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SUZU GROUPの取り組みがグッドデザイン賞を受賞しました!

こんにちは!The SUZUTIMES編集部の是枝です。
今日は水曜日ですが、タイトル通り、嬉しいお知らせを引っ提げての更新です!

SUZU GROUPの取り組みが、2024年度グッドデザイン賞を受賞いたしました

嬉しいことなので、タイトルと同じことを見出しにしてしまいました・・・

受賞対象は、私たちの取り組み『UPDATE OUR LOCAL』。
グッドデザイン賞といえば、優れた商品や身の回りの“もの”についている印象があるかとも思いますが、実は取り組みや考え方といった“こと”も対象であることをご存知でしょうか。

さらにこの度は、『私の選んだ一品』にも選出されました!
いただいたコメントがこちら。

【選出した審査委員とコメント】
Li-Chin Kuo(台湾)/キュレーター、コミュニティ・プランナー
A system initiated from a restaurant (businese unit) leads production and consumption to develop a bright vision toward a better local development, even including food education and tourism aspect. This continuous actions starting from deeply love of this township and turns out they do create happiness among participants and deliver local charm through food. This new industrial group that actually brings local changes is very influential "regional design". I hope it can be promoted nationwide and even globally. (原文ママ)

海外の方から地域に対しての想いや取り組みを評価していただけるのはとても嬉しく、光栄に思いました・・・!

今回の記事では、今回受賞となった私たちの取り組みをご紹介しつつ、これからについてを書きたいと思います。

地域の食を活用した持続可能なまちづくり『UPDATE OUR LOCAL』

私たちは、地域の食の魅力を通じて、地域循環やまちづくりを創造するデザインカンパニーです。

▽ 私たちについては、こちらの記事(自己紹介記事)もご覧ください!

原点でもある飲食店の運営(飲食事業)から、県内の食材を使用した食品の開発・製造(加工品事業)、学生や企業向けの教育事業、店舗や企画のプロデュース事業など・・・さまざまな事業を展開しています。

その全てに共通するキーワードが『UPDATE』という言葉です。

日本各地にあるさまざまな風土と、そこに根付く文化や歴史。それらは、先人たちの知恵と工夫とも言える、大切なものです。
しかし、それらを取り巻く環境は時代とともに変化しています。私たちの故郷を美化するだけでなく、日常に寄り添うものにしたい。
『UPDATE OUR LOCAL』は、そんな想いから生まれた考え方です。

塗り替えるのではなく、現代に合う形に。

伝統野菜や地域の食文化を使った
加工品の開発・製造・販売も行っています。

UPDATEとは、直訳すると「更新・最新の状態にする」という意味です。
私たちは、これまで大切に受け継がれてきた文化や伝統を“変える”のではなく、現代に合った形で表現する作業をしています。

高齢化や食の多様化、あらゆるものの機械化・AI化が進む中で、地域や郷土はさまざまな課題を抱えています。
文化や伝統は、昔からの形そのままを伝えるだけでは解決につながらないと考えています。

地域や文化を現代に合った形にUPDATEすることで、先人たちの暮らしや文化に付加価値をつけ、伝統そのものに触れる機会を増やすことができる。それが、郷土を守り、受け継ぐことにつながると考えています。

例えば、昔ながらのお漬物や郷土料理・・・新潟では「煮菜」という、たい菜(青菜)を発酵させて作るお漬物を使った郷土料理があります。
美味しくて、唯一無二の故郷の味である反面、毎日食べたいかと言われるとちょっと違います。

そこで、「煮菜」に現代風のアレンジを加え、ポタージュやパスタ、お茶漬けのもとなど、ちょっと新しい目線で表現することで、日常では触れる機会が少なかった「煮菜」の魅力を知り、食す機会を増やすことができると考えています。

UPDATE=地域の魅力を再発見すること

そのためには、まず風土・歴史・文化を紐解き、その背景を噛み砕いてよく理解することを大切にしています。

その食材のルーツや、どうやって食べられていたか。それはどうしてか。味わいだけじゃない、その食材の魅力を考えるところから始まります。

地域の食を通じて、地域の魅力や特色を知る。
そうすることで地元の人が当たり前に地元を楽しみ、慈しむことができる環境を創造しています。

持続可能な地域循環を

UPDATEと同様に大切にしているのが、ビジネス的視点です。
地域内の循環とビジネスを両立させることで、文化の継承を含めた持続可能性の高い地域社会を創出しています。

地域を知り、楽しみ、慈しむ。そんな豊かな日常そのものが、観光資源になると考えています。

これは、有名な観光地があるわけではなく、大きな商業都市でもないからこそできる、地域ならではの“ここにしかない”魅力です。

地域の暮らしそのものの価値をもう一度見つめることで、本来の意味での美食都市になりうると信じています。

『UPDATE OUR LOCAL』で目指すこと

魚沼の農家さん八木さん(左)の持つ山菜「うるい」と、
SUZU GROUPの鈴木(右)が持つ「雪下にんじん」。
どちらも、新潟の風土を活かして生産される、“ここにしかない食”です。

私たちの考え方や取り組みに『UPDATE OUR LOCAL』という名前をつけ、地域デザインとしての認知を広めることで、日本全体がもっと素敵になると考えています。

日本各地には、眠ってしまっている地域の魅力がまだまだたくさんあるはず。同じような思いをもつ地域の方々が地域の魅力を輝かせるための模範となれたらと思っています。

▽受賞ページはこちら

おわりに・・・

新潟県内を中心に様々な事業を展開している私たちですが、まだまだnoteで紹介しきれていない、新潟の魅力や私たちについてのことがたくさんあります。

この受賞をきっかけに、新潟に興味を持っていただけたり、地域について少し考えてみたり、そんな機会を作れたら嬉しいです。

次回の更新は明日!今後は、受賞の裏側(応募までの準備について)なんかもご紹介できたらと思います。
お楽しみに!

これえだ

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