先生が大好きで、学校が大嫌い【初任教師】
今日はとある一人の教師が思う、学校に対する思いのお話。
ぶっちゃけた話で同業者には絶対話せないです…。
だからnoteに本音を書いちゃおう。
まずは簡単に自己紹介から。
私は今年の春に大学を卒業し、小学校の先生として働いています。
しかし、2か月後に「適応障害」と診断され、1か月半の病気休暇を取ってお休みをしていました。
今は復職をし、約5か月が経ちました。
でもまた体調が悪くなってしまって、さらに2か月ほどのお休みをもらっています。
☆以前に書いた記事です。こちらも合わせてご覧ください☆
「大好き」なところ
私は学校が好き、というよりかは「先生が」好きでした。
先生はいつも私の見方でいてくれたし、私のことをよく理解してくれていたし、たくさん褒めてくれたし、たくさん頑張ったねと言ってもらえました。
時に厳しい言葉を受けることはあったけれど、先生が大好きだから自分にちゃんと染み入っていく感覚がありました。
友達とずっといると疲れてしまう。
時には一人でいたい。
でも完全に一人だと「ぼっち」だと思われてしまう。
それは嫌だった。だからよく先生に話しかけてた。友達と一緒に話しかけることもたくさんあった。
いろいろなことがあった学生生活を支えてくれたのは、間違いなく「先生」でした。
だから私も先生になろうかな、と思って教師になりました。
「大嫌い」なところ
それは「一人でいることを許してくれない雰囲気。」
これが大嫌いでした。
なぜぼっちはだめなんだ。
なぜ一人でいると「あいつ一人だぞ」みたいな雰囲気になるのか。
でも友達とだって一緒に過ごしたい。
楽しく過ごすことも大好き。
だけど「ずっとそうでなくちゃいけない」
これが辛かった。
理想は一人でいてもいいし、友達と過ごしていてもいい。
それくらいゆるっと繋がっている人間関係が理想だった。
私は先生になって気づいた。
学校は集団生活の中で学ぶ場所。学ぶ内容は国語や算数といった教科だけではない。
たくさんの人と関わる中で人としての礼儀を知ったり、
自分の思いの伝え方を知ったり、
相手と自分の思いの折り合いの付け方を知ったり、
上下関係から言葉遣いや態度について知ったり、
などなど。
人がこの社会で生きていくためのスキルを集団から勉強できる場所が「学校」という場所だということに。
だから「みんなと仲よくしよう」という雰囲気が生まれると思ってる。
そう、全然悪いことじゃないんだよ。
それでも教師というお仕事は尊いお仕事
先生って本当にすごい。
私はこの一年満足に先生というお仕事をこなせなかったけど、人の一生を変えてしまうくらいの影響力のあるお仕事です。
この仕事が一体何の役に立つのだろうか、といったことは一切なくて、
すべての教育活動において確実に「人のために役立っている」という実感を得られることがこの仕事の素敵なところ。
なんだかんだ大変なお仕事だけど、子どもはどんどん成長していく。その姿を間近で見られるのはどんな先生も「やりがいだ」と言っています。
でも、どうしても、「大嫌い」なことを先生として子どもたちに伝えなくてはならない場面がどうしても出てしまう。
「みんなで協力して」とか、「話し合いで決めよう」とか、「目標達成のためにクラス一丸となって」とか。
そうやって伝えることが社会性を身に付けるために必要だとわかってはいるけど、そういう場面に出くわすと私はいつもモヤっとしてしまう。
もちろん大切なことだから、伝える必要がある。
でも私が伝えなくたって、伝えたいと心から思える先生が伝えた方がお互いに幸せなんじゃないか。
この記事を読んでくださったあなたはどう思いますか?
学校って、あなたにとってどんな場所でしたか?
実際に学校の先生をしている方もこんなことを思っているのだろうか。
やっぱり、先生なら学校のことが大好きなのかな。
先生なのにこんなこと思ってていいのだろうかと不安になったので、もし「わかる!」と言ってくれる方がいたら嬉しいです。
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