【親子祖父母登山記#4】京都トレイル一周記録と7年前との変化
今週の毎週登山。大文字山を目指して京都トレイルを一周してきました。
蹴上インクラインを上まで登って、用水路を通って登山口へ。
息子の興奮ポイントは2つ。
廃線を通りながら「ガタンゴトン◯◯ちゃん列車に乗ってくださ〜い」と後ろを歩くように指示される大人たち(笑)
2つ目は、用水路の水。流れが早くて、息子は葉っぱのお船を作って流して大興奮。
私は7年前に一度京都トレイルを一周したことがあったのですが、変わり果てた登山道に少しびっくりしました。
木が根っこから薙ぎ倒されて、道が塞がれている箇所が何箇所もありました。
7年の間にあった台風や豪雨の被害を受けたことを想像します。
7年前は頂上の開けた場所にベンチがあってそこから京都を一望できたのですが、そのルートは危険のため閉鎖されていました。
記憶の中ではあの風景が広がっていたのでなんだかショックでした。
頂上には、他のルートで行けるように案内があったので、案内に従ってひたすら歩きました。
いつまで進んでも頂上らしきものがなくて、完全に森の中に迷い込みました。
風が吹くたびに木々がしなって、音を鳴らし、ずっと木を見続けていると木が倒れてきそうな感覚にもなります。
生い茂るような森というよりか、少し寂しげな儚い森を連想させ、私の頭の中では「ノルウェーの森」の舞台のイメージそのものでした。
映画の「ノルウェーの森」のロケ地となった場所へは訪れたことがありますが、小説を読んだ時に私の頭の中でイメージした場所はここの方が近いものがあります。
私が7年前に訪れた大文字山の記憶とはかけ離れていて、朽ち果てた木を見て「月日の流れ」や「自然災害」、「地球温暖化」などを実感したのでした。
たった7年で変わってしまうことがたくさんあって、いい変化も悪い変化も受け止めながら進んでいかないといけないんだよなあと考えたり。
自分自身も7年前は新入社員。
そこから結婚して子どもが生まれてこうして新しい家族とみんなでまた同じ山へきて、自然の変化を目の当たりにしました。
子どもが大きくなるに連れて、また色々なことが変化していくだろう。
今までいい意味での変化を実感してきたけれど、"変化"という言葉に今一度向き合わされたような経験となりました。
次世代のためにできること、大切に受け継ぎたいものについても考えていきたい、そんなふうに考えた登山となりました。
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