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Vol.18 分母と分子はなんだろう 〜〇〇率〜

皆様、今日もお立ち寄りいただきありがとうございます!

今日からGWですね。気を緩めることなくではありますが、お互いに少しでもホッと一息つく時間になると良いですね😊

さて、今日は「普段何気なく使っている言葉」に関する記事を書かせていただきます!

細かなことかもしれませんが、面倒なことに私自身「言葉の定義」をなるべく明確にしたいタチで😓

「こんな考え方もあるんだー」と参考になったら嬉しい限りです( ̄∇ ̄)

★ 〇〇率への違和感

ここ最近、「〇〇率」という言葉をよく聞きませんか?

・テレワーク実施率

・人との接触低下率

・自粛率

などなど。
これらを見る度に少しモヤっております。

「率」は割合を意味しますので、

「分母と分子はなんだろう?」

「分母と分子、それぞれの数量はどのくらいか?」

「分母と分子のそれぞれの単位は?」

こんなことを思っております。

上記した〇〇率の例においても、意外と、疑問を解消してくれるような元データは出てこない...

(単純に私の探し方が下手という可能性も高いです。😅)

なぜこれほどにこだわるのかと申し上げますと、情報を鵜呑みにせず「データに対する信憑性」を確認するためです。

例えば、以下は全て同じ「2分の1」です。

・2人に1人
・100人中50人
・1億人中5千万人

これだけ母数が違うと、同じ2分の1でも意味合い(データへの信憑性)が変わってきます。

また、「2人中1人」と「2個中1個」も、同じ2分の1ではありますが、単位が異なるためこちらもデータの意味合いが異なってきます。

「2個中1人」のように分母と分子の単位が異なっていたら支離滅裂です。

★そもそも「率」とは?

先ほども申し上げましたが、「率」は割合を意味しますので、
全体(=分母)に対して、部分(=分子)がどの程度なのか・どのように構成されているかを把握・分析する尺度です。

「率」が使われているならば、「分母」と「分子」が必ずあります。

例えば、
野球の「打率」は、「打席数」に対する「ヒット数」となります。

「円周率」は、「直径の長さ」に対する「円周の長さ」です。
(円周÷直径 これがπになるんですね( ̄▽ ̄))

★ さいごに 数字に翻弄されないために

ここ最近、「〇〇数」や「〇〇率」といった数字を用いて、情報を語ることが増えております。

それ自体はとても良いことだなぁと思います。

客観的かつ具体的に時間推移を伴う形で事象を見れますので。

一方で、数字のバイアスに翻弄されることも多くなってきているとも感じます。

前回も「大きな言葉の使い方」について書かせていただきましたが、
https://note.com/yujis_yryrip/n/n7ea8f591ffed

こちらと同様に、一旦立ち止まって、数字への根拠や背景、裏付けを確認して、数字に翻弄されないことを目指したいですね😊

今日もお立ち寄りいただきありがとうございます!
そして、いつもスキをいただきありがとうございます。
とても励みになっております。

また次回お会いできますと嬉しいです♪

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