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地域おこし協力隊を新卒で採用。市や先輩達の関わり方は?そしてその責務は?

須坂市地域おこし協力隊のーすです。
将来的に少しライターの仕事がしたくて、書くことをまた意識しはじめたのーすです。
読書とブログはインプット&アウトプットなんですよね。
だから、このNoteは大切にしていきたいと思う。

脱線しました。

今日は「地域おこし協力隊」の「新卒採用」の責務は
「市×先輩×本人」の3者にある!と考えていることについて書いてみます。


人生を大きく揺るがす「新人時代」の教育

前職の新人時代、私は会社から多くのことを学びました。
言葉遣いや上座・下座等の対人的な常識、電話やメール応対、トラブル時の対応など大切なことを多く学ばせて頂きました。良い上司だったのでしょう(早朝の机拭きなどブラックなこともありましたが)

生きていくなかでの「気付き」を与えてくれたり、周りが協力してくれたことに感謝を伝えることの大切さ。つまりは今まで出来なかったことを出来るようにしてくれる「自信」を与えてくれました。

新入社員は覚える事ややることが多く、そこまで1人では気が回りません。そう、新人にはその機会が与えられるものなんです。
「育ててもらえる」特権があります。

会社は将来のために新人を先行投資して育てる。
最初は売れない、使えない、気が利かない・・・それでも、育てる。
新人を取る民間企業って凄い。
起業して初めてそんな感情になりました。

新人教育は何のためにやるのか。

民間企業での新人教育には、その理由はいくつかあります。
まずは会社を未来永劫発展させるため。
そして次に本人のため。それも本人の気が使ないことへのアシスト的な育て方。

教育側はどうか。
教育側が得られるものは
①インプットをアウトプットに変え学べる事
②教育することで自分のブレーンを増やし、将来的に一緒に働く戦力を増やす
③自分の成長が期待できる(人として)
のようなものがあると思います。

では、地域おこし協力隊では同じような考えは可能か?

地域おこし協力隊の関係で後輩指導はメリットが少ない!?

これを地域おこし協力隊に置き換えた場合、大きく3つの
①民間企業のように役職や明確な上下関係があるわけではないので、指導するのは当人同士の同意が必要か
②民間組織と違い3年しか無い仕組みなので、指導した側にメリットが享受できる可能性が少ない
③自分も3年後に仕事を失う可能性が高いので、人のことを気にしていられない
新人教育は最も負荷が大きく、教える側としてもメリットが少ない。だからこそ民間企業にも「新人教育担当」が付くし、役職を与えて給料を上げるなどそれなりの対策をしているのです。
協力隊にこれは難しいですね。
じゃあ誰が育てるのか?

育てるべきは「市×現役協力隊」協力隊同士でも将来的な人的資本形成を実践するメリットがある

正直に言うと、人生をかけて見知らぬ地でトライする協力隊なのだから「採用側」はもっと責任を持つべきだと思う。新卒として入ってきて当の本人に全てを任せるのは良いが「定住」が目的であるならば、そこで生きていく力をつけるためのフォローアップはすべきではないか。

私はその生きていく力こそが社会人時代に培った新人教育だったと考えています。

もちろん市や採用側だけでなく先輩協力隊も出来ることは沢山ある。
協力隊のOBとしても国や市から採用されている立場として
その新卒採用者が地域に定住するように働きかけていかなければならないと思う。

最初はフリーミッションが故に、教えるのが大変かなと思いましたが、むしろフリーミッションで教育していく方がそのままダイレクトに起業に繋がる知識を教えられるので、メリットが大きいと考えます。

先輩側も将来起業して会社を作るのであればいつか「後輩」「部下」などの人的資本形成が待っています。
私はそれを協力隊のうちに実践することで人的資本の「活かし方」「ノウハウ伝授」「動かし方」などを学ぶことが出来ると考えています。

新卒社会人に求められるもの

こちらも大切な要素。
教育を受ける素直な気持ちと、先輩の良いところを吸収したいという気持ち。双方にこのような気持ちがなければ新人教育など成立しない。

そして、どんな時間だって「学び」であるということを忘れないで欲しい。
でも、へりくだる必要はなく「若い力にしか出来ないこと」を常に探求してほしいのです。「年齢」こそが新卒社会人が絶対に誰でも勝てることだから。それはパワーやスピード、柔らかい考えなどなど・・・若いだけで沢山の特権があると考えます(懐かしいあの頃www)

まとめ

よって協力隊の新卒採用には以下の3点が重要と考えます。

①新卒採用した「市」の積極的なサポート・ケア
②協力隊同士のフォロー。教える側は絶対に手足のように使わないこと。
③教育を受ける気持ち、成長したい気持ち、若い力にしかできない情熱を無くさない事

これを話合わずして採用、ゴールは起業・・・というのはあまりにも虫が良すぎると思います。そんなに簡単じゃないぜ、人生。
それを新卒採用された側の一人の責任にせず、みんなが意見を出し合って真剣に考える「しっかり見てあげる」ことができれば、その地域としても成長していくのではないでしょうか。

だから先輩や市はちゃんと「見ている」ことを伝え、伴走してあげねばならないと感じているのです。

うーーーん、何だか書きたいことがうまくまとめられませんでしたが
今日はここまで!!!

のーす

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