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【日記】「ママのことどのくらい知ってる?テスト」でまさかの展開

5月6日。日曜日。

連休最終日は朝起きたときから窓の外がどんより曇り空。

今日は特に外出予定はないのだけど、連休中に次男の自転車の練習を微妙にはじめて好調に進んでいたので、せっかくなら感覚を忘れないうちにもう一度軽く練習に行けるといいね、という話が出ていた。午後は雨予報になっていたので、午前中にサッと行ってこようか、と夫が次男に声をかけてくれて二人とも身支度をしていたのだけど、いざ出かけようというところで結局ポツポツ雨が降ってきてしまって、自転車の練習は延期になった。

午前中はみんなで家でゆっくりした後、お昼ご飯をどうしようかという話になり、一日に一度は外出をしたがる長男を連れて夫が近所の揚げ物屋さんにお昼を買いに行ってくれることになった。次男はもともと家が好きで、ましてや外は雨が降っているので、私と留守番するほうを選んだ。

夫と長男は途中スーパーにも寄ったらしく、30分ほどして帰ってきた。二人が買ってきてくれたヒレカツやら唐揚げやらをご飯に乗せて丼にしたお昼ご飯。長男はこのお店の豚汁も好きなのでプラスで食べる。揚げ物だらけで栄養バランスが…という感じだけど、夜にバランスをとるとしよう。子どもたちは揚げ物祭りを喜んで食べていた。私も小さなヒレカツ丼を作って食べたのだけど、久々に食べたら美味しかった。

午後は面白いことがあった。夫と長男が立ち寄ったスーパーから面白いものを持って帰ってきたのだ。母の日のイベントの一つとして「ママのことどのくらい知ってる?」という、テスト用紙仕様になっているプリント!

お馴染みの「学校のテスト」仕様が面白い!


ママに関する質問がいくつか書かれているプリントで、その企画自体も面白いのだけど、その用紙がまた、まさにあの誰でも見たことがあるであろう小学校のテストの様式そっくりなのが面白い!お昼ご飯を食べ終わるやいなや、子どもたちがそのテスト用紙に盛り上がり、早速ペンを持ってきて解答しはじめた。

ところが、いざ取り組んでみると、子どもたちにはなかなか答えられない質問が多かったようだ。一番最初の「ママの誕生日は?」という質問は長男が覚えてくれていて書きこんでいたけれど、確かにあとの質問はなかなか子どもたちに教える機会もなかったようなことが多かった。

例えば、私の小さい頃好きだったアニメやおやつ、小さい頃の夢、この世で一番怖いこと(もの)、ママが今度の夏に行きたいところ、などなど。というか私自身も突然聞かれると、つい「どうだったっけなぁ?」と考えてしまって、とっさに答えられない質問もあったりした。

そんな複雑な問題を前にして、子どもたちは「えーわかんないよー!」と最初は半分笑いながら騒いでいたのだけど、あまりにも答えられない状況にモヤモヤしたのか、しまいには次男のほうが若干べそをかきはじめてしまった。「えー!こんなことで泣かなくていいよー!」「いやーこの問題は難しいよね!わからなくて当たり前だよ!」と慌ててなだめたりフォローする私と夫。いやマジでこんな、本物の学校のテストでもないもので泣かなくていいから〜!(汗)

でも真面目な次男の性格を思うと、ちょっと気持ちもわかる気がする。私が自分で言うのもなんだけれど、次男はママ大好きっ子なので、まずは単純にママに関する問題が全然わからなかったことに、悲しいとか悔しいと感じたかのかもしない。さらには、もはや内容に関係なく、目の前に(一応)テストがあるのに、それがまったく解けないという事態に、こう、焦燥感というか、どうしようもなさに泣きたくなる、みたいな感覚もあったのかもしれない(自分も学生時代とかに、本物の学校の学年テストとかであまりにわからない問題ばかりだと途方に暮れて泣きそうになる感じ、体験したことがある)。

とにかく、そうして最初は面白いと思っていた「母の日テスト」が我が家に予想外なカオスを巻き起こしつつあったそのとき、絶妙なフォローに入ってくれたのは夫だった。「よし!これはパパも加わって、みんなで解かないとな!これはママのために男三人でやらないと!」とかなんとか言って、主に夫メインで改めてテストを解く姿勢に入っていった。とはいえ、正直夫だって私の小さい頃のことなんて、そんなわかるのだろうか…とあまり期待していなかったのだけど、なんだかんだで男三人で盛り上がっていて次男の機嫌も直ってきたようなので、お昼ご飯の片付けをしながら少し遠くから見守った。

テストには解答を終えたら「ママに採点してもらおう」と記載があり、その後私の元に解答されたテストがやってきた。どんな答えが書いてあるのだろうといざ見てみると…絶妙な解答に興奮してしまった!主に夫による解答だと思うのだけど、どの答えも、しっかり当てているものもあれば、正直私自身でもいざとなるとなんと答えるか迷うような質問も、夫が書いてくれた解答は「確かに(言われてみれば)そうだわ!」と私自身納得できるものばかりだったのだ。

面白かったので、具体的にいくつか書き出してみる。

●ママが小さい頃好きだったアニメ:セーラームーン
●ママが小さい頃好きだったおやつ:ハリボー(海外のグミ)
●ママの小さい頃の夢:魔法使い
●ママがこの世で一番怖いことは?:排水溝の掃除

まず小さい頃好きだったアニメは「セーラームーン」。確かにこれは夫と実際に話したことがある。そして実際に私は幼少期セーラームーンにどハマりしていたので、大正解。

そしておやつに関しては、「グミ」ではなく「ハリボー」と書いているところに、夫のセンスというか、私のことよくわかってるなー!ということを感じた。確かに私は幼少期グミが好きだったのだけど、その中でも小学生の頃に一時カナダに住んでいた影響で、海外のハリボーグミに大ハマりして、さらには日本に帰ってきてからはカナダで食べていたお気に入りのグミが売っていなくて悲しかった、というエピソードまで話していた経緯がある。そこから「ハリボー」という単語を出してくるのが素晴らしいぞ!となった。

小さい頃の夢に関しても、絶妙なこと書いてるー!と感心した。この質問の答え方としては、例えば真面目に「将来お花屋さんになりたい」とか、職業の意味で答えるパターンもあると思うのだけど、ここであえて「魔法使い」と書いてくるところが、夫いいねー!となった。私は本当に小さい頃からファンタジーアニメやファンタジー小説が大好きで、まさに小さい頃は本当に魔法使いになれるならなりたかったし、とにかく幼少期から私がそういうものが好きだったということを把握しているからこその解答に、夫さすが、と思った。

そして最後の、ママがこの世で一番怖いことの「排水溝の掃除」は読んだ瞬間に大爆笑してしまった。この質問もいろんな答え方があると思うのだけど、この、真実であり、こういう場面での解答としてはちょっと笑いを誘う感じの解答の仕方に、またしても夫のセンスを感じてニンマリした。

いや、実際に私は排水溝の掃除が家事の中で何よりも嫌で、というかもうこれに関しては、本当に生理的に無理なのだ。なので、私がそれだけは本当にしんどくて無理、と伝えた後、今はキッチン、洗面所、お風呂と排水溝の掃除は夫が担ってくれている事実がある。そういうところがいい感じにネタになっている解答というのが私にツボった。

夫の解答のセンスと、実際に私のことをよくわかってくれていることに、私が「ウケる!」「え、なんでわかったの!?」といちいち盛り上がり、それを見て子どもたちも盛り上がり、結果的に、どの解答も私の中では納得できたのでテストはすべて丸にして、「母の日テスト」は満点を持って終了したのだった。次男が泣き出しそうになったときはどうしようかと思ったけれど、結果的に家族で盛り上がり、私の中で夫の株が爆上がりする結末となった。

夕飯後、夫が夜の散歩がてら駅前の薬局に買い物に行ったのだけど、私へのおみやげにと昨日に引き続き再びハーゲンダッツの期間限定味「レモンクリームパフェ」を買ってきてくれた。前日にも私がお願いして買ってきてくれて、いざ食べた私がすごく気に入って「美味しいー!ありがとうー!」を連発していたのを見て、何も言っていないのにまた買ってきてくれたらしい。

なんだか、お昼のテストといい、夜のアイスといい、夫の愛をいっぱい受けとってる日ではないか。とってもいい日!


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