[偏った美大生へ]世間に放り出された時に知っておいた方がよさそうな社会常識を１つずつ綴って行きます。

noteのみなさま、はじめまして。すずです。

まずは自己紹介から

４年前、超ラッキーなことに大手教育系出版社の編集として採用されました。

早速どやなことを言うのですが

その会社には、自分と同じような大学出身の人間は、いませんでした。

　（美大出身の社員は、400人中役員１人と私だけ）

だから会社ではある意味、「唯一無二の存在として活躍できるんじゃないか？」と淡い期待を胸に入社しました。

大学時代はいろんな作品をつくって、人に見せて、ちょっとした仕事も請け負って。

他の人にはない経験をしてきたと思っていたし、ものづくりなんて得意分野！と意気揚々としておりました。

しかし今考えると、言動は生意気そのもの……。

たとえば表紙を決めるとき、働き方に疑問が出たとき、企画提案するとき。

　「このタイトル、もうちょっと上げた方が読みやすくないですか？」
　「こうしたほうが絶対いいです！　なんでしないんですか？」
　「こういう商品つくりたいです！」

……ああ、過去の自分にこう言ってあげたい。

　「それ、個人の『感覚』？　論理的に説明してください。」
　「また『思いつき』でなんか言ってる……」　 　
    「『つくりたい』は、ただの『わがまま』。それ売れるの？」

……つまり自分は、

自分の「つくりたい」だけを意識していて、
お金をもらう仕事というものが何なのか、よくわかっていませんでした。

人に意見を言って説得させるだけの説明力も、知識も無かったんですよねえ。

そうなってくると

　そもそも「編集の仕事」って何？
　っていうか「会社」ってなんだ？

というところからはじまりさらに

　自分は何も利益を出していないのに、「何で給料もらえる」の？
　月１で「買付結果」とかお知らせがある「株価」って何？

等々の疑問がでてくるわけです。

……それ就職活動前に調べるやつ！！！

恐ろしいことにこの３年間、何もわからずに、もやもやだけして過ごしていました……。

入社４年目にして、「社会常識」なるものを、少しずつ身につけてきている所存です。

このマガジンの目的〜そんな基礎の基礎をまとめていこう！

ということで、これから私は、同じような、就職したい美大生がいたら知っておくと強いだろうと思う、世の中の一般常識といえそうなものをお伝えしていきたいです。

「絵を描くことしか興味なかった人が、世の中に放り出されたときに知っておいたらよさそうな社会常識」

といった感じでしょうか。

就職をせず、自分でビジネスをする場合も、知っておいて損は無い内容にしたいと思っています。

題して

って感じかな。（むかつくどや感…）

就職活動前までに知っておきたいけど、若いうちなら大丈夫！ということで、意味もなくひとまず25歳までってしておきました。（いつだって今がみんな1番若い！）

「株式会社」とは何か。
「売れる」「儲ける」とは？
「投資」って何、
「税金」って何……？

とか。あとは
「お酒」のこととか
（日本酒と焼酎の違い？）、
「生活の知恵」とか……。
（やっぱりご飯で栄養とるの大事？　Tシャツが黄ばんだとき何すればいいか？　とか）

私も今から勉強して（笑）

ねこでもわかる程度でやさしく綴っていけたらと思います。

以後よろしくお願いします。