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『BLUE GIANT』感想記事 とてつもなく響いた ※ネタバレ無し

つい先日、感想を言うのが苦手だなんて記事をあげておきながら、
見てきた映画をオススメしますぜ!!!!!!
※ネタバレしないように配慮して書きます。

【↓予告PV】


●簡単な詳細

『BLUE GIANT』
作者:石塚真一
掲載誌:ビッグコミック

Wikipedia

●あらすじ

中学生時代にジャズに出会った少年・宮本大が、さまざまな人との出会いを経て、ジャズプレイヤーとして、人として成長していく様子を描く。

マンガペディア

ジャズをテーマにしたお話です。
人それぞれジャズに対するイメージは違うかと思いますが、なんとなく
お洒落だったり、大人でシックな感じをイメージする方が多いんじゃないかなと思います。

もちろんお洒落な演奏シーンや描写もあるのですが、この作品はとにかく、

熱い


後にされるであろう、配信で見るのも面白いと思いますが、できれば映画館で音を浴びてほしい!!!

今回のアニメ映画化では、原作コミックの第一部(10巻分)を2時間にまとめています。
もちろん、あそこも見たかったなーって思う部分もありますが、
大事なところはしっかり抑えたうえで、見易いまとまりになっています。
僕は第一部の漫画を一周しただけですが、これなら全く知らない人が映画を観てもわかりやすいと思いました。


オススメの理由(見易い理由)をいくつかご紹介します。


①登場人物


画像に写っているこの三人を中心にお話が進みます。
構成上、しっかりとフォーカスが当たるので、
どこを観たらいいかわからないということには、なりにくいと思います。
観客の中でも、何人か会話をするシーンなどもありますが、
邪魔をしないけど、しっかり思いがあって、じんわりくるのが最高です!

②音が聞こえる


映画なので当たり前なのですが、これは漫画版の時から言われているのです。
漫画なので、聞こえてくるわけがないんですよ。正直、サックスの音を正確に認識できていたかも
自信はありませんでした。なのに、聞こえると形容してしましまうんですよ・・・

近年では、音楽漫画のヒット条件として必須になっているみたいです。
僕は、クラシックを題材とした、『四月は君の嘘』が大好きなのですが、
あの時とはまた違うけれど、ぶわあああって伝わってくるものが確かにありました。

そして、今回のアニメ映画化。
演奏シーンが終わる度に、立ち上がって拍手をしたくなりました。
これは是非、映画館で感じてほしいです。

③応援したくなるストーリー展開


深くは書かないようにしますが、、今作(映画)の時系列は、学生の年代です。
上京してきて、必死にバイトしながら音楽漬けの日々を送ります。
音楽やってた人にはもちろん、これ役者にも境遇が刺さるんですよね。

夢を抱いて、どんどん進んでいく様だったり、今出せる自分の全力をぶつけたり、その演奏を聴いている、大人たち(観客)がいます。
更に言えば、映画館の客席で観ている僕たちも、
あのライブハウスの客席にいるのと同じなんですよ。

大人になるにつれて、何かを諦めた人。
学生時代、部活動に真剣に取り組んだ人。
辛い中でも、お仕事を頑張っている人。

ジャズという音楽、登場人物たちを通して、僕たちの心に直接響かせてくるんです。

僕は映画を観て、自分のお芝居や表現に対して、考え直しました。
技術や思考も大事。仕事として、数字に真剣になるのも大事。
それでも本当は、とにかく熱く、ぶっ倒れちゃうかもしれないぐらい、
全力で自分を出したい。ここにいるぞと叫びたい。作品を届けたい。
その気持ちを、亡くす必要はなかったなと。

ジャズに詳しくなくても、音楽や表現をやっていなくても全然大丈夫です。
彼らの音楽そのものがジャズであり、映画観終わったら、永遠にサントラ聞いちゃいます。

上演映画館数や、1日の放映数が若干少ないかもしれませんが、
もしご予定が合えば、是非観てみてください。
かくいう僕も、漫画を薦めてくれた友達に、絶対に行ってくれと大プッシュしてもらいました。

上映中に行けて本当に良かったと思うので、僕から皆さんへの、大プッシュでございます!!
観た人は、感想語り合いましょう・・・。


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