【⚽️大学サッカー分析】【パリ五輪】高体連卒の有望株を青田買いだ!!
先日、
ここのところ大学サッカーが完全にキテいる件についてつらつらと述べさせていただいたわけですけども、
そのキーワードは「即戦力」でありました。
素早く・確実にチーム力を上げたい場合、効きに効く大卒品質は今や日本サッカー界の常識。
また特別指定選手にするために内定を出すことがルール付けられてから下級生での内定選手が増えてきております。
しかし、一級品の選手というのはやはりユース縛りという実態が大きくモノを言っています。
つまりU-18まで所属していた出身クラブに戻っていく、Uターン内定。
例えばジュビロ磐田が良い選手を獲得したい場合、それが広島ユースとか柏ユースとかの出身選手だとしたら、争奪戦になった場合はかなり分が悪いわけです。
そりゃ育ったクラブに行きたいですから、当然です。
しかし!
その様な”しがらみ”のない選手たちも当然おりまして・・・それこそが今回手掛けるテーマ。
そう、高体連卒の大学生選手たちと言うわけです!!
てことで今回は、
まだ手垢の付いていない(言い方!)高体連卒、かつパリ世代でもある大学2年生以下を条件に、絶対に注目すべき選手たちをチェックしたいと思います。
「おい!U-15も入れたら手垢はツイてるぞ!」という突っ込みを流しつつ、僕がジュビロ磐田のスカウトだったら絶対に声を掛けたい選手たち。
それでは早速行ってみましょう!!!
■藤井海和(フジイカイト) 流経大2年(MF/DF)
流経大柏高 →流経大
部員が250名いるという流経大。
そんなマンモス私立において1年生からレギュラーとして試合に出ているのは藤井選手だけ。
1年生からレギュラーと言えば実は流経大柏高時代も同じで、キャプテンだった二つ上の関川選手(鹿島)と共に全国制覇したときも決勝戦のピッチにいたんですよね。
まさに流経のプリンス。
当然プロからも声が掛かっており、高3時に名古屋の練習に参加していたようですがコ口ナの影響もあってか大学へ進学。
なかなか難しい判断だったと思うのですが・・・進学という選択も間違っていなかったようですね。大学入学してレギュラーを獲得し、さっそくリーグ制覇に貢献しています。
そんな藤井選手の魅力は何と言っても、ボランチから最終ラインまでこなせるポリバレント性。
ここのところJリーグでは体格よりも足元のあるCBが流行りで、例えば札幌の田中駿汰選手、鹿島の三竿選手などもともと中盤でありながら最終ラインでも活躍できる選手が増えているように思います。
つまり藤井選手とは、
上手くて勝ち癖があり、後ろならどこでも出来る選手。
もうどのチームも欲しくてしょうがないんじゃないでしょうか。
はい。ジュビロ磐田は欲しいです!!!
U23の代表では本田監督(カンボジアU23)との対戦でゴラッソをぶち込んでますね(2:10ぐらい)。やはり持っている男。
■熊取谷一星(クマトリヤイッセイ) 明治大2年(MF)
浜松開誠館高 →明治大
先日、101回目の高校サッカー選手権の静岡を制した浜松開誠館。
4年前の2018年以来2回目の全国になりますが、その2018年に1年生ながら10番を付けていたのが熊取谷選手。
2年生、3年生と、全国とは縁がありませんでしたが、超強豪・明治大に進学。こちらも1年生からトップチームの試合に出ており抜群の存在感を発揮しています。
164cmと小柄ですが、ダイナモ級の運動量と得点センスのあるOMF。
そしてそして浜松出身の明治大と言えばジュビロ磐田の大先輩・山田大記と全く同じ系譜。
冒頭で私は、高体連の選手には余計なしがらみがないと述べましたが・・・ジュビロが獲らないで誰が獲るんですか!!(肯定的しがらみ😎)
大学2年生になってU-19の日本代表常連にもなりつつある熊取谷選手。
松木玖生選手(F東)、中野伸哉選手(鳥栖)らバリバリのJリーガーに混ざっても全く引けを取らない存在感を発揮しています。
そしてこれは拓殖戦でのゴール。
小柄ながらドンピシャで豪快ヘッドをぶち込んでいます!!
ちなみに、
ピピくん(レアル)選出で話題になったスペイン遠征にもしっかり選ばれてますね。まさに世界を期待できる男に進化中です!
■安斎颯馬(アンザイソウマ) 早稲田大2年(MF/DF)
青森山田高 →早稲田大
安斎選手といえば一躍有名になったのが青森山田時代の99回冬の選手権。決勝で外してしまったPKを記憶している方もたくさんいるのではないでしょうか。
対峙した山梨学院GK熊倉選手がFC東京U-15時代の同級生ということで大きな話題となりました。
話題になるのは良いのですがご本人はかなり落ち込んだ様で・・ブログの中でその心境を語っておりましたね。
しかし!
名門・早稲田ア式で完全復活を遂げて1年生時からレギュラーとして試合に出続けています。やはり実力はホンモノ!!
上に(MF/DF)と記したのですが、最近ではDF登録で試合に出てるんですよね。豊富すぎる運動量を買われてサイドバックに転向しているのかもしれませんが・・・個人的には安斎選手の得点能力を最大限に活かす「前」でプレーして欲しい!!
そう思うのです。
話題になったこともあり、他の選手に比べてFC東京色が強いのですが・・・別に違う色のユニフォーム着ても良いんじゃないでしょうか!例えばサックスブルーとか。
早稲田で構築した植村ー安斎ラインをサックスブルーで是非!!
■関根大輝(セキネヒロキ) 拓殖大2年(DF)
静岡学園高 →拓殖大
県民にはお馴染み。99回大会時の静岡学園キャプテン。
187cmのサイドバック(大学でサイドに転向!)で、静学仕込みの足元とドリブルがある万能型選手。こちらも拓殖大でレギュラーに定着しており、もちろん世代別日本代表にも選出されています。
もう、どのチームだって欲しいでしょう(汗)。
静学出身と言えばこれまで向島さん=フロンターレの独占状態でしたが、最近ではそんなこともなくなってきましたね。
例えばこの写真。
4月に行われたU-19日本代表vs大学選抜のスペシャルマッチ。
この時 古川選手と対峙したのが、1学年上の関根選手でした。
そんでこれ。
そう。
2人は先輩後輩の間柄で、しかも古川選手の最も尊敬する先輩が関根選手。
古川選手がゴール後に良くやっていた「S」ポーズのSとは、SEKINEの「S」だったのです!!
もう決まりじゃん。
古川くんはプロになって金髪となり大人の階段を駆け上がっていますが・・・やっぱりお兄ちゃん役として(人が良くて堅実そうな)関根選手もジュビロに来てもらわねば。
そう思いませんか!!
■最後に
今回は、「高体連卒」「大学2年生」という縛りの中で絶対に注目しておくべき即戦力候補を挙げてみました。
いずれも大学サッカーの中では有名人ばかりで、すでにどこかのプロチームに練習参加しているかもしれませんね。
「高体連」で括ったのは、どのチームにも行く可能性があるからですが、「大学2年生」で括ったのは他でもありません。彼らがパリ五輪候補に成り得る年齢だからです。
大学生で五輪代表というのはここのところあまり例が無いので、東京五輪の時は上田綺世選手が法政大学を中退して鹿島に入るなどしていました。
そう考えると上記4名はあと2年待たずにプロ入り、という可能性も十分ありそうです。
また、
近年の大学サッカーのレベルの高さを考えると大学生で五輪代表というのも十分あり得ると思うので、在学したままパリへ、という選手も出てくるかもしれません。
いずれにせよ、
本日挙げさせていただいた4選手は、絶対に注目しておくべき大型銘柄であることは間違いありません!!
(ジュビロ磐田のスカウトさん宜しく頼みます(笑))
最後の最後に、
おまけですけど妄想を貼っておきます。
ロマンだねぇ~。
※妄想に付き入団、内定外の選手も含まれます!
加藤隼登(常葉大)
近藤壱成(法政大)
杉本光希(立正大)
山村琉偉(名古屋学院大)
伊藤猛志(ジュビロ磐田U-18)
亀谷暁哉(ジュビロ磐田U-18)
伊藤稜介(ジュビロ磐田U-18)
松田和輝(ジュビロ磐田U-18)
李キョンス(ジュビロ磐田U-18)
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
師岡選手、速水選手がいなくたってロマン!!
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