切っても切れない！メンズストリップとセクシャリティのお話

あろはろは！
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆

そうそう！
いままでこの記事を読んできて、

メンズストリッパーのセクシャリティってどうなの？

って気になった人もいるんじゃないでしょうか？

結論から言えば、

ゲイ(&バイ)の男性とノンケ(ストレート)の男性は半々ずついます。

正確にはノンケのほうがちょっと少ないかな。うちでは。

わたくし朱雀はゲイの受けですが、
SかMかで言ったらSのほうがちょっと強めかもしれない…。（笑）

まぁM要素もないことはないのですが、一言加えるだけでややこしくなってめんどくさいのでいつもはSって言ってます。

ちなみにきっかけとかよく聞かれるんですが、
ナチュラルボーンなのできっかけも何もないです。
気付いたらなってたよ。

メンズストリップには2種類ある、
というか客層には2種類あると思っていて、

「私がパフォーマーとのえちえちな幻想体験をしたい」というタイプと
「パフォーマーが踊っているところをただ観ていたい」というタイプに分かれています(個人の見解です)。

喋って説明すると楽なんだけど、なんとなく分かってもらえるかな？

いわば、

"夢女子(男子)"タイプと"腐女子(男子)"タイプ、

アイドルガチ恋オタクとアーティストの崇拝的追っかけ、

恋人になりたい人と植木鉢になりたい人

みたいな。

前者のショーの場合、お客様に色恋仕草を振りまくような踊りになりますし、
感情の矢印はお客様の方へ向ける形ですね。

後者はお客様はどっか好きなとこでみてて、という感じで、矢印は自分自身や他のキャスト、はたまた会場全体だったりします。

そうなってくると、ゲイのダンサーは後者寄り、ノンケのダンサーは前者寄りになるわけですね。(個人の感情抜きにして、見せ方として)

まぁ、カムアウトしてるかどうかとか、客層が同性か異性かとか条件要素はたくさんあるので一概には言えませんが…

イベント自体のスタンスによっても変わってくると思います。

「ウチはお客様を煽情して、ムラムラと疑似恋愛を錯覚させてやるぜ！」ってところもあれば、

「男の子のキャストが踊ったり絡んだりするのを見せてあげる！まぁ、その辺で眺めててよ。」ってところもある。

自分が主催してるイベントは完全後者なんですけどね。

前者のイベント(かつ女性向け)だとゲイはやりずらいだろうし、後者のイベントだとノンケがやりずらいだろうから、アウェイな環境で頑張っているダンサーさんは、日々ご苦労様ですという尊敬の気持ちです。

さらにゲイのキャストが多いイベントに関して言えば、
ポジションも重要になってきます。

いわゆる「リアルBLショー」を標榜しているうちとしては、
誰が攻めで誰が受けなのか、というのはショーのストーリー上非常に重要になってくるんですね。

BL(Boys Love)の世界の事情って、皆さんご存知でらっしゃいます？

自分もまだまだ勉強中のひよっこですが、

A君とB君がいたとして、
A(攻)×B(受)はOKで、B(攻)×A(受)の絡みはわたし的にNGです！見たくありません！(いわゆる"地雷")みたいなのがよくある話なんです。

やっぱり高身長で筋肉質な男前が攻めであってほしいよねー！

という意見や

なよなよっとした細身の男の子が鬼畜攻めだったら最高じゃない！？

という意見、

普段はクールなエリート眼鏡が夜はバリバリの受けとかめちゃくちゃシコいじゃないですかー！

なんて意見も、

かなり千差万別にあるんですよね。

でも、つまりそれって、どのカップリングに対しても需要も地雷も存在しているということ。

キャスト(中の人)のキャラから考えて多少の調整はしつつも、できるだけバリエーション豊富なカップリングを提供しているつもりです♡

なんだか話が逸れに逸れてナイル川みたいになっちゃったけど

とどのつまり、メンズストリップダンサーにはゲイもノンケもいるってことです。(強制終了)

でも、ここらへんは本当にデリケートな話題だから、公言してる人以外にはズケズケ聞いちゃいけないよ！

気になるのは人間ですから仕方ないことだと思いますが、
「あの人、どっちなんだろう…？」そんな謎を残したままショーの世界に酔いしれてみるのも、奥ゆかしくて悪くないと思いますヨッ。

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