見出し画像

4歳息子とトイ・ストーリーを観て、世界観を共有した話

昨日は、あまりの暑さにどこにも行く気になれず、家で映画を観ることにしました。

4歳息子も楽しめる映画は、やっぱりピクサーじゃない?と夫と話し合い。

なんでも、ピクサーは、どの作品も子どもの集中力が保てる1時間45分というラインを超えないことをポリシーに、映画を制作しているのだとか。

テーマは、命のないものに、魂を吹き込むという、あえて自分たちに制限を設けて作品づくりをしているらしいと夫から聞いて、コンテンツづくりの裏側を聞いたようで、ますますピクサーに親の私が興味津々。

おもちゃが大好きな息子には、やっぱり「トイ・ストーリー」ということで、家族みんなでスマホも一切触らず、集中して1時間21分鑑賞しました。

映画は、楽しいけれど、やっぱりその後に映画について話し合うのが好きなんですよね。

だから、私はあまり1人映画に魅力を感じないタイプ。

それぞれの好きな登場人物について話し合うと、各々が持つ世界観を共有できて、とても楽しかったです。

着眼点の違いが、おもしろい

まず、息子に1番好きなキャラクターを聞くと、ウッディと答えました。

理由は、

かっこいいバッチを服につけているから。警察みたいでかっこいい!
かいちゃんは、警察になりたいもん。泥棒を捕まえたり、人を助けることもできて、みんな喜ぶから。

息子の持ち物、服装にこだわりが強い理由が分かった気がしました。

そういえば、最近、習い始めた空手は、道着が着たいからでした。

そして、人に喜んでもらいたいという思いが強い。

保育園の帰り道、人が通れるようにドアをずっと開けて待っていて、「ありがとう」と言われると満足そうな顔をしています。

一方の夫の好きなキャラクターは、スリンキー。

「え?そこ?」とツッコミたくなるのを抑えて、理由を聞いてみました。

優しくていい子やん。それに、いかにもアメリカのおもちゃって感じがいい。

確かに、ウッディのことが好きで、シドの家の窓から助けを求めていたシーン、スリンキーが1番悲しそうな顔をしていたのを思い出しました。

夫は、普段からよく人を見ていて、いいところにもよく気がつきます。

日本にないおもちゃという希少性に魅力を感じるのも、いつも人がしないことをしたいという価値観が表れていると感じます。

そして、私。

昔から1番好きなのがリトルグリーンメンです。

目が3つあって、可愛いフォルムは、あんなに出番が少ないのに、幼い頃の私に強烈なインパクトを与えました。

一目惚れに近い。

運命に逆らわず、流れに身を任せている姿勢も好きなんですよね。

きっと、焦ったり不安になったりせず、「これはこれで運命だったんだよどうにかなるさ」とどんと構えたいという表れだったのかもしれません。

どんな芸術に触れたり、コンテンツを観るときも、その人のフィルターを通すことで、見え方や着眼点が違う。

人っておもしろいと改めて感じた土曜の昼下がりでした。

この記事が参加している募集

#休日のすごし方

54,619件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?