見出し画像

『クロワッサン ONLINE』に掲載されました

雑誌『クロワッサン』のwebマガジン『クロワッサン ONLINE』に僕の短歌が掲載された。そして、歌人の木下龍也さんがコメントをしてくださった。めちゃくちゃ嬉しい。

この件については僕の持てる限りのSNSを駆使して昨日から発信しまくっている。フォローしてくださっている方にとっては「またその話か」と飽き始めている頃かもしれないが、嬉しいので、どこでも何度でも言う。

僕は、木下龍也さんの短歌に触れたことがきっかけで短歌を詠み始めた。木下さんの歌集『きみを嫌いな奴はクズだよ』を読んで、衝撃を受けた。

釣り人は堤防に立ち冬の日の海と陸地の結び目になる
立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ

このほかにも衝撃の短歌がいくつも収録されていた。この衝撃は、なんというか、制限の中に永遠を見た、という感覚だろうか。五七五七七という字数制限の中に、物語や感情や温度や色や音や、もうそれはそれはあらゆるものが集約されていた。その世界は無限に広がり、時間や場所を飛び越えていた。まさに永遠だった。僕の奥底にある感情のふたがふわりと開いて、内側からわくわくと芳香が立ち上った。

こんなにすごいものを僕も作ってみたい。単純なので、そう思った。お笑い芸人を志すに至ったときと同じような気持ちを、短歌に抱いた。

そして、短歌を詠み始めた。見様見真似だった。InstagramやTwitterに短歌をアップすると、心優しい人から反応をいただけた。それが嬉しくて、ちまちまと続けた。

だから、まずは僕の短歌に反応をくれていた皆さまに感謝を申し上げたい。いつもありがとうございます。そして今回コメントをくださった木下龍也さん、掲載してくださった『クロワッサン ONLINE』編集部の皆さま、本当にありがとうございます。

緊急事態宣言は解除されたが、しばらくはこの狭い部屋から、どうにか永遠を紡げないかと試行錯誤し続けると思う。皆さまには引き続き、こっそりとお付き合いいただきたい。

そんな僕の短歌10首とエッセイ1編が収録された小冊子が、プロダクション人力舎のクラウドファンディングページからこっそりと発売中。タイトルは『猫背が似合う』。こっそりお買い求めいただきたい。

画像1

ステイホーム期間に座椅子に座り続けたせいか、こっそり腰がつらくなり始めた。しかし、嬉しいことがあると腰の鈍痛さえも愛おしく感じられる。単純な人間である。自分の単純さに呆れ、そして救われながら、座椅子の角度を模索している。

大きくて安い水