部活では1人だったんでしょ?」

レ「1人女性の先輩がいたし、私は全然モテなかったよ」

あ「いーや、自覚が無いだけでモテてたんだよ。先輩から高専時代の話を聞いた時に思った」

レ「え、どんな話をしたの…?」

あ「普通の話だよ。レンちゃんも一緒にいた時に。先輩たちがこぞって可愛がってたらしいじゃない」

レ「それは後輩として。あの部は廃部寸前で誰でもいいから部員が欲しい状況だったんだよ」

あ「レンちゃんは目を離すとすぐ男子に言い寄られてて、いつも先輩たちが追い払ってたって」

レ「言い寄ってない。誰も言い寄ってない」

あ「そうそう、雨に濡れながら帰った時に走ってきて傘を貸してくれた人がいたって言ってなかった?」

レ「ちょっ…待って待って、肝心な所が抜けて良い感じに聞こえるけど全然違うから!」

あ「えー?その後どうなったの?」

レ「通学路にあったガソリンスタンドの人だったんだけど、その後も通るたびに話しかけられて、家の近くまで追いかけてこられてメールアドレス渡されたりしてすごく怖かったんだから」

あ「あ!その人が先輩たちが追い払ったストーカー!?」

レ「ストーカーってほどではなかったんだけど…。誰にも言えなくて悩んでいたら、突然先輩たちが「大丈夫だ、任せておけ」って…」

あ「やだ、かっこいい…!」

レ「それより何でみんな知ってるんだろうってゾッとしたけど」

あ「俺が守ってやらなくては!って思わせるのも、モテるために有効なのかもしれないな」

レ「あのね、想像しているような感じでは全くないよ。「撃退大作戦!」とか言って面白がってたから。娯楽がないからすぐそういうことに食いつく」

あ「まぁ、田舎はそうだね。特に高校生はやることなくてエネルギーが有り余ってるから」

レ「でも、私は彼氏どころか友達もいないくらいだったから例外だけど、他の女子は確かにモテてたと思う」

あ「だろうね。私の地元にも高専があって、中学の時は見向きもされなかったような女子が高専に入学した途端にモテるようになって別人になったから。綺麗になったわけじゃないのにモテてるオーラが出てるっていうか」

レ「高専にいた女子はみんな優秀で活動的だったし、男子が苦手な人だったら入らないはずだから男子ともすぐに仲良くなれるし、そもそもモテる要素がある人なんじゃないかと思う」

あ「男女半々くらいの学校に行ってたら同じようにはならないと思うよ。みんなに優しくされてチヤホヤされたら誰だって嬉しいし自信がつくでしょ?自信がある人はモテるからさらにモテるようになる」

レ「自信がある人がモテるというのは分かる」

あ「そして、モテる人を手に入れたい思う人が寄ってくるからさらにモテる」

レ「モテてるからモテるのか…」

あ「だから、自分以外は全員男性って環境に行ったらモテるようになりますよ」

レ「でもさ、文学部は女子ばっかりだったけど、少数の男子がモテていたかって言ったらそうは見えなかったけど…」

あ「あぁ、逆はないらしいよ。その人に魅力がない限り」

レ「そうなのか…」

あ「男子がモテるには優れた才能とか美しい外見とかコミュニケーション力とか何かがないとダメだけど、女子は周りに女子がいなければ何もしなくてもモテる」

レ「はぁ…」

あ「ということでエンディングの時間となりましたが、モテたいなら学校でも職場でも他に女子がいない所を選びましょう。あとは田舎に行くといいと思います。田舎は娯楽がないから恋愛くらいしか楽しみがなくてみんなガツガツしてるので、すぐ言い寄られますよ!それではまた来週、Have a nice week!」

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