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「どく友会」(読書会)レポート 2020.10.17

1.読書会(通称:どく友会)とは何か?

僕は数年前から隔月で読書会(通称:どく友会)を主宰しています。仕事だけの人付き合いや情報では思考に偏りが出てしまう。もっと幅広く自分の好きなことで刺激を受けることはできないかな?と考えていたのですが、世間で開催されている読書会は意識高い系で少し敷居が高いし、好きでもない課題図書を指定されて事前に予習して読み込むのも気が進まないし。そう考え自分で主催して始めたのが数年前。いつの日かとっても喜んでくれる参加者が増え、とても濃厚で濃密な少人数コミュニティになっていました。

2.どく友会の3つの特徴

主な運営上の特徴は3つです。

①課題図書なし(好きな本を持ち込み)

②少人数制(集客せずにクチコミのみの10名前後・会員は30名ほど)

③SNSへの顔出し写真はアップしない(写真アップは書籍写真のみ)

「自由さと気軽さ」をコンセプトに始めました。自分のビジネスにつなげようとか、流行りのオンラインサロンのように発展させようとか、下心ゼロです。これにより、講師と受講生という主従関係のようなものは払しょくできます。単純に好きな本を片手に好きなことを好きな人たちとで語り合いたい。僕の気持ちはそれだけです。

ここまで思い入れがある読書会ですが、一つだけ弊害が生じました。盛り上がりすぎて毎回時間が足りずに、今では5時間が標準時間。それでも、まだ足りないくらい・・・という感じで、休日に酒も飲まずに喫茶店の熱弁するコミュニティの摩訶不思議さと面白さは日常にはないことです。

世の中はシェアサービスで熱くなっていますが、”頭の中のシェア”も面白いものです。本を読みたいけど、読むのが面倒な人は、人の推薦図書のプレゼンを聴いて読んだつもりになるのも一瞬で見識が広がる面白い試み、これが自由に本を持ち込む読書会のだいご味なのです。普段、自分なら選ばないであろう本をガチで熱弁されますからね。(^^)

3.当日はこうやって進めます

1人10分、推し本をプレゼンし、10~15分質疑応答と感想レビューとなります。一番のポイントは、なぜその本を選んだのか?自分の心境や状況と結びついたときに、本だけではなく、参加者の人間性への理解が深まりますので、絆も強くなるという副次効果付きです。

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4.Zoomでも白熱する読書会

今回も、いつもの喫茶ルノアールの貸会議室での開催は断念。そして今年2回目のZoom読書会に切り替えたのでした。

世の多くは会員数の多さを競っていますが、我が会はメンバー30名、毎回、10名前後が出席する少数に限定しています。

だからこそ、各自がその熱量を思う存分発揮するので濃厚そのもの・・・

・参加者:8名
・会場:参加者の各自宅より
・形式:Zoom
・資料:過半数がレジュメを画面共有
・時間:13時~18時45分(5時間45分!)
・懇親会:Zoom飲み19時30分~23時

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※写真撮り忘れで前回のキャプチャー写真

※顔と名前は非公開

※運営も非公開でメンバーの一般募集もしておりません。参加者を増やすことより少数で質を追求したいためです。不定期ですが、主宰者のメルマガでのみ年に2回ほど募集。

5.今回持ち込まれた推し本を公開!

というわけで、どんな本が持ち込まれたのか、以下一覧をつけておきますね。特徴的なのは、皆がベストセラーばかりを持ってくるわけではないことです。

だからといって、教養を広げよう!みたいな意識高い系のスタンスは誰もありません。単純に面白いから読む、話す、聴く、「気づき」を得る。それだけです。自然体が一番というのをいつも痛感しますよ。

では、一覧をどうぞ!(順不同)

<1>

【Amazon紹介文より】
転職・複業(副業)・独立…キャリアの多様化が進む時代に、自分にぴったりの仕事を選ぶには?この本は、科学的根拠(エビデンス)に基づき、"「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法"を具体的に解説します。

後悔の少ない意思決定をするにはどうしたら良いのか/私たちに本当の喜びをもたらす働き方とは何か/「人生の選択」という正解のない悩みにどうやって答えを出せばいいのか…これらのベーシックな問いに取り組み、「自分が幸せになれる仕事=適職」を正しく選ぶ確率を上げていきます。

将来やキャリアを不安に思いつつ、なかなか一歩を踏み出せない方へ、「科学」という精度の高い判断軸を提示。曖昧な精神論には頼らない、合理的な職探しを後押しします。

STEP1 幻想から覚める~職業選択にありがちな7つの大罪~
STEP2 未来を広げる~仕事の幸福度を決める7つの徳目~
STEP3 悪を取り除く~最悪の職場に共通する8つの悪~
STEP4 歪みに気づく~バイアスを取り除くための4大技法~
STEP5 やりがいを再構築する
~仕事の満足度を高める行動計画~

<2>

【Amazon紹介文より】
日常、職場にあふれている「アンコンシャス・バイアス」。リーダーの「無意識の根拠のない思い込み・偏見」は、メンバーとの関係性、チーム運営、そして成果に大きな影響を及ぼす。最高のリーダーは自分を信じない。自分の「確信」を疑う。自分にもメンバーにも「アンコンシャス・バイアス」があることを知っている。

はじめに
Chapter0◎職場にあふれている「アンコンシャス・バイアス」の正体
◇アンコンシャス・バイアスって何?
◇なぜ、人は「無意識の思い込み」をしてしまうのか?
◇どんな弊害を引き起こすのか?
Chapter1◎自分の「無意識のバイアス」に気づく
◇リーダーのバイアスが周囲にどんな影響を及ぼしているかに気づく
◇自己認知力を高める1
相手の非言語メッセージを意識する~相手から自分を知る
◇自己認知力を高める2
アンコンシャス・バイアスを記録してみる~思考のクセを発見する
◇自己認知力を高める3
相手を意のままに操ろうとしない~自己防衛に走らない
◇自己認知力を高める4
感情を言葉にする~気持ちを落ち着かせる
◇自己認知力を高める5
目的に立ち戻る~長期的な課題に対処する

<3>

【Amazon紹介文より】
「インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法を発見するために辿るべきプロセスならある。」ハイレベルの競技者たちが心理的に取り組んでいる課題とは?チェスと武術に通底する高度な習得プロセスから見えてきた、自己最高のパフォーマンスを引き出す学習術。

<4>

【Amazon紹介文より】
― 目次 ―

第1章 自己肯定感が低い原因は、メンタルノイズ(自分なんて…はちょっとストップ!ノイズは脳が勝手につくり出す ほか)

第2章 あなたのノイズはどれ?14タイプのノイズ診断(悩みの「あるある」でわかる、あなたのメンタルノイズ 自信がない、自分にはできないと思ってしまう ほか)

第3章 日常で発動するノイズに気づく「裏表思考法」(ノイズの発動を察知する一番簡単な方法 目標達成のデメリツトと現状維持のメリット ほか)

第4章 1分でできる!ノイズに邪魔されない心をつくる10の「ノイキャン」エクササイズ(心の免疫力を高める
ノイキャンエクササイズ1 「STOP(やめること)リスト」 ほか)

第5章 メンタルノイズを手放せば誰でも幸せになれる(メンタルノイズ探しは、自分らしさ探しジャッジをやめる。これで人生楽しくなる ほか

<5>

【Amazon紹介文より】
ゆるめるとは、新しいルールをつくること!! 老・若・男・女・健・障、すべての人が生きやすい世界を目指して--。
世界ゆるスポーツ協会代表理事が発見した、スポーツ、文化、働き方、社会、心のゆるめ方。
「目次」
はじめに
第1章 スポーツをゆるめる
第2章 ゆるスポーツが生まれるまで
第3章 そもそも「ゆるめる」とは何か
第4章 「ゆるライズ」してみよう
第5章 “YURU”は日本独自のスタイル
第6章 ニューマイノリティをさがそう
第7章 働くをゆるめる
第8章 みんな普通で、みんな普通じゃない
第9章 ガチガチな世界からの脱出法
第10章 標準をゆるめる
おわりに

<6>

【Amazon紹介文より】
なぜ「論理的」な人間が社内を説得できないのか、なぜ「原因究明」によって問題を解決できないのか、なぜ「ベスト・チーム」が必ずしも成功しないのか…。著者は、マネジャーが直面しがちなこうした「逆説」を12例挙げて、なぜそれが生じ、どうすれば乗り越えられるかを、独自の「暗黙知」のマネジメント哲学によって解き明かしている。

  その考え方の根底には、企業を「高度な複雑系」「生命」とする見方がある。従来のマネジメントに自明の論理や手法は、そうした複雑系や生命としての企業をとらえきれずに限界に突き当たる、というのが著者の主張である。具体的には、論理的思考、問題解決の枠組み、意思決定、合意形成、組織デザイン、あるいは部下指導などの、マネジメントの「限界」について議論が繰り広げられている。

では、どうすればそれが乗り越えられるのか。著者は「企業全体をその複雑性のままに理解する手法が求められる」として、「直観力」と「洞察力」の2つをその答えに据えている。さらに2つは「論理を突き抜けるまで論理思考に徹する修練」でしか身につかないとも論じている。本書で一貫して強調されるこの「徹する」という哲学的境地は、マネジャーとしての精神のあり方に強烈なインパクトを与えるはずだ。

勝負の世界の鮮やかなエピソードや、西洋哲学、東洋思想、宗教、諸科学への著者の深い造詣が、本書の奥行きを広げている。高度な概念が、じつに平易な言葉で語られているのも驚きである。従来のマネジメントがとらえきれなかった世界の輪郭が、ここに見事に浮び上がっている。(棚上 勉) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

<7>

【Amazon紹介文より】
今後の日本にとっての最大の課題は「人口減少・少子高齢化」である。2020年から2040年の間に、人口は1525万人減る。マーケットは年々縮小、企業も自治体も人材不足に陥り、一人暮らしの高齢者が激増する。

企業も、自治体も、これまでと同じ考え方で同じことをしていれば、変化に適応できず衰退していくしかない。戦略的に縮むためにすべきことは何か。
人口減少の専門家であり、都市や地方の様々な「現場」で対話を繰り返してきた著者が、「売上や人口の拡大を目指す思考を捨てよ」「これから求められる能力はエンパシー」など、人口減少を希望に変えるための指針を示す。 

●ネット通販が届かなくなる理由/●「人手不足は外国人、女性、高齢者で解決できる」のウソ/●本当に70歳まで働けるのか/●マーケットの未来を見る力/●自治体の職員不足で起きること/●いかにして集住を促すか/●少子高齢時代に合わない、マンションの区分所有 etc.

<8>

【Amazon紹介文より】
どこの国でも裸一貫から財を成す中国人―その秘密は“稼ぐ思考法”にあった!コネなし、金なし、学歴なしのダメサラリーマンでも起業1年で年商1億円。ほぼ実話のビジネス小説、今日からできる人生逆転術。

P.S. おまけ

懇親会でも熱が冷めずに、また追加で推し本の紹介を。以下三冊でした。

6.どく友会のサマリー

<主旨>

新たな本に出会い、新たな知恵を日常生活で実践するキッカケとする。

<進め方>

開催は、隔月の第3か第4土曜日が基本。(1・3・5・7・9・11月)

参加者が持参したお勧めの書籍の内容レビュー、感想を”ゆるく”、時には熱く、情報交換することが基本の流れです。

(レビュー頂く内容)

①著者の紹介
②ザックリと書籍の内容をレビュー
③印象深い点、気づき、学びを3つほど発表
④質疑応答

<ルール>

(1)一人一冊、必ずお勧めの書籍を持参。
(2)人生や仕事に役立つ本を持参のこと。

※著者・出版社の方は自分(自社)の書籍のPR持参もOK!

●年齢は30代、40代が多いですが、職業もバラバラなので個性的です。
●3分の1は初参加の方です。
●男性6:女性4の構成
●普通にお友達をお連れ頂くのもOK。

<経緯>

毎月平均8冊程度本を読んでいますが、ただ学んでいるだけでは面白くなく、他人がどういう視点で解釈しているのか。また、学びをどう実践するのか。そこに関心がありました。でも、なんだか世間の読書会でぴったりくるのがなかったので、自分でやってみようと思いました。

「新たな書籍との出会い×他人の価値観の学び×日常への実践活用」

この掛け算が僕のコンセプトです。

本好き集まれ!!!!!

著者・思考の整理家 鈴木 進介



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