作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part18:民間企業で専門性を活かすには?

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、“専門性”について書かせてもらいました。
今回は、専門性を民間企業で発揮するためには?という内容で書いていきたいと思います。




~作業療法士として社会へ出たころ~


作業療法士の養成校時代に、就職先を考えていた私の選択肢は
「身体障がい領域」の病院に勤めるか?
「精神領域」の病院に勤めるか?
はたまた「介護施設や発達領域」の施設に勤めるか?
と、せいぜいこの程度の選択肢で悩んでおりました。

結果は、
養成校の教員から紹介された「身体障がい領域」の総合病院に勤める事になりました。
作業療法士の職について、
医療機関や介護保険施設等の狭い範囲で考える事しかできなかったと今は感じています。


また、総合病院では作業療法士としての仕事も確立されており
なんの疑いもなく、先輩OTや上司から業務を習い実践してきました。


医療機関や介護保険施設では作業療法士の役割が認識され、業務も割り当てられることが多い。というように考えています。




~民間企業への就職~


2022年、12年間務めた総合病院を退職し
民間企業である、自動車学校に入社しました。

自動車学校に作業療法士の職域を求めた理由は、
病院内で患者さんの移動支援を行っていたからです。
移動支援を行う中で、自動車学校と連携を進めるにあたり作業療法士の新たな職域となると確信を持つことができたからです。




~作業療法士として就職して…~


自動車学校に入職するにあたり、振り返ると
私の中では「作業療法士として入社する」という考えが強かったと思います。

入社から約8カ月経過しましたが、
最初に求められたのは、「指導員資格者証を取得する」ということでした。
それ以外に、採用部門であったりとこれまで経験してこなかったものばかりでした。

“作業療法士”として何かを求められる

のではなく

“作業療法士”の資格も有しているスタッフ


という立ち位置にいると感じたところです。


前回投稿した内容と重複する部分があると思いますが、
自動車学校、ひいては民間企業で働くためのスキルを身につけたうえで
作業療法士として何ができる?
というところが、現在の位置であると考えています。


今日までの約8カ月間で、

・疾病に罹患された方の自動車運転評価に対する医療福祉連携
・改造車を用いた自動車運転練習および評価の流れ
・発達障がいを有する教習生への対応や、関りへ方の相談を受ける

といった事は行ってきました。
これまでの活動から、私が作業療法士として活動する場所を自分で見つける必要がある事を学びました。

民間企業では、
“作業療法は何ができるのか?”
という部分からスタートになることが多いと思います。

作業療法士の資格を持つ者がどのようなことができるのか?
という事を自社内で発信する必要があることを痛感することになりました。




~民間企業で専門性を活かすには?~


民間企業で専門性を活かすとなると、そもそも企業に求められている事や
企業が必要とする人材であることが求められると思います。

そこがスタートライン。

そこから、作業療法士を有する社員がどのような事ができるのか?という事を見出し発信する事で専門性を活かすフィールドとなると感じています。



本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。

また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。

それでは、良い一日を。

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