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生きやすくなるためのヒント「分人思考」

人の悩みの9割は人間関係と言われていますよね。

そんな悩みから解放されて、生きやすくなるヒントとなる「分人思考」についての考え方をまとめておきたいと思います。

「分人思考」は、平野啓一郎さんの『私とは何か 「個人」から「分人」へ』という著書の中で出てくる言葉なのですが、この考え方で人生が楽になったり、人間関係の悩みが軽減したり、うまく気持ちを切り替えられるのではないかと感じます。

同じ私であっても職場にいる時の自分、家族と過ごしている時の自分、友人といる時の自分、SNSの自分はそれぞれ違いますよね。

社会的役割の中で、この時の自分は好きだけど、この時の自分は嫌いと感じることもあるかもしれません。

また、何かがうまくいっていないと感じると全部がうまくいっていないように感じてしまうものですが、分人を認識できると1つの分人はうまくいっていないけれど、他の分人はうまくいっていないわけではないということも分かるでしょう。

私は、実際に産休から復職した直後に子育てと仕事の両立がうまくいかなかった時、同時に副業を始めました。

理由は、在宅ワークできる仕事ができるようになったら、子どもとの時間を大切にできると考えたから。

結果的には、まだ会社員を辞められてはいませんが、分人が増えたことによって、精神的に救われた部分があったのです。

須山ゆずという分人ができたことで、認められたり、活躍できる場を見つけることができました。

どれも私で、ひとつではないし、ひとつにする必要もないと思えるとすごく気持ちが楽になる。

素の自分でいられると感じる時って1番その時の自分が好きな自分なのではないかと感じます。

好きな自分でいられる人間関係を考えて人付き合いを整理したり、反対に嫌いな自分だったとしてもこの場所ではこの自分でいるのがうまくやり過ごすために必要なことだと思えたりするのです。

本当の自分はそうじゃないと思いながら過ごすよりも、それぞれの場所に合わせた「分人」を設定しておく方が自然な自分でいられるのはないでしょうか。

分人がたくさんいることで、色んな自分の一面を発見できたり、使い分けられるようになりそう。

色んな「分人」を引っくるめて、私として受容できるようになりたいと感じるのでした。

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