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【スーザフォン】FRP製管楽器4つの製造工程をご存じですか?


FRP製スーザフォンとは?


スーザフォンはチューバに似た管楽器です。奏者は肩にかけて演奏しますが、通常は金属製のため非常に重量のある楽器です。

FRPの技術で作られる、樹脂製のスーザフォンは

  • 水に強い

  • 比較的軽量である

  • 製造コストを抑えることができる

といったメリットがあります。

いまでは、甲子園やパレードなど、マーチング用に屋外で使われる楽器として、とても人気がある楽器です。

製造工程


1.積層

金型にゲルコートをぬり、離形処理をした後、ガラスクロスやガラスマットを樹脂で貼りあわせます。

この作業は積層と呼ばれており、ホイップ上の樹脂を表面に盛って強度を増します。使用しているアルミ型(金型)は、以下の記事でご紹介しています。

2.脱型


型を締め圧着し一晩乾燥させたあと、型から成形品を取り外します。

3.パテ作業


各部品を接合する際や、表面を整える目的でパテを盛ります。

4.研磨


ウレタン塗装あとの成形品を研磨します。

まとめ


いかがだったでしょうか?FRPの技術を使えば、このような管状の成形品を製造することが可能です。

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