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こどもの方がお金の使い方が上手なんじゃないの?

ボクには小学一年生の娘がいます。

カミさんに
「子供に1万円預けて1ヶ月やりくりさせたらどうだろう」って言ったら

「それは危険!使い方知らないんだから…」

と怒られました。

う~ん。

ボクはこの時いつもこう思うのであります。

「子供も大人も一緒やん」って。

子供に対しては「使い方」って表現するのに
自分の時は「使い方」って表現しないんです。

大人は自分のお金が無くなった時は
「もっと欲しい」とか「全然足りない」と言って
「使い方」には見向きもしていません。

しかし子供の「使い方」には口うるさく言う。

はぁ?

これって矛盾してますよね。
大人も「使い方」を見直せばいいじゃない…
なんてボクは思うわけであります。

これは決してカミさんの悪口を言っているのではなく
ボクが見ている限りではほとんどの大人に言えることです。
大人はいつしかお金に対して
「使い方」という概念に対して希薄になっていくのです。

大人になるにつれ「お金」に接する時間が長くなることで
お金の使い方を知ったような気になる。

それはお金を使う回数が増えただけで
良いお金の使い方を知ったとは限りません。

ボクはこのnoteで一貫して書いていますが
お金は儲け方より「使い方の方が大事」です。


今の日本の財政で例えてみましょう。

日本国はざっくりですが1000兆円の借金があって
毎年1200兆円使っています。

これが正しい使い方なのかは小学生でもわかりますよね。

えーそんなバカなって思いますけど
これが現実に起こっているんです。

こんなことをしてたらいつまでたっても赤字なのは誰でもわかります。

政治家はバカだなぁ…
と思われた方も
じつはこれと同じことを一般家庭でもしているケースが多いです。

ちょっとたとえ話をしますね。

ある寒い冬の日の夜
凍えそうな寒さです。
あなたが今、手にしているのは1万円札だけとします。

あなたは
寒さをしのぐために何をしますか?

①暖かいものを食べる
②服を買いに行く
③暖房器具を買いに行く

さてどうするでしょうか?

どの選択肢でも間違いではありません。

しかし有効なお金の使い方をするには
情報が足りません。

その情報とは…


一体この寒さが
「いつまで続くか」という事です。


ちょっとなら①でも十分です。
でも長期的に続くなら③ですね。

というように
お金の使い方というのは「目的」があって初めて効果を持ちます。

使う事によって得られる豊かさのために使うのがお金です。

目的もなくお金を使うから無くなるのであって
目的を持てばそれは豊かさに変わり得るのです。

何も考えず
寒いからあったかいものを食べる。
寒いから服を買う。

これは一時しのぎの選択で
一時の満足感は得られますが
これを永遠に続けられる選択ではないことは誰にでも理解できるはずです。

大金を持っていても「何のために」使うのか、貯めるのか
時間と照らし合わせて考えなければ
いつか失いますし場合によっては人格すら崩壊してしまいます。

これなんかいい例だと思います。
いくら稼いだって「使い方」を知らなければずっと「足りない、足りない」って言い続けることになる典型例です。


お金によって性格が変わると
良くいわれますが、お金は使うものであって
お金に翻弄されるものではありません。

自分が子供に「お金の使い方」を教えようとする時と同じ感覚を、
自分自身に今一度聞いてみるものいいかも知れません。

ちなみに今の日本は

④1万円札を燃やして暖を取る

というどうしようもない選択をしているように思えます。


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